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刺激的な辛み“シビレ系”ブーム到来!? 好きな辛い料理No.1は「麻婆豆腐」

2018.08.01

猛暑が続く中、暑さを吹き飛ばす激辛グルメ。
ただし激辛グルメと言ってもメニューは様々、また“辛み”についても定番の唐辛子やガーリックに加え、山椒・花椒なども話題になることが増えてきた中で、性年代ごとに人気があるメニューや“辛み”はどれかを調査しました。

激辛グルメ、刺激的な辛み“シビレ系”ブーム到来!?
好きな辛い料理No.1は「麻婆豆腐」

「辛い料理が好きか」と聞いたところ、「好き(25.8%)」「どちらかといえば好き(42.3%)」と回答した人の合計は68.1%で、さらに男女ともに20代と55歳以上で人気が高いことがわかりました。また、「好きな辛い料理」をたずねたところ、カレーを抑えてNo.1になったのは「麻婆豆腐」。辛い料理としての知名度が高いこともあり、多くの性年代で1位を獲得し、人気の強さが如実に表れました。

■好きな辛い料理ランキングトップ10■好きな辛みランキング

【アンケート概要】
■調査方法 :インターネットによる調査
■調査時期 :2018年7月6日(金)~2018年7月7日(土)
■調査対象 :全国に住む20~59歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,032件

“シビレ系”「山椒、花椒」は半数が支持

辛い料理が好きな人(「好き」「どちらかといえば好き」)に好きな辛みを聞いたところ、1位は「唐辛子(72.4%)」で、多くの性年代で1位を獲得しました。一方、「麻婆豆腐」で使われる花椒を含む「山椒、花椒」を選んだ人は51.4%で、特に30代前半の男性と50代前半の女性から“シビレ系”の人気が高い結果となっています。また、この1年で2割弱の人が「山椒・花椒を食べる機会が増えた」と答えています。「麻婆豆腐」人気で専門店も登場する中、「花椒」自体の知名度も上がってきていると考えられます。

食のプロが語る!「花椒」の“シビレ”を求める「マー活」とは?

今、唐辛子とは一味違った辛さが魅力の「シビレる」味覚に注目が集まっています。その代表が山椒、花椒です。山椒の方は、日本料理の鰻を中心に、上品な風味として使われてきた調味料ですが、昨今、四川の調味料である花椒を豪快に使った激辛料理が人気急上昇中です。四川では「マー」と呼ばれている花椒。このシビレ系の刺激を求めて、花椒の入った料理を食べ歩く「マー活」ブームが到来しています。引き続き、辛党をうならせるメニューが続々と登場しそうな2018年。唐辛子に代表される“ピリカラ系”と山椒・花椒の“シビレ系”の激辛対決も楽しみです。猛暑が続く昨今、またストレスの多い現代社会において、刺激を求める激辛グルメブームは更に加速すると予測します。

「マー活」ができる店舗


「マー活」ができる店舗(1)

「逸品麻婆豆腐」(800円)は4種類の香辛料を使い、一口食べれば口中に旨味が広がり後から辛さが!「汁無坦々麺」(800円)などの単品から、麻婆豆腐や坦々麺を含む食べ放題・飲み放題プランまで。


 


「マー活」ができる店舗(2)

六本木にある本格四川料理の専門店。看板メニューは「師直伝 麻婆豆腐」(1,600円)。ほかにも「むき海老のチリソース」(2480円~)、「師直伝 パクチーサラダ」(1,300円)など。中華料理の王道が入った贅沢なコースは4,500円~。


 


「マー活」ができる店舗(3)

辛さの調節できる「石焼麻婆豆腐」(880円)、「海老チリ」(980円)など大人から子どもまで幅広い年代が楽しめるメニューが豊富。こだわりの激安ランチは「麻婆豆腐ラーメン×ミニ丼」(550円)で、ライス・麺大盛りが無料(9月下旬まで)とお得。


 


「マー活」ができる店舗(4)

中華料理激戦区の横浜中華街においても珍しい、麻婆豆腐専門店。人気No.1の「陳麻婆豆腐」(1280円)は、たかが麻婆豆腐、されど麻婆豆腐、極めればここまで旨くなる。爽快な衝撃!熱烈な刺激!至高の香味!ほかにも、人気No.2メニューの「四川坦々麺」(850円)、「牛肉の四川風煮込み」(1380円)、四川麻婆豆腐や北京ダックが入って3000円のコースも。


有木真理

有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長