調査・研究データ
2024年5月フード系時給平均(3大都市圏)は1,154円(前月比+5円)
2024.06.18
フード系平均時給は2カ月連続で過去最高額を更新。ファストフード1,200円は初めて三大都市圏の平均時給を上回る
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘)の調査研究機関の「ジョブズリサーチセンター(JBRC)(https://jbrc.recruit.co.jp/)」提供。求人情報メディア『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より 2024年5月のフード系アルバイト・パートの3大都市圏平均時給をご紹介(毎月更新されます)。3大都市圏平均は1,154円。前月1,149円、前年1,111円(2022年5月より拡大新集計)との比較では前月比+5円、前年同月比+43円(増減率+3.9%)。3カ月連続で前月比で上昇し、2カ月連続して従来のギネスを更新した。ファストフード(前月比+16円)を筆頭にほとんどの小分類で前月を上回り、前年比でも、3大都市圏平均の前年比(+3.1%)を上回る高い伸び率となっている。ジョブスリサーチセンターによると、特にファストフードの伸びが大きく、前年同月より62円増加(増減率+5.4%)の1,200円と、初めて三大都市圏の平均時給1,186円を上回ったとのこと(※2018年3月度以降の集計データによる)。平均時給が高い深夜帯(22:00~24:00)のみに限定した募集へと変更する求人等も見られ、このような変化も平均時給に影響しているとのこと。なお、2021年6月度から、3圏域以外も含む都道府県別・職種別の時給データの公開も始まった(図表の下部にリンクがございます)。


稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員
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