紅虎餃子房 イオン成田店 おすすめレポート(6)
hassyさん
男性・投稿日:2008/03/04
紅い虎に『K.O』された日
何年か前にジャッキーチェンの『酔拳』という映画を見て感動しました。映画の中でジャッキー扮する主人公が空腹のあまり町の『酒家』に無一文で入り品書きのほとんどを食べまくり、会計の時に金が無い事がバレて店員にタタキ出されるという悲劇の様な喜劇でもありますユーモア満載のアクション映画でございました。
この舞台となる『酒家』を彷彿とさせる店を発見してしまいまいした。
その日、私は東に行きたい【go to east☆】な気分であった事もあり車を成田に向かって走らせていました。
着いた先は成田のとある大きなショッピングセンター
どこにでもあるようなショッピングセンターでありましたが店内を散策している時、私の目に驚くべき光景が飛び込んで参りました。
『あの酔拳の、あのジャッキーの、あのタタキ出された店だ・・・・』
お店の名前は『紅虎餃子房』と赤く燃えるような重厚な看板で記されておりました。
私は感動のあまり気付いたら紅虎餃子房のテーブル席に座っておりました。
お店の雰囲気はまさに酔拳の中の『酒家』でした。
しかしいつジャッキーをタタキ出した店員さんが出てくるかと思いドキドキしておりましたが、出てこられたのは愛想の良い日本人の店員さんでした。(少し安心)
メニューを見てさらに驚いてしました。古ぼけた紙のメニューに漢字ONLYのお品書き。
なんだか良く分かりませんでしたが雰囲気と空気を読み『鶏肉』と書いてあるものと『海鮮』と書いてあるものを注文いたしました。
待つ事数分
出てきたのは透き通るようなくらいに綺麗な白菜とカシューナッツと鶏肉の料理でした。
早速、口に運びますと、芳ばしい鶏肉の風味と白菜のシャキシャキとした食感、それにカシューナッツの『カリッ』とする歯ごたえが口のなかで見事に融和し今まで味わった事のないような『贅沢な食感』です。
その後、運ばれて参りましたのは『海鮮おこげ』でございました。
テレビでは良くお目にかかりますが自分の目で見たのは初めてでございます。
熱々のおこげに魚介たっぷりのあんかけをかけますと『ジュワーッ』っとたまらない音が耳を刺激し、その後嗅覚にその香りが攻撃をしてきます。
口に運ぶと『熱々』 『カリッ!』 『トローリ』とあっという間に【K,O】寸前でございます。
贅沢であり至高の時間を過ごしておりました私の脳裏にあるシーンが映りました。
私は自分の懐を探しました
『確かジャッキーはこの場面でお金が無くてタタキ出された・・・・』
財布ッ!!財布!!お金!!財布!!・・・
あった~(≧∇≦)
良かったです。映画のように無一文で店員さんにタタキ出されたらどうしようと一瞬、緊張してしまいましたが・・・。なんとかジャッキーの悲劇は免れたようです。
しかしながら中華を食してこれほど感動、感涙、熱い気持ちになったことはございません。
紅い虎の料理と雰囲気にノックアウトされた午後でした。
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