モバイルオーダーとは?メリット・注意点と考慮すべきポイントを解説

掲載日 : 2025.10.30(2026.2.26 更新)
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近年、モバイルオーダーは飲食店を中心に取り入れられ、普及が急速に進んでいます。モバイルオーダーは、お客さまの利便性を向上させるだけでなく、店舗の業務効率化にも大きく貢献します。

しかし、モバイルオーダーを効果的に活用するためには、提供される利便性とコストのバランスを考慮しつつ、店舗のニーズに過不足なく応えるシステムを選定することが重要です。

本記事では、モバイルオーダーの基礎知識、導入のメリット・注意点、さらに導入時に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。お客さま満足度の向上、売上の増加、そしてスタッフの業務負担軽減を目指す方は、ぜひご覧ください。

モバイルオーダーとは?

モバイルオーダーとは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを使い、飲食店をはじめとしたさまざまな店で注文を行うためのシステムです。

お客さまは、専用アプリやWebサイトで商品・サービスを選択し注文できます。その場で決済まで完了できるシステムもあります。

モバイルオーダーにはさまざまな種類があるため、導入にあたっては、店舗の規模や業態に適したシステムを選ぶことが求められます。

モバイルオーダーが急速に普及した背景

モバイルオーダーが急速に普及した背景には、下記のような要因があります。

  • 人手不足
  • 感染防止策

それぞれの要因を詳しく解説します。

人手不足

モバイルオーダーの普及には、人手不足が大きく関係しています。近年の日本では少子高齢化や働き方改革の影響により、人手不足が深刻化しています。

そのような中でも、モバイルオーダーを活用すれば、注文処理の効率化やスタッフの業務負担の軽減が可能となり、人手不足の影響を最小限に抑えられます。

モバイルオーダーは現代の店舗運営において、人手不足という課題に対応するための有力な解決策として広まりました。

感染防止策

新型コロナウイルスの影響により、モバイルオーダーは急速に普及しました。感染防止策として人と人との接触を最小限に抑えるために、多くの店舗がシステムを導入しました。

また、店内の混雑を避け、お客さまの滞在時間を短縮することが求められたのも、モバイルオーダーが広く受け入れられた要因です。

同時に、新型コロナウイルスの影響でリモートワークやオンライン学習が急速に普及し、人々がデジタルツールを利用する機会が増えました。

お客さまのデジタルリテラシーが向上したことで、モバイルオーダーの導入や利用もスムーズに進んだと考えられます。

モバイルオーダーの種類

モバイルオーダーの種類は下記のとおりです。

  • 店内タイプ
  • 店外タイプ

それぞれの種類を詳しく解説します。

店内タイプ

「店内タイプ」のモバイルオーダーは、店内での飲食を行う際に利用されるシステムです。お客さまは自分のスマートフォンを使用して注文します。

自分のスマートフォンを使用する場合は、テーブルに設置されたQRコードを読み取り、リンク先にアクセスするだけで注文を行えます。

多くの店内タイプのモバイルオーダーシステムはレジと連携しており、注文内容が自動的にレジに反映されます。また、キャッシュレス決済を利用できるシステムなら、対面でレジ対応を行なわなくても決済が可能です。

利便性が高く、店舗の業務効率化にも貢献しており、店内タイプのモバイルオーダーは近年特に注目されています。

店外タイプ

「モバイルオーダーの「店外タイプ」は、お客さまがスマートフォンやタブレットを使用して事前に注文し、店舗で商品を受け取る仕組みです。店内飲食、テイクアウト、さらにデリバリーに対応している場合もあります。

お客さまはアプリやWebサイトを利用してメニューを確認し、商品を選択して注文を完了させます。指定した時間に店舗で受け取れるだけでなく、注文時にキャッシュレス決済を済ませることで、店舗での支払い手続きを省略できます。

