漬物のステーキって……?岐阜名物「漬物ステーキ」をフカボリしてみた

「ホットペッパー」&「ホットペッパービューティー」本誌との連動企画、「フカボリ! 美味なるご当地グルメ」。第7回は、岐阜の名物料理「漬物ステーキ」をフカボリしました。

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漬物ってちょっと余ったり、冷蔵庫に長居させたりしてませんか? 

簡単でいいリメイクつまみがあるんですよ。岐阜を旅したときに知ったローカルフードなんですが、酒が進むんだなぁこれが。レシピも実に簡単、さっそくご紹介します!

 

その名も「漬物ステーキ」

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材料

(2人前・調理時間5分

  • 白菜の漬け物 200g
  • 卵 1個
  • かつおぶし 少々

なんとこれだけ!

 

調味料

  • ごま油 小さじ2
  • めんつゆ(ストレートタイプ) 小さじ2

 

1:まず、白菜漬けは手で水気をしぼり、3㎝幅に切ってください。卵は割って、溶いておきます。

 

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2:フライパンにごま油をひいて中火で熱し、白菜漬けを入れます。

 

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3:熱しつつ、全体に油を回します。白菜すべてを油でコーティングする感じ。めんつゆも入れて、軽く炒めます。

 

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4:卵を、フライパンのふちから回し入れます。

 

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5:こんな感じ。卵が固まってきたなというタイミングで、

 

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6:お皿に移して、かつおぶしをのせて完成! ここまで約5分。

 

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辛いのが好きな人は、ぜひ七味を加えてください。酒のアテ度、かなりアップします。ビール、焼酎、日本酒におすすめ。ハイボールにもいいですよ!

 

【ポイント】

  • なるべくごま油で

漬物の酸っぱさと、ごま油が実に好相性なんです。もしなければサラダ油などでも可。

  • しっかり漬かったものがベター

浅漬けでもいいんですが、しっかりと漬かった酸味の強い漬物がこの料理には合います。

 

豚キムチや高菜チャーハンなど、炒めておいしい漬物料理ってありますよね。「漬物ステーキ」も同様に、炒めることで漬物独得の酸味や発酵感がまろやかになって、意外なおいしさが生まれるんだなあ。このまま丼にしてもいいですよー。

 

岐阜の居酒屋さん定番の味

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「漬物ステーキ」は、岐阜県の飛騨地方ではおなじみのもの。「漬けステ」と略して呼ばれることもあります。

上の写真はJR岐阜駅直結、郷土料理と地酒が楽しめる「円相 くらうど」の「漬物ステーキ」。『メシ通』でも取材させていただきました。

www.hotpepper.jp

 

漬物はもともと保存食、野菜のとれない冬の間は貴重な食料のひとつでした。

寒さきびしい冬に、凍った漬物を煮たり焼いたりして食べる習慣が飛騨地方にはあったんですね。それが次第に発展して、卵と合わせて食べるスタイルが生まれた、と考えられています。

そしてこの料理、地元では鉄板や陶板で出されることが多いんです。そう、よくステーキが盛られるようなあれ。そこから漬物ステーキとシャレて名づけられたよう。

先の「円相 くらうど」の記事内では、店舗をプロデュースしたイナダシュンスケさんが「漬物ステーキ」のルーツに関するとても興味深い推理を展開されています。ぜひ読んでみてください。

 

こんなアレンジもうまい

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プチトマトを入れると、いいアクセントになるんですよ。トップでお伝えしたレシピにプチトマト2個を追加。4つに切り、白菜漬けと一緒に炒めるだけ。

写真は卵を増量して、2個でやっています。卵好きのかたは2個入れてもOK、調味料はそのままで構いません。

めんつゆがなければ、醤油小さじ2に酒少々をふって、おかかたっぷりで食べてみてください。

個人的にはここによくかき混ぜた納豆をのせるなんてこともします。これがまたうまいんだ。ぜひ一度、「漬物ステーキ」お試しあれ!

 

企画・文・撮影:白央篤司

白央篤司

「暮らしと食」、郷土料理がメインテーマのフードライター。雑誌『栄養と料理』『ホットペッパー』農水省広報誌などで執筆。著書に「にっぽんのおにぎり」(理論社)「ジャパめし。」(集英社)「自炊力 料理以前の生活改善スキル」(光文社新書)など。

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