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コロナ禍での食生活の変化に関する調査レポート(2020年9月調査)

2020.11.20

「太った」と回答した男性19.1%・女性24.5%の目立った食生活行動、男性は「揚げ物を食べること」女性は「菓子・スナック類を食べること」

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、男女1,032人を対象に、コロナ禍における食生活と体型の変化についてアンケート調査を実施しましたので、結果をお知らせいたします。

トピックス

2020年4月以降、食生活で増えた行動のTOP3は、男性1位「水分を取る頻度」、2位「インスタント食品を食べること」、3位「野菜を食べること」、女性1位は「自炊の頻度」、2位「水分を取る頻度」、3位「菓子・スナック類を食べること」。「太った人」の割合は、男性で19.1%、女性で24.5%で、「痩せた人」の割合、男性8.1%、女性10.1%よりも高い。「太った」と回答した人が食生活で全体の増加率を上回った行動は、男性の1位が「揚げ物を食べること」、2位「菓子・スナック類を食べること」、3位「スイーツを食べること」。一方、女性1位は「菓子・スナック類を食べること」、2位が「麺類を食べること」、3位は男性と同様に「スイーツを食べること」。

アンケート結果

2020年4月以降の食生活において、下記30項目(※1)について増減の変化を聞いてみたところ、男性では1位「水分を取る頻度」、2位「インスタント食品を食べること」、3位「野菜を食べること」。女性の1位は「自炊の頻度」、2位「水分を取る頻度」、3位「菓子・スナック類を食べること」という結果に。

(n=男性516人、女性516人、各項目ごとに「とても増えた」「増えた」「変わらない」「減った」「とても減った」「もともと食べない、しない」より単一回答)。      下記数字は「とても増えた」と「増えた」の合計

 

(※1)【設問一覧】揚げ物を食べること/和食を食べること/洋食を食べること/ごはん(白米)を食べること/麺類を食べること/パン類を食べること/肉を食べること/魚を食べること/野菜を食べること/スイーツを食べること/菓子・スナック類を食べること/インスタント食品を食べること/冷凍食品を食べること/レトルト食品を食べること/乳製品を食べること/きのこなどの菌類を食べること/漬物・キムチなどの発酵食品を食べること/豆腐・納豆などの大豆製品を食べること/特定保健用食品を取る頻度/サプリメント・健康食品を取る頻度/水分を取る頻度/ミールキットを食べること/辛いものを食べること/朝食の頻度/通勤・通学の頻度/運動の頻度/お酒を飲む量・頻度/自炊の頻度/体重計にのる頻度/夜食や深夜の飲食の頻度

【アンケート概要】

■調査時期:2020年9月28日(月)~9月29日(火)

■調査方法:インターネットによるアンケート調査 

■調査対象:全国の20~50代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)

■有効回答数:1,032人(男性:516人、女性:516人)

アンケート結果

■緊急事態宣言が発令された2020年4月以降、体型に変化があった人が男性で27.2%、女性で34.6%。その内訳は、「太った人」が男性で19.1%、女性で24.5%。一方「痩せた人」が男性8.1%、女性10.1%と、男女共に「太った人」の割合が「痩せた人」より高い。

※「体型に変化があった」=「変わらない」と回答した人以外の合計

 「太った」=「3kg以上太った」と「3kg未満だが太った」の合計

 「痩せた」=「3kg以上痩せた」と「3kg未満だが痩せた」の合計

Q.2020年4月以降、体型に変化はありましたか?
「太った後痩せた」などの場合は、先に起こった変化を選択。
(n=男性516、女性516、単一回答)

 

■上記質問で「太った」と回答した人の食生活の目立った行動は、男性で「揚げ物を食べること」「菓子・スナック類を食べること」、女性では「菓子・スナック類を食べること」「麺類を食べること」などが上位となった。

 

※各項目において、太った(「3kg以上太った」「3kg未満だが太った」)と回答した人が「増えた」(「とても増えた」「増えた」)と回答した割合を全体平均値と比較。その差が大きいもの上位10を紹介。

※調査結果の数値は、小数点2位以下を有効とし計算されているため、小数点1位で単純計算した数値と一致しない場合がある。

有木真理

有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長