こんにちは~筋肉料理人です。今日は、夏の疲れを吹き飛ばす簡単ごはんレシピ「こしょう飯」を紹介します。
こしょう飯は、江戸時代から暑気払いとしても伝わってきたご飯の食べ方。ご飯にだし汁とこしょうをかけるものです。当時、庶民は朝に一日分のご飯を炊き、昼、夜は朝炊いたご飯を食べていたそうです。当然、夜には冷や飯になっているので、それを美味しく食べるために汁かけ飯が人気で、こしょう飯もそんな汁かけ飯のひとつです。
お湯を沸かせば食べられるよう、今回はお茶漬けの素で作ってみましょう。
筋肉料理人の「こしょう飯」
【材料】1人分
- ご飯 1膳
- お茶漬けの素 1袋
- 黒こしょう、お湯 適量
作り方
1. お茶碗にご飯をよそい、
2. お茶漬けの素を1袋、ふりかけます。
3. お湯(もしくは熱いお茶)をかけましょう。
4. 仕上げに黒こしょう(粗びき、パウダータイプなどひいてあるもの)をふりかけます。黒こしょうの量は、小さじ1/4位が私の好みです。
これが筋肉料理人流、お茶漬けの素で作る「こしょう飯」です。さっと混ぜて食べると、黒こしょうの爽やかな辛味が鼻に抜け、辛味が舌を刺激します。食欲がない時、疲れて何もしたくない時に、味蕾と胃を刺激し、食欲を湧き立ててくれるような味です。これはおすすめです。
もう1つ、黒こしょうを炊き込んだこしょう飯も紹介させて頂きます。
おこげが絶品「にんにくこしょう飯」
こちらは最初にガーリックオイルを作り、それと一緒にフライパンでご飯を炊くレシピです。ご飯を炊くひと手間がかかりますが、黒こしょうとにんにくの風味がさらに食欲を刺激します。
【材料】4人分
- 米 2合
- にんにく 2~3かけ
- 刻みねぎ 適宜
- オリーブ油 小さじ2
- 水 360ml
(A)
- しょう油 大さじ1
- 日本酒 大さじ2
- 鶏ガラスープの素、黒こしょう 各小さじ1
作り方
1. 米を研いでザルにあげて3~4分水切りし、その後に水につけて30分から1時間、浸水させます。
2. にんにくは薄く切ります。切ったら中心にある芽を爪楊枝で取り除いておきます。フライパンに切ったにんにくとオリーブ油をいれて火にかけます。
3. にんにくが泡立ってきたらフライパンを傾け、油を端に寄せてにんにくをフライにします。にんにくがきつね色になったら取出します。
にんにくが茶色になると苦味が出るので注意してください。大事なところです。
4. フライパンが冷めたら、浸した水ごと1の米、(A)を入れて、
フタをし、
中火 にかけます。
沸騰してきたら、
フタをしたままとろ火にして15分加熱します。
5. 15分経ってご飯がふっくらしたら、
やはりフタをしたまま強火にし、フライパンの底から「チリチリ」と音が聞こえてきたところで火を消し、そのまま10分蒸らします。
ここもポイントです! この工程で香ばしいおこげをつくります。
6. 蒸らしが終わったら、
ご飯の天地を返して、
ほぐしてからお茶碗によそいます。お好みで3のフライにしたにんにく、刻みねぎをちらしてできあがりです。
筋肉料理人の「にんにくこしょう飯」
「にんにくこしょう飯」の完成です! お茶碗を手に取ると、黒こしょう、にんにくの香りでいつまでも食べ続けられそうな気持になります。
たまらずに口に入れると、しょう油のおこげ風味が鼻に抜け、更に食欲が刺激されて、パクパク食べると旨味が口に広がります。
しっかり蒸らしたことで、何ともいい色のおこげができています。
これにだし汁をかけても美味しいです。冷めたにんにくこしょう飯1膳に、だし汁(お湯100mlに鶏ガラスープの素小さじ1/2を溶かしたもの)をかけて食べると、これまたイケる味。
お茶漬けの素で簡単に作るこしょう飯と、フライパンで炊くにんにくこしょう飯。江戸の汁かけ飯を思いながら食べるのもまた乙なものですよ~。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
- ブログ:魚料理と簡単レシピ
- YouTubeチャンネル:筋肉料理人の簡単レシピ、魚料理
- X:@kinniku
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp