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トレンド・コラム

2019年度鍋トレンドは”生”のスパイスを“具材”として味わう「生スパイス鍋」

2019.09.25

 

スパイスブームが鍋に波及 今年の冬は「生スパイス鍋」

1980年代に始まり、約30年続く激辛ブーム。辛みのバラエティーも増え、激辛レベルも最高潮となった今、激辛のトレンドは本格志向へ。これからは、辛いだけではなくスパイスそのものの香りや食感を楽しむ傾向が強まります。そのトレンドが今年は鍋にも反映されます。2019年度の鍋のトレンドはズバリ「生スパイス鍋」。生スパイスとは乾燥させていないスパイスのこと。今まで“香辛料”としての扱いだった唐辛子やこしょうなどのスパイスが、今冬は“生の具材”として鍋に入ります。「生スパイス鍋」の魅力は香りと味わい。さらに他の具材のおいしさも引き立てます。さまざまな効果・効能を期待して食べる人もいるでしょう。今年の冬はスパイスの魅力を再発見できる「生スパイス鍋」に大注目です。

 

生スパイスで高まる「香り」への期待

「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施したアンケートによると、スパイスの効いた食事の魅力第1位は「香り」。さらに、生スパイスのイメージは「より香りが楽しめそう」がトップで、香りに対する期待が高い結果となりました。

アンケート結果によると、この2~3年でスパイスが身近になったという人が多いことが分かります。女性の方がよりその傾向が見られます。またスパイスの効いた食事の魅力を尋ねたところ、男性は「食欲を刺激する効果」が1位、女性は「新陳代謝を活発にする効果」が1位となり、さらに女性は「美肌・美容効果」(3位)への期待が高いことが分かりました。

アンケート概要

■調査方法 :インターネットによる調査  

■調査時期 :2019年8月19日(月)~2019年8月20日(火)

■調査対象 :全国に住む20歳~59歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)  

■有効回答数:1,032件

注目!生スパイス鍋が食べられるお店

「コラーゲンスープと和スパイスの鶏鍋

隠れ房東京都/新宿・池袋・青山、神奈川県/川崎

収穫したての生こしょうを新鮮なうちに塩水漬けにした「純こしょう」を使用。大山鶏から出る濃厚な出汁(だし)と塩水で締めたもも肉でコラーゲンたっぷり。酸味を調和する生七味と共に食べる。

(10月15日(火)提供開始)


 

「生スパイスと3種の肉山脈! カルデラ炊き肉鍋」

塊 ミートバル東京都/銀座

霜降り和牛、三元豚、ラム肉という三種類の肉を生こしょう&生七味と共に食べ比べできる鍋。生ショウガも入って体が温まる。炊きスープのテールスープで味わった後、特製ダレで“味変”もできる。

(10月1日(火)提供開始)


 

「生スパイス緑 肉肉×29肉盛り~生スパイス仕立て

九州黒太鼓東京都/池袋

看板メニューはローストビーフチーズフォンデュ。2種類のチーズの海に、ローストビーフタワーがそびえ立つ。さらに特製ピリ辛ソースをかけると抜群のおいしさ。飲み放題付きのコースも用意。その他、定番となったチーズタッカルビや、話題のパネチキンなど、チーズ料理好きにはたまらないラインナップ。


 

「牛タンと彩りきのこの生スパイス2色オイルしゃぶしゃぶ」

あくとり代官 鍋之進東京都/渋谷

トマトクリームのソースに浸った鶏肉とパンを、とろとろのチーズにフォンデュして食べるパネチキンは女性に人気。今なら3時間食べ放題で税込2,480円(飲み放題付きは税抜2,980円)。その他、「Wチーズ&トマト鍋食べ放題コース」なども楽しめる。


 

ぷるもち餃子の生スパイス生姜鍋」

やきとり餃子道場 さくら東京都

あつあつでぷりぷりの水餃子に、香り高い実山椒を合わせて楽しむ期間限定の鍋。国産の黄金ショウガたっぷりのスープと旬の舞茸をはじめとする秋冬の味覚が詰まっていて、体の芯から温まる。

(10月10日(木)提供開始)


有木真理

有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長