トレンド・コラム
肉料理派?魚料理派?20代女性の約9割が肉料理派!
2018.11.01
20代女性の約9割が肉料理派
「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で、全国1,032人の男女に肉料理派か魚料理派かを尋ねたところ、全体的に肉料理派が大多数の中、特に20代女性では89.9%の人が肉料理派と回答しました。20代女性が肉料理に求めることの1位は「ボリューム」、2位は「スタミナ」と、肉に“ガッツリ感”を求める肉食女子の実態が明らかになりました。
肉の専門店市場は年々拡大
「ホットペッパーグルメ外食総研」が毎月実施している「外食市場調査(東名阪夕食)」では、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店の市場規模」が年々伸びています。特に2017年は肉系業態の伸びが非常に大きかったと言えます。2017年から2018年にかけての低糖質ブームで、「肉なら食べてOK」という風潮が広がったことや、一人焼肉専門店や食べ放題焼肉店、熟成肉専門店など多様なスタイルの店が登場したことが、肉系外食市場の盛り上がりにつながったと考えられます。
食のプロが語る!注目はサーフ&ターフ
肉ブームはとどまるところを知りません。一人焼肉や熟成肉、農家指定のブランド牛の人気はもちろんのこと、日本酒とのペアリングを楽しめたり、高級肉食べ放題のお店も増えていたりと、肉を楽しむスタイルは進化を続けています。また、“糖質量を制限するダイエット”も注目され、お肉でお腹を満たす男女も増加しています。
中でも外食総研が、注目しているのは肉と魚介を一緒に楽しめるサーフ&ターフ。まだ専門店は少ないですが、和牛の上にウニを載せた和のメニューなども注目を浴びたり、お鮨屋さんと焼肉屋さんが合同でポップアップイベントを実施するなど、これからさらに進化を続けそうなスタイルです。
日本酒とのペアリング、高級肉食べ放題、サーフ&ターフ
肉料理のトレンドが楽しめるお店
10月にグランドオープンした、こだわりの肉と厳選された日本酒の店。全ての肉料理に国産黒毛和牛「京の肉」を使用。京都府内で生産・肥育された肉だけを使っている。肉尽くしのコースのほか、和牛なめろう、ローストビーフ濃厚漬け卵黄添えや京都のおばんざいなども楽しめる
A5ランク黒毛和牛が食べ放題。男性6,200円、女性5,200円(いずれも税抜き)で希少部位も含めて極上肉を堪能できる。キメが細かくきれいなサシが入った和牛を炭火であぶり、日本全国および海外から厳選した天然塩や自家製秘伝タレで食べる
鹿児島発祥と言われる“炊き肉”の店。鹿児島県産黒牛A5ランクの肉と野菜をリング状に盛り、真ん中に秘伝のたれをかけて炊き上げる。A5ランク和牛とイクラを合わせた「にくら」、ウニと黒毛和牛の軍艦「うにく」など、和のサーフ&ターフが楽しめる。
アメリカ農務省・USDAで格付け最高位のプライム・グレード・ドライエイジング・トマホークステーキなど、肉を思う存分楽しめるメニューがたくさん。店の人気料理が選べるプリフィクスランチでは、ステーキとシーフードといった洋のサーフ&ターフが味わえる。
有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長