秋はさんまもいいけど脂ののった「かつお」もね。ハワイ飯「かつおのポキ」でおいしさ倍増【魚屋三代目】

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秋とくればさんまもいいけど、かつおもウマい! 秋のかつおは「戻り鰹」なんていって、脂のりも最高。今回はそのかつおを「ポキ」にしてみました。ポキ(ポケ)とはハワイの料理。日本でいう「漬け」と同じ料理、マグロで作ればアヒ・ポキ、今回のかつおの場合はアク・ポキというみたい。酒の肴によし、ご飯によし、お刺身やタタキに飽きたらぜひ、ポキにしてみてくださいね。

 

魚屋三代目の「かつおのポキ」

【材料】2人前

  • 刺身用かつおのさく(または刺身) 2人前
  • 塩 少々
  • かいわれ菜、オニオンスライス お好みで
  • 炒りごま、大葉の千切り、万能ネギ(小口切り) お好みで

(A)

  • ポン酢(市販品) 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1/2
  • ごま油、しょうがみじん切り 小さじ1
  • すりおろしにんにく(チューブなど) 少々

 

作り方

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1. (A)の材料をよく混ぜてタレを作ります。

 

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2. かつおを小さめのひと口大に切り、塩を少々ふっておきます。水気が出たらキッチンペーパーで軽くおさえます。

※こうして軽く「塩締め」して余分な水分やクセを出し、身を引き締めうま味も強くします。

 

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3. タレにかつおを入れ、5分以上味をなじませます。

 

4. 器にオニオンスライスを敷き、3のかつお、かいわれ菜、大葉を添えて炒りごま、ネギをふります。

 

ご飯にのせればかつおのポキ丼! ポキボウル!

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切って漬けるだけ、超簡単なポキ。甘辛、ちょい酸っぱのタレがかつおのうま味をじわ~っと引きだしてくれます。オニオンスライスのシャキシャキ感もアクセントに。海藻サラダやアボカド、うずらの卵をトッピングしても最高です。お好みでマヨネーズをかけてもおいしいですし、ポキのタレに輪切り赤唐辛子や、刻んだ生の青唐辛子を加えると、辛いもの好きにはたまらない1品になります。

 

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そして、このポキをタレごとご飯にのっければポキ丼、ポキボウル! 大盛りご飯もモリモリ食べられちゃいますよ。タレは市販のポン酢で簡単に作れるので、試してみてくださいね。

 

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。

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企画協力:フーディストノート

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