「ランチ」が7カ月連続で1位。「タピオカ」が前年圏外からとうとうトップ30入り。

（解説）2019年7月のランキングは「ランチ」が7カ月連続で1位を獲得した。2位は11カ月連続で「焼き鳥」で、3位は前月4位の「ビアガーデン」が1つ順位を上げ、前月3位の「焼肉」と入れ替わった。また、土用の丑の日が7月27日だったことで、「うなぎ」の順位が先月から順当に上昇した。注目は前年圏外から前月50位、今月は29位でとうとうトップ30入りした「タピオカ」。空前のブームでまだまだ扱う店舗数が増えているが、検索行動にもそれが表れたかたちだ。また、先月も触れたが、外食店からの「テイクアウト」は軽減税率の対象となり、税率は8％が適用となる予定だ。今月も前年80位から26位と大きく順位を上げている。

2019年7月ホットペッパーグルメ検索フリーワード全国集計TOP30

今月順位	キーワード	前月順位	前年順位
	ランチ	1	3
	焼き鳥	2	1
	ビアガーデン	4	2
4	焼肉	3	5
5	うなぎ	13	8
6	個室	5	5
7	食べ放題	7	7
8	居酒屋	6	9
9	寿司	9	11
10	肉	8	6
11	しゃぶしゃぶ	10	10
12	ジンギスカン	11	12
13	ステーキ	12	14
14	飲み放題	15	16
15	串かつ	16	17
16	もつ鍋	22	25
17	カフェ	36	47
18	カニ	17	20
19	牡蠣	29	23
20	単品飲み放題	25	19
21	食べ飲み放題	14	28
22	牛タン	27	37
23	3時間	38	21
24	海鮮	18	15
25	カラオケ	35	27
26	テイクアウト	26	80
27	天ぷら	20	49
28	鉄板焼き	28	43
29	タピオカ	50	200位圏外
30	イタリアン	30	29

※個別店名、駅名、地名、無効ワードを除いて集計

＜TOP30圏外での注目の急上昇ワード＞

「日本料理」：検索数前年比3.29倍

外国人観光客が増加するなか、嫌が応にも注目の集まる「日本料理」が前年比で最も検索数を伸ばした。前年比は3.29倍、前月比でも2.85倍とどちらも倍増以上の伸び。そして、「料亭」も前年比1.53倍、前月比1.18倍と、こちらも伸びた。各地料理では「九州料理」の前月比2.31倍、「沖縄料理」の前月比1.34倍あたりに勢いがある。

「レモンサワー」：検索数前年比2.70倍

総合トップ30では「ビアガーデン」が3位だが、ドリンクで勢いのあるキーワードでは、「レモンサワー」が前年比2.70倍と伸びている。他にドリンク系では、「スパークリングワイン」が前月比2.02倍、「ハイボール」が前年比1.83倍、前月比1.32倍、また、一時期勢いのあった「クラフトビール」は前年比1.08倍と、いまだに伸びてはいる状態。

「いくら」：検索数前月比3.64倍

前月比で最も検索数が伸びたキーワードは「いくら」で前月比3.64倍、前年比でも2.88倍とおおきく伸びている。他にシーフード系では「うに」が前月比2.34倍、「生牡蠣」が前年比1.84倍、前月比1.24倍、「鱧」が前月比1.72倍、「くじら」が前月比1.40倍、「かに食べ放題」が前年比1.37倍と検索数を伸ばした。

稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研　上席研究員

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