こんにちは。
サバファンの団体「全日本さば連合会」広報担当、サバジェンヌこと池田です。
ただいま大ブレイク中の「サバ缶」。
サバ缶は、そのままでもおいしいけれど、さまざまな食材と組み
また、野菜などと組みわせれば日本酒やワインのおつまみに、
サバ缶の可能性は無限大なのです。
とっておきの「サバ缶レシピ」
まずはわたくし、サバジェンヌがオススメするレシピ「サバ缶ちょいのせディッシュ」から。
作り方は、サバ缶をお皿にパカッとあけて、食材をトッピングするだけ。
サブおかずにも、おつまみにもおすすめです。
調味料をプラスして味の変化も楽しんで欲しいですね。
このサバ缶ちょいのせに圧倒的におすすめなのがガリ、キムチ、タマネギ。
サバ缶をゴキゲンにおいしくする「三大横綱」食材なんです。
まずは、ガリをのせます。
キムチをのせます。
▲(左上)「ガリちょいのせ」。サバ寿司、サバ味噌煮など、サバ料理のマストアイテムといえばショウガ。そうです。ガリは「サバ缶の恋人」。青じそで巻いて食べてもおいしい。(右上)「キムチちょいのせ」。キムチのピリ辛×パンチのあるサバは、ビールのつまみに最高! 韓国海苔で巻いてもイケます! しょうゆ、ゴマ油をたらりとかければ「白めしテロ」なおかずに。(手前)「タマネギちょいのせ」。サバとバツグンの相性を誇る野菜といえば、タマネギ。スライスしてたっぷりトッピング。しょうゆ、あるいはぽん酢をかけてもよし
では昨年から全さば連に参加、「サバコーディネータ」として内外の調整を行う、ながさき一生くんと、全さば連初の監修本となる『サバが好き!』(山と溪谷社)の編集担当である草柳佳昭さんに試食してもらいましょう。
▲ながさきくん(右)。本業はおさかなコーディネータ。食べる魚の専門家として「さかなの会」を主宰。もとは築地の卸会社勤務。「劇団ひまわり」の子役的笑顔で活動中。草柳さん(左)。実家はうなぎ屋さん。とりあえずサバに魂、売ってます
ガリ×サバ缶はそのまま、タマネギ×サバ缶には、新潟の名酒場「酒場カンテツ」の名物「サバサラ」にならって、「刺身しょうゆ+マヨネーズ+一味唐辛子」をかけてみました。
ちなみにサバコーディネータの首にいるのはサバ!……ではなくてシーラカンス……。
どじょうのような表情でサバオニスラを食べる草柳さんは「サバが好き」と言ってはいるが、熱烈な淡水魚ファンだ。
イケますねー。
あざとい笑顔のように見えるが、子役と淡水魚ファンなので、「うまい」の熱量はあると思っていただきたい。
しゃきしゃきのオニスラ、文句なしの相性。マヨしょうゆと一味唐辛子のピリ辛は、ピタッとはまりますね。
ガリ、あいますねー。ガリの辛みと食感がアクセントになって、日本酒のつまみにもいいっすねー。
日本酒県・新潟県出身のながさきくん、では、とっておきの日本酒サバ缶つまみを。ジェンヌが長野県人から教わったレシピ。
「サバ缶の信濃風」(サバ缶+野沢菜漬け+大根おろし)は日本酒がエンドレスになる組みあわせ
▲さばの信濃風
【材料】(2人分)
- サバ水煮缶 1/2缶
- 大根おろし、野沢菜漬け 適量
【作り方】
- 器に缶汁をきったサバ、大根おろし、野沢菜漬けを盛り合わせ、混ぜながら食べる
- お好みでしょうゆを
では試食を。
もちろんここはお酒も一緒に飲んで食べてみないとだめでしょう。
お酒が入るとなると、いきなり満面の笑みとなったサバコーディネータ。
しっかりと吟味します。
お。
あまりのうまさに思わず目を閉じる。
いや、これはヤバイ。大根おろしがしゃきしゃきの野沢菜漬けとサバ缶をつないで、日本酒にあいますねー。この組み合わせ、きてますねー。うん、酒がすすむ!
