
タレントとして活躍しながらエンジニアとしての顔も持つ池澤あやかが、ちょっと変わったお店や食べ物を求めて、一風変わった食レポ取材に挑戦!
ただおいしいごはんを食べられるというわけではありませんが、はたしてどうなることやら……。
池澤あやかの めしらぼ。
横浜亜熱帯茶館(日ノ出町)で“爬虫類スタッフ”とティータイム
メニューのみならず、色とりどりなスタッフがもてなしてくれるカフェってありますよね。日本においては2000年頃のメイド喫茶にはじまったムーブメントですが、2004年には猫カフェが大阪市北区にオープン。そこから犬カフェ、うさぎカフェ、ふくろうカフェなど、動物とふれあえるカフェが増えてきました。
動物大好きです!
何か飼っているんですか?
うさぎです! かわいいんですよー。
うさぎいいですよねー。モフモフしていて。
ですです! すっごくいやされるんですよ。
そんな池澤さんにご紹介したいお店があるので行ってみましょう!
楽しみです!
ちなみに、街の風景や池澤さんの装いが若干季節とズレていますが、まぁいろいろと気にしないでください。
肌寒い季節の取材だったような……。
色とりどり、形とりどりな“爬虫類スタッフ”がいるお店

ということでやってきました、横浜市の日ノ出町駅です。
この駅は初めて降りました。どんな街なんですかね?

昔はちょっとあやしい雰囲気で満ちていたディープタウンだったんですよ。今は若い人がカフェやギャラリーを開いたりして、明るい雰囲気になりましたね。大岡川もありますね。
(妙に詳しい……)もしかして通ってたんですか?
いやいや、仕事ですよ仕事。それで少しだけ。
あやしい……。

あ、あれはっ!?
!?
……なーんて、冗談ですよ! さ、お店へ行きましょう。
無意味にびっくりさせないでください。

さあさあ、到着しましたよ。
「横浜亜熱帯茶館」……なんか「爬虫類Cafe」とも書かれていますね。
出オチでごめんなさい。そうなんです、こちらは動物カフェのなかでもレア中のレア、爬虫類とふれあえるカフェなんですよ。
へぇ、いいですね!
あれ、想像と違うリアクションですね。
だって昔、カナヘビ飼ってたことありますもん!
カナヘビってトカゲの仲間でしたっけ。
そうです! かわいかったんですよー。

では、さっそくお邪魔しましょうか。

はーい。こんにち……

はぁ!

こ、これはすごいですね!

広い! 暑い! そして爬虫類がいっぱい!
「亜熱帯」という名前だけあって、カフェの中は室温も湿度も高め。店長の長尾さんいわく、ここにいる“爬虫類スタッフ”さんたちは変温動物なので、人間のように筋肉で基礎体温を維持することができないんですって。だから運動量を増やせるように、ケージや水槽は広めにしているそうです。生き物にあった運動が自然とできる環境を整えてあげる必要が運動量に繋がり、そして体格や健康状態につながるそうです。
一部の子たちにはおさわりOK! ただし手洗い必須です

うわあ! かわいいっ!
目と目で通じ合ってますね。この“爬虫類スタッフ”はフトアゴヒゲトカゲですね。しかしといいますか、さすがといいますか、人間に慣れていますね。
さ、さわってもいいのかな……。

触る前と触った後に、手を消毒すればいいみたいですよ。

おおおう……意外にもスベスベしているんですね。そして、おとなしいなー。いい子やー。

わ、なんか出てきた!
こちらは、オオアオジタトカゲですって。

ツチノコみたい! めんこいなあ……。

うわぁやだやだ、このコもかわいい!
グリーンイグアナのアキラくんです。ゆくゆくは180cmを超えるサイズに……。
そんなに大きくなるんですか!?

見てくださいこっち! すっごいのが寝てますよ!

アルゼンチンレッドテグーですね。ええと、行動がおっさんだから、「おっさん」と呼ばれているみたいです。確かに、この堂々たる昼寝っぷりは、日曜日にデイゲームを見ながら寝ちゃってる、古き良きお父さんを思わせますね。

うわあ、こわいこわいこわいヘビがこわいぞ。
ポールパイソンです。持ってみますか?
えっ?

か、かわいい。が、触感がなんか!
1日に1回持ってあげることで、人間に慣れるそうですよ。
なるほど……。噛まれないのかな。昔飼っていたカナヘビにはよく噛まれていたんですよ。
なんでも蛇が噛むときって、その場から逃げたいときなんですって。噛んだ相手が「痛い!」とひるんでいる隙に逃げる、と。
頭いいですね!

