井筒屋ご当地グルメガイドの口コミ（17）

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50代/男性

来店日：2025/08/02

私は「新幹線も飛行場も無い県が故郷」です。うなぎは関西派で「関」という宿場町が西のうなぎの境目と思っています。あの脂がしたたり落ちる音がたまりません。東のうなぎで、香りの誘惑に負けず本格的に「うまい」の三文字で唸らせたのは、この店が初めてです。小淵沢駅の前の階段を降りて（えっ！この道で合っているのという感じ）降りた横には「凛」と佇む店構え。なんとなく一見さんはこちらからお入り下さいという雰囲気。しかしながら、どなたでもどうぞと包まれる間隔。履物置き場も決められているような上品さ。席は中程のテーブル。椅子の手摺りに品の良さが伺えます。初めて訪れた店です。初心者はお品書きの一番上から注文するのが無難と思っている私は、熟成竹めし（税込）6,050円を予約済。品位を試されているお店は予約した方が無難です。ホームページから予約出来ます。店は確かに夕食時ですが、テーブルは全て埋まっています。なんとなくご常連様の席は決まっている感じ。こういうお店でご常連様と従業員が品のいい会話が聞こえてくる感じが私は好きです。「品のいい会話って、お金の話と土地の話をしなければいいだけで、あとはゴルフの反省会は次の場所に取っておいて！」というだけだと考えているのですが、「政治家がスナックで物事決めてしまうのが問題」になっているのと同じで、そういう事を土足で踏みにじって入ってくる方もいるので迷惑千万と思う時があるのですが、この店の入口はそういう人を入れさせない力が働いている感じがします。扉が少し空いているので、気持ちのいい空気が空間を浄化させてくれます。またさらに「うなぎ屋さん独特の団扇で扇いで匂いで呼び込む」っていう雰囲気が全くありません。お酒は●賢です。私にとっては高級なお酒です。竹筒の中に入って出されました。うなぎ屋さん独特の匂いで充満していない店内は、お酒のほのかな香りも伝わって来ます。その後は竹の器に包まれた「品位漂ううなぎが五感に轟きます。一口目は言葉が出ず二口目に「美味しい」という言葉が、男ですが微笑みながら自然と発せられます。食事の限られたひとときを楽しむとはこういう事なのかなと、回りの皆様とも溶け込む空間が居心地が良くて本当の贅沢が出来ました。次は星空列車乗車です。

井筒屋

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