トレンド・コラム
焼き鳥の「希少部位」が20代~30代に人気 人気ランキング第1位は「ふりそで」
2020.02.20
若い世代は「希少部位」が好き
数年前から続く焼き鳥人気。焼き鳥専門居酒屋なども登場して久しいですが、最新の焼き鳥事情を「ホットペッパーグルメ外食総研」が調査しました。調査では「希少部位」に着目。20代~30代で「希少部位」と聞くと食べたくなる、と答えた人が7割を超えました。さらに、「食べたことがある/食べてみたい焼き鳥の『希少部位』」を聞いたところ、第1位は「ふりそで」。ランキングには「えんがわ」「おび」「ソリレス」など、見慣れない部位名が並びます。こうした希少な食材は若い世代を中心に食され、今後徐々に広まっていくと思われます。
「ホットペッパーグルメ外食総研」有木 真理が解説~「希少部位」はなぜ人気?
飲食シーンにおいて馴染みの深い焼き鳥。今、その焼き鳥で「希少部位」が注目を集めています。自宅でも気軽においしい焼き鳥が食べられる昨今。外食は内食/中食マーケットとの差別化が必要です。焼き鳥界における「希少部位」はその一つと言えるでしょう。他では食べられない珍しい食材を、プロの調理技術や自身では想像がつかない食べ方で提案してくれる、そのこと自体が価値のある体験です。たとえ見た目は地味であっても、その珍しさ、つまり希少性がSNS発信の格好のネタとなるのです。
【アンケート概要】
■調査方法 :インターネットによる調査
■調査時期 :2019年12月18日(水)~12月19日(木)
■調査対象 :全国に住む20歳~59歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,032件
焼き鳥の「希少部位」が楽しめる店
■瞬間薫製で楽しむ「ふりそで」
月山 三軒茶屋【東京都・世田谷区】ワイン用のぶどうの枝木で瞬間薫製した「瞬間薫製焼き鳥」というモダン焼き鳥スタイルを提供。和と洋がマリアージュしたモダンな空間で、毎日、山形から送られてくる契約農家直送野菜や数量限定の幻のお肉など、郷土の旬を存分に味わえる。注目の希少部位「ふりそで」(写真右上)も独自に瞬間薫製したものを楽しめる。
■人気は「ちょうちん」
YAKITORI TORIYAMA ROPPONGI【東京都・港区】2019年12月にオープンした六本木の新店。カフェのようなスタイリッシュな店内で、定番ネタから希少部位まで幅広く楽しめる。人気の串は、鶏一羽から1本しか採れない大変貴重な部位「ちょうちん」(写真右上)。噛んだ瞬間の弾ける濃厚な旨味が病みつきになる、マニア垂涎の一品。
■すしの名店がプロデュース
すしの名店「鯛良」がプロデュースする表参道の隠れ家的焼き鳥店。希少部位の種類が豊富。各地のおいしい地鶏だけにこだわって選んで使用している。食材をさらに引き立たせてくれる日本酒やワインも揃えている。