麺や　ひだまりおすすめレポート

おすすめレポートについて

Ｋｏｕさん

40代前半/男性・投稿日：2013/12/01

ランチ | 来店シーン：一人で

江戸っ子は見えないところに気を配る

2013/11/24(日)。
この日の「駅からハイキング」(JR東日本のウォーキングイベント）は西日暮里。
いわゆる「谷根千」を巡るコースでした。
コースの最後は、谷中銀座商店街から、よみせ通り商栄会を通ってスタート・ゴール駅の西日暮里に向かいます。
そのよみせ通りの中腹くらいにありました。「麺やひだまり」さん。
まだ、駅まで1km近くあるんじゃないかなぁ？なロケーション。
1度ゴールして、また戻るか、いっそ今食っちゃうか。（別にタイム競ってるわけじゃないし）
しばし迷って、やっぱりゴール後にゆっくり食べようと。
駅からは徒歩10分強。ちょっとありますね。

13時前に到着です。店内はほぼ満席。ラスト１～２席で座れました。
普段であれば、つけ麺推しの店でも、塩推しの店でも、メニューに醤油ラーメンがあれば、それを頼むのですが、
この日に限って本能（勘？）がボクに訴えます。「塩にしとけ」と（笑）
店内はカウンターを中心に小さいテーブル席が1つ。
清潔感ある、入りやすいお店だと思います。

そんな本能に従って、今回は「おすすめ」POPが付いている「味玉和塩らぁ麺」(780円)をオーダーします。
前客の分の調理が終わってからの調理だったので、提供まで10分弱。
小さいトレイに乗って出ていました。

透明感がある塩スープは、いかにも塩ラーメンでございっ！っていうビジュアル。
これ、美味しいヤツじゃん^^

そのスープは鶏が中心なんですが、いわゆる「鶏そば」のような単調さ（をボクは感じます）は魚介でカバーされています。
オフィシャルホームページ見ると、厳選された煮干、鰹節、昆布を使ってるんだって。
ただ、どれかが突出しているわけじゃなく、鶏を中心に実にバランスが良く感じました。

麺は、昨今流行のごっつい腰を利かせたタイプじゃなくって、ふわっとした食感です。
茹で過ぎて腰なくなっちゃったーとか、そういうんじゃなくって、多分この塩スープに合う麺として使っているのでしょう。

チャーシューは食べると軽くスモーキーな香り。
厨房に七輪が置いてあったので、軽く炙ったのかな？（見ていなかった）
メニューにも、炙りチャーシューどうのってのがあったので、こちらのチャーシューは基本的に炙るのかな。
ロースの部分だと思うけど、肉らしい食感がちゃんとあって、それでいてジューシーで美味しかった。
若干甘めの調味なのかな？でも醤油も主張しておらず（使っていない？）、塩スープの邪魔をしない美味しいチャーシューでした。
メンマは細切りタイプ。だけどコリコリした食感もちゃんとあって、
チャーシューと同じように、醤油を感じさせない、でも物足りなくない美味しいメンマです。
もしかして、チャーシューとメンマは、塩スープのカエシをベースに調味しているのでしょうか？

味玉はオーダー毎に麺をゆでるお湯で温めてくれます。
こういう細かいオペレーションが、満足度を上げてくれるのだと思います。
レアな火の通し方で、ご他聞に漏れずあっさり目の味付けです。
全ては塩スープの味を壊さないためだと思います。

薬味は少量の白髪葱と、三つ葉。唐辛子の千切りとゆず。

他店と明確に差別化できる要素は無いと思うのですが、全体的なレベルがかなり高くって満足です。
フツーに美味しいラーメン。
御茶ノ水の某有名店が掲げている、「普通のラーメンの最高峰」はもはや普通じゃなかった（美味しいんだけど）。
こちらはまさに普通のラーメンとしてかなり美味しいラーメンだと思います。

onc