有名レスラーも多数来店! ファンじゃなくても楽しめる、男のロマンが詰まりに詰まった「プロレス道場」

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毎年1月4日に、新日本プロレスの「レッスルキングダム」なるものが東京ドームで開催されるらしい。11回目を迎えたという2017年の様子を、新年会で興奮気味に語ってくれた友人の話から、ふと思い出したお店がある。

 

京浜急行の弘明寺駅から徒歩10分ほどのところにある「ストロング居酒屋&<Dar> プロレス道場」だ。……Dar?

 

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プロレス知識は皆無に等しい筆者。今までは近寄り難く感じていたけれど、友人のおかげでほんの少しわかった気もするし、行くなら今!? なんて勢いにまかせ、鉄の扉を押し開き、恐る恐る足を踏み入れてみた……。

 

と、目の前に現れたのは!!! 

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リングローーープ!

 

いきなり試合開始モード。ロープをまたぐと、リングに立つレスラーさながらなぜか闘志が湧いてくるから不思議。

「さぁ、出てこい対戦相手!」

と息巻いた瞬間、目の前に2人のレスラーが現れた!?

 

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と、思ったら店主の横井利男さんと奥さまのさゆりさんだった。

いやはや、なかなかの迫力だ。

 

「頑張れば夢は叶う」――店主のプロレス愛が生んだファンの集い場

もともとこの場所でレンタルビデオ店を営んでいたという横井さん。大のプロレス好きが高じ、15年前にレンタルビデオ店をたたんで同店をオープンさせたそう。

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店内には当時の名残ともいえる、プロレス関連のビデオテープが壁一面を埋め尽くしている。その数なんと1,000本以上! 今では手に入らない超プレミア物も多数あるのだとか。

 

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「当時はプロレス好きを公言していない人が多くて、話の流れで『実は僕もプロレス好きなんです!』って盛り上がることがよくあったんですよ。プロレスファンは結構いるのに堂々と会話できないのは寂しいなって思って、じゃあ自分で集える場を作っちゃおうって(笑)」

と、ゼロからのスタートで同店を立ち上げたという横井さん。遊び心あふれる店内は、プロレスファンでなくてもなんだかワクワクする。 

 

「プロレスファンが会せる貴重な場所」として知れ渡るにつれ、北は北海道から南は沖縄まで全国のファンが集うように。最近では「プロレスラーの○○が好き」という女性も増え、周囲のお客さんとプロレス談議に花を咲かせているという。そんな共通の趣味を持った者同士が集まるとあって、なんとこれまでに10組以上の夫婦が同店から誕生しているそうだ。

 

また、店内でメジャー団体のチケットを扱ったり、有名レスラーが来店したりもしていて、今ではプロレスファンにはなくてはならない存在となっているようす。

 

「プロレスが好き」というアツい思いひとつで夢を現実にしたなんて、なんだか男のロマンを感じるなぁ。

 

語り継がれるアノ試合がよみがえる!? 愛とユーモアあるフードメニュー

そんな同店では、フードにもかなりのこだわりが。

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有刺鉄線に囲まれ、血しぶき(のようなソース)が飛び散った「有刺鉄線電流爆破チキン」(756円)。

体づくりに徹底するレスラーの食生活になぞらえてムネ肉を使用しているが、芯まで柔らかく、スパイスの効いたしっかりとした味つけがあとを引く。いうならば、強靭な肉体の持ち主ながら、深部にまでしなやかさを携えた秀逸なレスラーといったところだろうか。

 

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橋本真也氏のイメージをかたどった「破壊王サラダ」(972円)は、ボリューム満点のシーザーサラダ。

「破壊なくして創造なし」という橋本氏の名言にちなみ、サラダでもメインになれる「時はきた!」と、このボリュームに挑戦したそう。厚切りでジューシーなベーコンがアクセント。ちなみにこのベーコン、「『前田VSアンドレ』ベー魂」(756円)というメニューを頼めば単品でガッツリ味わうこともできる。