きゅー。
なにせ、じつは漁師の息子。酒には強い。
そして、サバ缶がカバーするのは日本酒だけではないんです。
サバ缶はワインのお供としても大活躍!
全さば連の主催する「鯖ナイト」でさまざまな絶品レシピを開発しているさばマンマこと藤きみよさんが、ワインにあう、とっておきレシピをご紹介!
ワインにもぴったりなサバ缶アレンジレシピ
本業はグラフィックデザイナー・栄養士・漢方上級スタイリストでもある藤さん。
「サバ缶の汁は栄養の宝庫。捨てちゃうのはもったいない! 野菜と混ぜたりして使いましょう!」
おしゃれで健康によいレシピはお手のもの。
使用したのは岩手県産「Ça va(サヴァ)缶」。
オリーブオイル漬け、レモンバジル味、パプリカチリ味の3種類があり、これまでにないフレーバーやおしゃれなパッケージデザインで女子に大ブレイクしたサバ缶です。
もちろん女子だけではなく、洋風メニューに使い勝手がいいので、男子にもサラダ、パスタなどにぜひ使っていただきたいサバ缶です。
ワインにぴったり!「サバ缶無限ピーマン風」「サバタマサラダ」
「サバ缶無限ピーマン風」のレシピ(写真左)
【材料】(2人分)
- サヴァ缶(レモンバジル味) 1/2缶
- 缶の汁 大さじ2
- ピーマン(細切り) 8個
- タマネギ(みじん切り) 適量
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- 黒こしょう、塩 適量
【作り方】
- 耐熱皿にピーマン、サバ缶の汁、鶏ガラスープの素を入れて軽く混ぜ、レンジで1分半加熱する
- 1.に軽くほぐしたサバを入れて混ぜ合わせ、塩と黒こしょうで味を調え、タマネギを散らす
「サバタマサラダ」のレシピ(写真右)
【材料】(2人分)
- サヴァ缶(オリーブオイル漬け) 1/2缶
- 缶の汁 大さじ1~2
- タマネギ(薄切りにして水にさらす) 1/4個
-
レタス(千切り) 適量
- ピーマン(みじん切り) 適量
- A(マヨネーズ 大さじ1、ぽん酢 小さじ1〜2、練り辛子 適量)
- 黒こしょう、塩 適宜
【作り方】
- ボウルにタマネギ、サバ、缶の汁、Aを入れて混ぜ合わせ、塩、黒こしょうで味を調える
- 1.をレタスの上に盛り付けて、ピーマンを散らす。全体を混ぜながら食べる
「サバ缶無限ピーマン風」はサバのパンチのあるうま味と、ピーマンのほろ苦さがバツグンの相性。
「サバタマサラダ」は、マヨネーズ、ぽん酢、辛子の風味でさわやかにいただけます。
おー。ワインにあう! とくに白ワイン。
いやーワインが進みます。
勝手にワインをあけるサバジェンヌ池田。
本業は、薬膳アテンダント。
薬膳の観点からは、美白によいと言われるサバ。サバを「食べる美白美容液」としても愛用しています。
ほんと、ワインが進むわー。
さらに、ワインのおつまみにもイケるごはんレシピを考案してくれたのは、全さば連の「さば創作料理研究家」である佐藤暁子さん。
「鯖ナイト」では、各地のサバを個性豊かにアレンジした料理を作っています。
▲佐藤暁子さん。本業は燻製二スト、日本燻製協会代表理事。多彩な燻製レシピを作成。「燻製界のミューズ」として活躍。『メシ通』でも「ビールに合うおつまみ燻製」を紹介
そんな佐藤さんが紹介してくれたのはサバ缶のパプリカチリ味を使ったパエリア風ライスです。ワインにもビールにも合う一品なんですよ。
「サパエリア風ライス」のレシピ
【材料】(5人分)
- サヴァ缶(パプリカチリ味) 2缶
- 米 3合
- ニンニク(みじん切り) 1/2片
- タマネギ(みじん切り) 1/2個
- ピーマン 4~5個(ピーマンの種とりは不要)
- カレー粉 大さじ1
- 塩、こしょう、サラダ油 適量
【作り方】
- フライパンに油を熱し、ニンニクを入れて香りが出たらタマネギを入れて炒める。火が通ったら、カレー粉を入れてさっと炒め、サバの缶汁だけをすべて加える。塩、こしょうをして、少し濃いくらいの味に調える
- 洗った米に1.を加え、水を足して加減し、サバ缶の身とピーマンを丸ごとのせて炊く
サバ缶にカレー粉やにんにくを入れて炊き込むだけで、パエリア風!