このコ! 首が長い!
ええと、ギザミネヘビクビガメというそうです。名前に「ヘビ」が入るんですね。
もはやびっくりガメですよね。おっと、甲羅に藻が生えちゃってますよ。
脱皮しかけているんですね。
へええ……えっ、甲羅も脱皮するんですか!?
店長さんによると、甲羅の表面がカパッて剥がれるそうです。
勉強になりますね!

カメつながりで、リクガメさんたちにも挨拶しましょう。
兄弟でしょうか? それとも親子? 待てよ、甲羅の柄が違いますね……。
この“爬虫類スタッフ”さんたちは、ケヅメリクガメ、ヒョウモンリクガメ、ギリシアリクガメの3匹です。

歩き回っていたり遊んでいたり。みんな元気ですね。触り心地もいい……。

他にもこんなにたくさんの“爬虫類スタッフ”さんがいます。本当に爬虫類好きにはたまらないお店でしょうね。

あっ、すごい。ちょっと目を離したら、みんなで登山してますよ!

そのトカゲが席のほうまで登ってきた! よしよし……! あっあっあっ、出ていっちゃう……。
元気いっぱいですね、このフトアゴヒゲトカゲは。こんな感じでお客さんの席にやってきて、自由気ままに散歩したりするそうですよ。
いやあ、かわいいなあ。やはり、ヘビよりカエルより、トカゲやカメが好きですね、わたしは。
香り豊かな中国茶と優しい味わいのスイーツ

“爬虫類スタッフ”さんたちにお目通りかなったところで、ティータイムとしましょうか。ドリンクは中国茶と日本茶がありますが、中華街も近いことですし、中国茶のジャスミンティーをお願いしました。
あー、中国茶大好きです。飲み放題なのもいいですね!

この茶葉は開くんですよねー。お花のように。

まだだろうか……ワクワクですね。

開いた! 赤い花、きれいですね。
茶葉でお花を包んで、ヒモで結んでまとめているから、開いたときの美しさが格別ですね。現地に茶畑を持っている、中華街のお店から仕入れているそうですよ。
以前、母が香港に住んでいたんですけど、中国茶は香港に住んでいたときが一番飲んでたそうなんですよ。
やはり、あっちの料理と合いますよね。マリアージュといいますか。

お茶請けは、オーギョーチーとチーズケーキです。

では、いただきます!


あー…ほっとします。ジャスミンティーっていいですよね。

実はオーギョーチーって食べるの初めてなんですよ。
そうなんですか、それはよかった! あ、いや、いつものようなオチ重視のメニューではないので、安心して食べてみてください。

んー……なんでしょう、栄養ドリンクの味? 栄養ドリンクにゼリーを入れたような?
オーギョーチーそのものに味はないんですよ。なので、はちみつレモンシロップをかけて食べるのが一般的です。
部活で女子マネージャーが作ってくれる味だと思ったのは、そういうことですか! さっぱりしていていいなあ。ラーメンとか餃子を食べた後にもよさそうですね!
そのとおりぃっ! シメのさらにシメにいいっ!

お次は、チーズケーキについてきたクッキーをいただきます!

ナチュラルな味で美味しいです。
こちらはココナッツと米粉で作っているそうです。
へぇ、お米の粉なんですか。そして、お茶に合いまくりです。

そしてメインのチーズケーキです。お味はいかがですか?

美味しい! ベーシックで美味しい! まったりしていて美味しい! 最近おしゃれなチーズケーキが多いじゃないですか、ふわふわしたのとか。あれもあれでいいのですが、やはりチーズケーキといったらどっしりとしていないと!

それをお茶で流し込んで……。
これですこれ! ドンピシャです! こういうの大好きです!

ゆっくり過ごせるようにと、爬虫類関連の本も多いんですね。海外のものから同人誌まで、古今東西幅広く取り揃えていますよ。どうですか、これなんて。カエルの同人誌ですよ。
カエルの同人誌!? ホントだ、奥が深い世界ですね……。すごいなこれ。カエルの生態が生々しい(笑)。
普段は18時ラストオーダー19時閉店。お早めの時間にどうぞ!

他のお店にはない、色も形もとりどりすぎるスタッフに囲まれて、ゆっくりとお茶を楽しめる「横浜亜熱帯茶館」。“爬虫類スタッフ”の皆さんは昼間動く子たちばかりなので、彼らがストレスを溜め込まないように、営業時間は昼から夜の早い時間までとなっています。
なお爬虫類を飼ってみたいという方の相談にものってくれるとのこと。

ちなみに池澤さん、この“爬虫類スタッフ”の触感にしばし虜でした。
写真:沼田 学
お店情報
横浜亜熱帯茶館
住所:神奈川県横浜市中区長者町8-133 冨森商事2F
電話番号:045-263-4015
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日、水曜日
ウェブサイト:横浜亜熱帯茶館




