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トレンド・コラム

2018年の新飲食トレンド「ピット飲食」

2017.12.12

軽い飲食で、役割と役割の間に気持ちを切り替える人が増加!

「ピット飲食」の概要
一人ひとりが担う役割が増加・多様化しているなか、仕事と家庭、主務と副業など、次の役割に向かう合い間に、気持ちの切り替えを行うニーズが強まっている。平日夜の早い時間帯にモードチェンジを行う上で、①ひとり利用しやすい、②ゆったり過ごせる、③(電源など)設備の充実、④生活導線に近い場所、などの条件を満たす「ピット飲食」に適した飲食店も登場してきている。

「ピット飲食」の背景
①役割の増加:直近1年以内で新たに始めた活動/役割があると答えた人は17.8%。人口減少や女性の社会進出などで一人ひとりの役割が徐々に増加し、特にここ1年で顕著に。また平日の就業後に頭を切り替える時間が必要と感じていると答えた人は84.0%。役割をチェンジする合い間で、頭の切り替えが必要になっている。
②働き方改革による余剰時間の活用:「働き方改革」の影響で、仕事の終了時間が早まっていると答えた人は27.7%。平日夜に以前より仕事が早く終わることで、役割増加が加速し、かつ隙間時間が生まれることで軽い飲食を行う余裕ができている。

稲垣 昌宏

稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員