モバイルオーダーの導入に適した店舗の特徴

モバイルオーダーの導入に適した店舗には、下記のような特徴があります。

店舗の特徴 モバイルオーダーの導入により実現すること
注文回数が多い店舗 食べ放題・飲み放題を提供している場合など、注文が多くてもミスや漏れなく対応できる
インバウンド客が多い店舗 外国語対応のシステムを活用することで言語の壁を越えたサービスを提供できる
スタッフが少ない店舗 注文や会計の負担を軽減できる
メニュー変更が多い店舗 紙のメニュー更新作業を省けるため、期間限定メニューなどの反映が容易になる

業態や客層を問わず、注文をお客さまが行うことで店側に余裕が生まれます。そのため、モバイルオーダー導入は「接客に力を入れたい」と考える店舗でも、検討する価値があるでしょう。

モバイルオーダーを導入するメリット

モバイルオーダーを導入する手順

モバイルオーダーを導入するメリットは、店舗側とお客さま側の両方にあります。それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

店舗側のメリット

モバイルオーダーを導入すると、店舗には下記のようなメリットがあります。

  • 注文業務やレジ業務の削減につながる
  • 人件費の削減や人手不足の解消につながる
  • 注文ミスを防げる
  • 混雑時に効率的に対応できる
  • お客さまの注文履歴や購買傾向を簡単に分析できる

注文業務やレジ業務が削減できれば、スタッフはおすすめ商品の紹介や、必要に応じて先回りした接客もできます。モバイルオーダーシステムを活用することで、少ないスタッフでもスムーズな運営が可能となるでしょう。

また、注文ミスがなくなり、混雑時でもスムーズに対応できれば、お客さまのストレスが軽減されます。さらに、お客さまの注文データは、効果的なプロモーションや商品改善に役立てられるでしょう。

お客さま側のメリット

モバイルオーダーを導入することで、お客さまは下記のようなメリットを享受できます。

  • 待ち時間が減る
  • メニュー選びがしやすい
  • キャッシュレス決済でスムーズに支払いができる

モバイルオーダーにより、お客さまは快適に外食やショッピングを楽しめます。特にスタッフが来るのを待つ時間の短縮は、忙しい現代社会では重要なメリットです。

また、紙ベースのメニュー表に比べて、モバイルオーダーのメニュー画面にはより多くの情報が含ませられる場合が多いです。お客さまは、具体的なイメージを持ってメニュー選びができるでしょう。

店員を待たせることなく、お客さまが自分のペースでメニューを選びができる点や、キャッシュレス決済により、レジで対面会計をせずに効率的に支払いを完了できる点も、お客さま満足度を大きく向上させる要素です。

モバイルオーダーを導入する注意点

モバイルオーダーには、店舗側、お客さま側の双方に注意点もあります。それぞれの注意点にも注目してください。

店舗側の注意点

モバイルオーダーを導入するにあたって、店舗は下記のような注意点があります。

  • コストがかかる
  • スタッフへの教育が必要となる
  • 操作がわからないお客さまに対応する必要がある

モバイルオーダーの導入・運用にはコストが発生します。また、スタッフへの教育が不可欠であり、システムの操作方法を十分に理解させる必要もあります。

さらに、一部のお客さまにとってはシステムの操作が難しい場合があり、そのサポート対応が求められることもあるでしょう。

ただし、お客さま自身での操作が難しい場合には、スタッフがハンディで注文をとることも可能です。このように、柔軟に対応することで解決できる場合もあります。

お客さま側の注意点

モバイルオーダーを導入すると、お客さまには下記のような注意点が生じます。

  • 一部の方法では現金が使えないことがある
  • デバイスの操作に慣れていないお客さまにとっては不便

現金決済に対応していない場合、現金派のお客さまにとっては利用しづらい環境となるでしょう。また、デバイスの操作に不慣れなお客さまには、システムが難しく感じられ、不便になることも考えられます。

