調査・研究データ
外食市場調査(2017年1月度)
2017.02.28
2017年1月の外食市場規模は3,166億円(前年同月比-265億円・東名阪3圏域計)。市場規模は9カ月連続で前年割れ。3カ月連続して全3圏域で市場規模が前年比マイナス。
2017年1月の外食市場規模は、東名阪3圏域合わせて3,166億円。前年同月比(以下、前年比)は-265億円と9カ月連続で前年を下回った。3圏域合計の外食実施率・頻度・単価がすべて3カ月連続で前年を下回っていることが原因。圏域別には、首都圏は9カ月連続して外食市場規模が前年比マイナスを記録し、関西圏でも3カ月連続、東海圏でも6カ月連続しての前年比マイナスを記録。また、首都圏の外食単価は8カ月連続での前年割れ。前年に比べて土曜が1日少ない日並びの影響もありそうだが、カレンダーだけでは説明できない大幅な下落となっている。業態別では、主要16業態中11業態で市場規模が前年割れ。「和食料理店」「居酒屋」業態などで前年比マイナスが大きく、一方、「ファミリーレストラン、回転すし等」「アジアン料理店」「カラオケボックス」「ファストフード」では、延べ外食回数と外食単価が共にプラスで、市場規模も前年比プラスであった。
● 2017年1月の外食実施率は 75.0% (前月比増減 -3.2pt、前年比増減 -1.3pt)
● 2017年1月の外食頻度は 3.97回/月 (前月比増減 -0.35回、前年比増減 -0.13回)
● 2017年1月の外食単価は 2,570円 (前月比増減 -352円、前年比増減 -64円)
● 2017年1月の外食市場規模は 3,166億円 (前月比増減 -918億円、前年比増減 -265億円)

稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員
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