トレンド・コラム
ビアガーデン、ピークは7月!いまや飲食からアクティビティーへ
2019.05.30
ビアガーデンに求めていること第1位は「開放感」
2019年はキャンプ感覚の“エアガーデン”がブーム
今回、「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した調査によると、ビアガーデンを選ぶときに重視する要素の第1位は「開放感」。3位の「非日常感」や6位の「キャンプのようなアウトドア感」と合わせると、屋内での飲食とは異なる要素が求められていることが分かります。なお『ホットペッパーグルメ』で「ビアガーデン」が検索された件数のピークは7月。続いて6月が多く、夏前の需要が多いことが分かります。
■月別「ビアガーデン」検索件数
■ビアガーデンを選ぶときに重視する要素トップ10
【アンケート概要】
■調査方法 :インターネットによる調査
■調査時期 :2019年5月7日(火)~2019年5月8日(水)
■調査対象 :全国に住む20歳~59歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,032件
※「ビアガーデン」は屋外で飲食ができるスペースを指し、飲食店のテラス席やバーベキューが楽しめるタイプの店舗も含む前提で質問
【2019年ビアガーデン最新事情】
食事からアクティビティーへと進化!
開放感を求め集う“エアガーデン”
昨今、非日常的な時間を過ごせる“自然”に対するニーズが増えています。その理由は3つ。①1990年代の第一次キャンプブームの頃に小学生だった世代が30代前後になっていること ②ストレス社会の中で癒しを求めていること ③自然はSNSでいいね! がもらいやすいコンテンツであること。一方でキャンプや自然を求めての遠出は時間的にも金銭的にもハードルが高い。このニーズに応えるべく、ビアガーデンは進化しています。昨今の業態トレンドにおいてはビアガーデン、テラス飲み、バーベキューの境目がなくなってきており、開放感のある外飲み業態が人気を集めています。それを総称し“エアガーデン”と名付けました。都会で気軽に楽しめる気軽なアクティビティーとして、“エアガーデン”は注目を集めているのです。
開放感が味わえるビアガーデン
■話題のプラントハンターが手掛けた庭園を一望
シロノニワ ビアガーデン【東京都・渋谷区】恵比寿駅直結、アトレ恵比寿西館屋上にオープンした、話題のプラントハンター・西畠 清順氏プロデュースのアトレ空中庭園を望むビアガーデン。広尾の人気シーフードフレンチ「ビストロ シロ.」によるエキゾチックな料理や、タピオカデザート食べ放題の“タピオカバー”も楽しめる。
■東京駅前に緑あふれるスポットが新登場
THE FARM TOKYO【東京都・中央区】東京駅八重洲口の目の前、ヤンマー東京支社ビル跡地に新たに登場した、10月31日(木)までの期間限定のビアテラス&ベーカリーカフェ。昼はベーカリーとカフェ、夜はグリルバーとバーベキューが楽しめる。週末、不定期でさまざまなアーティストによるライブを開催予定。
■緑と星空のビアガーデン
コロニアルガーデン 吉祥寺【東京都・武蔵野市】コピス吉祥寺3階の空中庭園を見ながら、緑と風を感じるビアガーデン。アジアとヨーロッパが融合したコロニアルをコンセプトにした白い壁の一軒家。その空間はアジアンリゾートのよう。特製ローストビーフや産地直送ワインなど、味にも定評がある
■昨年は来場者数10万人突破! 都会のオアシスで飲む
日比谷公園の噴水広場で期間限定のビアガーデン「ヒビヤガーデン」がオープン。自然豊かな日比谷公園の中で食事とビールが楽しめる。第一弾が6月7日(金)~6月16日(日)、第二弾が8月30日(金)~9月8日(日)という日程。ステージではさまざまなパフォーマンスが行われる予定。
有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長