ただし、お客さま自身でオーダーすることが難しい場合はスタッフが注文を受けるなど、臨機応変に対応することでこうした懸念は払拭できます。

モバイルオーダーの導入事例

続いて、実際にモバイルオーダー『Airレジ オーダー』の店内版を導入した店舗からの声を紹介します。

■スタッフの負担軽減

“導入後、スタッフからは移動が減って体力的な負担が軽減されたという声が多かったです。以前は席種が3種類あることで動き回ることが多かったのですが、今は店内での業務に集中できるようになりました。”

HAGI CAFE様

■顧客単価の向上

“お酒を飲まれる方はすぐにおかわりが欲しいので、「少々お待ちください」で待たせてしまっていたもどかしさがなくなったと思います。顧客単価に関しても、以前と比べて1,000円程度上がった実感があります。”

TEJI TOKYO (テジトウキョウ)様

■外国人スタッフとのコミュニケーション円滑化

“お客さま向けは日本語ですが、厨房向けには中国語で表示することができるので、(外国人スタッフとも)コミュニケーションミスがなくなり、すごく良かったです。また、注文業務が減ったことでスタッフも心の余裕を持って接客できるようになりました。”

上海小籠包厨房 阿杏様

このように、『Airレジ オーダー』を導入した店舗からは、多くのポジティブな意見が寄せられています。

モバイルオーダー導入の際に考慮すべきポイント

モバイルオーダー導入の際に考慮すべきポイントは下記のとおりです。

  • 導入コストと見合っているか考慮する
  • 操作が簡単なシステムを選ぶ
  • サポート体制の充実度を確認する

それぞれのポイントを詳しく解説します。

導入コストと見合っているか考慮する

モバイルオーダーを導入する際には、コストが店舗にとって見合ったものか慎重に考える必要があります。

導入や運用にかかる費用の目安は下記のとおりです。

費用 金額の目安
初期費用 0~3万円程度
月額費用 1,000~10万円程度
機器代金(POSレジ・タブレットなど) 10万~数10万円
メニュー変更が多い店舗 紙のメニュー更新作業を省けるため、
期間限定メニューなどの反映が容易になる

オンライン決済を使う場合は、決済手数料が別途発生する可能性があります。

導入することで、コストを上回る売上の向上や人件費の削減、業務効率化といった効果が期待できるなら、導入を前向きに検討すべきでしょう。

また、費用を安く抑えることばかりに意識を向けすぎると、必要なサービスや機能を十分に活用できず、結果的に期待する効果が得られない可能性があります。自店舗のニーズやお客さまの層に最も適した選択を行うことが、成功への鍵となるでしょう。

なお、『Airレジ オーダー』のモバイルオーダー 店内版は、iPadやiPhoneなどの機器代が無料になる特典、月額費用が12カ月無料になるおトクな特典を用意しており、最大約100万円分が無償で導入できます※。
機器代金、月額費用が理由で導入を迷っているという場合は、モバイルオーダーをはじめられるチャンスなので、ぜひ詳細をご確認ください。

※2026年1月現在

操作が簡単なシステムを選ぶ

モバイルオーダーを導入する際には、なるべく操作が簡単なシステムを選びましょう。店舗側だけでなく、お客さまが使いやすいシステムであるかを確認することがポイントです。

スマートフォンやタブレットの扱いに慣れていないお客さまの立場に立って考えることで、幅広い層の利用者に受け入れられるシステムを選べます。

特に、アプリのダウンロードや会員登録といった、手間のかかる工程が少ないものを選ぶのがポイントです。

サポート体制の充実度を確認する

モバイルオーダーを導入する際には、サポート体制の充実度を確認することが重要です。運用過程で問題が生じる場面は、ほぼ確実にあるといってもよいでしょう。

安心して運用するためには、使用方法がわからないときや、トラブルが発生したときに、すぐに対応してもらえる体制を整えることが必要です。必要なときに即座に問い合わせができるように準備しておきましょう。