 

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初代タイガーマスク佐山聡氏の魅せ技のひとつ“ローリングソバット”も、横井さんの手に掛かればこの通り。

蕎麦の風味を生かしながら和風パスタのような味わいを堪能できる“パスタ風蕎麦”で、ピリッとした切れ味は佐山氏のイメージにもぴったり!? フォークで“ローリング”しながら食べるのがポイントだ。ちなみにメニュー名は「ローリング蕎麦ットパスタ」(432円)。

 

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もちろんドリンクにだって横井さんのプロレス愛がいかんなく発揮されている。

「プロレスリング・ノア」の旗揚げを成し、得意技であるエルボーが代名詞の三沢光晴氏をイメージしたサワー「ミサワー」(540円)は、ライムでトレードカラーであるエメラルドグリーンを表現。爽やかな風味が「エルボーの貴公子」と呼ばれた若かりしころの三沢氏を彷彿とさせる。

 

これらのほかにも、イカリングにサンダーソースのかかった「怒リングの獣神ライガー」や、鶏ささみの梅シソ焼き「ササミ健介」、豆乳を使ったサワー「闘乳門だー!」など、プロレスにまつわるタイトルのメニューばかりが60種以上揃う。しかも、すべて「ネーミングを決めてから考案する」という横井さんオリジナルなんだそうだ。

 

プロレスファンじゃなくても大歓迎! 60分 1,080円のお試しセットも

細部にまでプロレスへの愛とこだわりを感じられる同店。

 

プロレスは互いが攻撃と受け身を心得てはじめて成立するもの。その精神は日常のさりげないやり取りや会話にも通じるところがある」と語る横井さん。そんな話を聞かせてくれたおかげで、筆者でもプロレスの楽しみ方が少しわかった気分。

 

でも、プロレス無知では場違いなんじゃ? との不安を投げかけてみると、「妻はね、宝塚が好きなの。だから、そんな話をしにくるお客さんもいますよ。プロレス好きではないけど雰囲気を楽しみたいとか、よく知らないけどなんとなく興味があるとか、そんなお客さんも意外といます」とのこと。

  

ちなみに、横井さんに出会う前のさゆりさんはプロレスに全く興味がなかったそう。それでも「好きな人の好きなことって、知りたくなるものでしょ?」と、プロレスに関心を抱くようになったのだとか。

 

さらに横井さんも、奥さまの宝塚観劇に付き合った際、すぐにその魅力に引き込まれたという。「一瞬でどきゅーんですよ! プロレスを初めて生で観戦したときの感動がよみがえって、初心を思い出しましてね。プロレス以外のことに触れて改めて気づく魅力もあるんだなって気づかされました」と横井さん。だから、店内でプロレス以外の話も大歓迎なんだそう。

 

店の雰囲気と、仲睦まじい横井さんご夫婦の人柄が調和した空間は、プロレス好きでもそうでなくても、おのずと足が向く楽しさを秘めた場所。60分 1,080円で2ドリンク、2フードを楽しめる「60分1本勝負ダー!」というメニューもあるので、お試し感覚で足を運んでみるのもいいかもしれない。この魅力、一度自身の肌で感じてみてほしい。

 

※記事初出時、一部内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

 

お店情報

ストロング居酒屋&<Dar> プロレス道場

住所:神奈川横浜市南区六ッ川1丁目341 ベイシティ六ツ川1階
電話番号:045-713-9674
営業時間:19:00~翌1:00(日曜日・祝日 ~24:00)
定休日:不定休
ウェブサイト:プロレス道場
※この記事は2017年1月の情報です。
※金額はすべて税込みです。

 

書いた人:千葉こころ

千葉こころ

自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するフリーライター。旺盛な食欲と好奇心を武器に、人生を楽しむことに全力を注いで滑走中。

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