丸ごとピーマンがアクセント。地中海気分でワインが楽しめます。
サバ缶はグローバルなメニューに対応できるというハイブリッドな缶詰なのです。
甘辛こってり、紅ショウガ多めがうまい!「サバ缶の牛丼風」
最後にやはり、王道の男子めし。
サバ缶を使った丼をご紹介しましょう。
タマネギと組み合わせてレンジだけでできるお手軽さながら、バツグンにおいしい「サバ缶の牛丼風」。小腹がすいたときの夜食にもおすすめ。
なんと言っても、サバ缶なら丼モノもヘルシーに楽しめるんです。
紅ショウガたっぷりで、いよいよ牛丼化!
「サバ缶の牛丼風」のレシピ
【材料】(2人分)
- サバ水煮缶 1缶
- タマネギ(薄切り) 1/2個
- 紅ショウガ 適量
- ごはん 2膳
- A(しょうゆ、みりん 各大さじ1)
【作り方】
- 耐熱皿にサバ缶を汁ごと、さらにタマネギ、Aも入れてラップをして電子レンジで約1分加熱する
- 丼にごはんを入れ、1.と紅ショウガをのせる
あ。
丼モノが完成のとたん、あの食いしん坊が現れました。
「無限レシピ」の記事ですっかり「白めし界のスター」としてブレイク中の、フォトグラファー・木村雅章さんです。
LOVE白めし、LOVE丼。
日々、糖質オン。
木村さんは全さば連の「公式サバフォトグラファー」でもあります。
キャッチフレーズは「白めし戦隊 ヒカリモノだよ人生は」。
新刊の『サバが好き』でも日本各地のサバとサバグルメを激写。
日本一サバを撮影し、サバの魅力を引き出す「サバ写真界の巨匠」(ジェンヌいわく)であるとともに、「世界一サバと白めしが似合う男」!
ともに撮影に出かければ、頼んでもいないのにごはんが尋常ではない大盛りで出てくることしばしば。
わーっ、おいしそうー。
期待どおりのリアクション。
では白めしスターの「僕とサバと白めしを」をお楽しみください 。
これは絶対うまいやつですねー。この、サバの煮汁がしみてとろっとしたタマネギもヤバイですね。あー……サバの煮汁と紅しょうがの赤い汁がごはんにしみしみした、「決壊」部が萌えますねー。
▲ 至福の表情
紅しょうがと甘辛いサバとタマネギと白めしで、たしかに牛丼風だけど牛丼超えですねー。おいしいなー。
▲無敵の「白めしスマイル」
白めし界のスターもナットクの「サバ缶の牛丼風」。
ぜひ、飲んだ後のラーメンダブルと置き換えかて、スリムになっていただきたいですね。ともあれ、サバ缶はおかずにも、おつまみにも、夜食にも大活躍する理想的な食材。
しかも、DHA、EPA、血液サラサラ、脳力アップにも貢献しちゃいます。
最近では、アスリートがプロテイン代わりに食べているらしいですよ。
つまり、サバ缶はおはようからおやすみまで使いこなせる「スーパーフード」。
無限の可能性を秘めたサバ缶をぜひおいしく楽しんでください!
全日本さば連合会の新刊