費用が安いプランはサポート体制が手薄である傾向があります。価格だけで判断するのではなく、必要なサポートが網羅されたプランを選ぶことが大切です。

モバイルオーダーを導入する手順

モバイルオーダーを導入する手順は下記のとおりです。

モバイルオーダーを導入する手順

まずは、導入するシステムの特徴や機能を十分に理解するために、資料を取り寄せて内容を確認したり、サービス担当者に導入の相談をしたりしましょう。次に、プランが用意されている場合は、店舗のニーズや予算に応じたものを選び、担当者と相談のうえ契約を進めます。

そのあと、システムに提供するメニューを登録し、お客さまが注文しやすい環境を整えます。最後に、QRコードの作成やオーダー方法の説明など、お客さま向けの情報を準備してください。

モバイルオーダーなら『Airレジ オーダー』

モバイルオーダーを導入する手順は下記のとおりです。

『Airレジ オーダー』には、モバイルオーダー 店内版、ハンディ、モバイルオーダー 店外版があり、店舗のニーズに応じてプランを選べます。

特におすすめしたいのは、モバイルオーダー 店内版です。導入によってホール1人分の業務を削減できた場合、月当たりの人件費が約24万円削減できるという計算結果が出ています※1

また、同じく『Airレジ オーダー』のモバイルオーダー 店内版の利用によって、注文数が増え、客単価は約110%まで増加するという実績もあります※2

『Airレジ オーダー』で受けた注文の管理方法は、iPadで管理する調理・配膳アプリ「キッチンモニター」の使用、あるいは紙伝票で管理する「キッチンプリンター」の使用から、お店のオペレーションに合わせて選べます。

『Airレジ オーダー』は、導入前から導入後まで丁寧にサポートします。モバイルオーダーの利用をお考えの場合は、お気軽にお問い合わせください。

※1 モバイルオーダー利用でホールスタッフ1人分の業務削減できた場合 ※1 時給1,121円×8.5時間×26日勤務で算出 ※1 時給:令和7年度地域別最低賃金の全国加重平均値参考 ※1 営業時間・日数:厚生労働省調査データ 飲食店の平均値参考 ※2 当社指定の条件(*1)を満たした飲食店を対象に、Airレジオーダー モバイルオーダー店内版(MO店内)の利用開始「前」の一定期間(*2)におけるAirレジオーダー ハンディ(ハンディ)伝票と、利用開始「後」の同期間(*2)におけるMO店内伝票の平均単価および平均注文点数の変化率を比較(当社調べ)。 (*1)集計対象店舗:2021年3月~2025年9月の期間中にMO店内利用を開始し、17:00-翌朝10:59の時間帯に利用がある店舗。かつ、MO店内利用開始前の比較期間にハンディ伝票が160件以上、MO店内利用開始後の比較期間にMO店内伝票が160件以上ある店舗。 (*2)比較期間:MO店内利用開始日を基点とした前後365日間。

店舗に合ったモバイルオーダーを導入して業務の効率化を進めよう

モバイルオーダーは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを活用して注文を行うシステムです。

店舗にとっては業務効率化や注文ミスの減少、そしてお客さま満足度の向上が期待でき、お客さまにとっては待ち時間が短縮され、スムーズに注文できるメリットがあります。

一方で、導入にコストがかかる点や、デジタル機器になじみのないお客さまへの配慮が必要な点も考慮する必要があります。

『Airレジ オーダー』のようなシステムを導入すれば、お客さまのニーズに応じて、システム注文とスタッフ注文の使い分けが可能です。さらに、操作が簡単なため、スマホでの注文に抵抗がある方でも比較的利用しやすいでしょう。

また、『Airレジ オーダー』では、導入サポートから初期設定電話でのサポートや専門スタッフによる直接対応まで、充実したサポート体制を提供しているプランもあります。

店舗スタッフがデジタル機器に詳しくない場合でも、問題なく導入できるでしょう。『Airレジ オーダー』の詳細を、ぜひご確認ください。