
こんにちは、料理と筋トレをこよなく愛する筋肉料理人です。
安くて食べごたえ抜群、高たんぱくでコスパ最強の鶏むね肉。あっさり味でアレンジ自在ですが、できれば調理はラクしたいですよね……。
ということで今回は、ソースの調味料はトマトケチャップだけ! 簡単で極ウマの「ケチャップソースの鶏むねステーキ」のレシピをご紹介します。
下味を付けた鶏むね肉をカリッと香ばしく焼き上げて、仕上げにケチャップソースをたっぷりかけちゃいましょう。
鶏むね肉を焼き、フライパンに残った油でトマトケチャップを炒めると、酸味がまろやかになってコクと甘みがアップ! 調味料をあれこれ足すことなく、たった1分で絶品ソースになりますよ。
筋肉料理人の「ケチャップソースの鶏むねステーキ」
【材料】1~2人分 【調理時間】約20分
- 鶏むね肉 1枚(300g)
- トマトケチャップ 大さじ3
- サラダ油 小さじ2
- 付け合わせの野菜(今回はミニトマト、電子レンジで加熱したブロッコリー) お好みで
(A)
- 片栗粉 大さじ1
- 日本酒 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1/4
- 鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
- 塩 ひとつまみ
- 黒こしょう 適量
作り方

1. 鶏むね肉は厚い部分を切り開いて(観音開きにして)、火が通りやすいように均一の厚さにします。まずは皮の付いている面を下にして、写真のように縦に置きます。

真ん中あたりの肉の境目(少しくぼんでいるところ)を目安に、肉の厚みの半分くらいの深さに包丁を入れます。

そこから包丁を横にして左に切り進み、

端を1.5~2cmくらい残して切り開きます。
肉を切り離さないように注意してください。

鶏むね肉を180度回転させ、反対側も同じように切り開きます。

2. 切り開くと筋肉の繊維の流れが見えるので、

それを断ち切るように、2~3cm間隔で肉全体に包丁の切先を刺します。

裏返して、皮が付いている方も2~3cm間隔で刺します。

3. ボウルに(A)を入れて混ぜます。

そこに鶏むね肉を入れ、軽くもみながら5~6回ひっくり返して、調味料を吸わせます。
片栗粉と日本酒で下ごしらえすることで加熱しても肉がパサつきにくくなり、カリッとした焼き目も付きます。

4. フライパンにサラダ油を引いて中火にかけ、鶏むね肉を皮を下にして置きます。8分を目安に焼き、

写真のように濃い焼き色を付けます。焼き目が付いたら裏返して、弱火にして5分焼きます。
時々様子を見て、焦げそうなら火を弱めてください。
焼いている間にバットや皿を用意して、キッチンペーパーを敷き、焼き上がったら肉を休ませる準備をしておきます。

5. 両面を焼いたら、用意しておいたバットにのせて5分休ませます。
経験上、休ませることで切ったときに肉汁が流れ出にくくなり、うま味やジューシーさをより感じられるようになりますよ。下に敷いたキッチンペーパーは余分な油、水分を吸い取ってくれます。

6. 休ませたら食べやすく切ります。縦に半分に切り、

包丁をちょっと斜めに入れて2㎝くらいのそぎ切りにすると、ぶつ切りより薄くて食べやすいです。断面が広く見えて、見た目もグンと美味しそうになりますよ。

7. 肉を焼いたフライパンにトマトケチャップを入れて中火で熱し、

1分ほど炒めてケチャップソースを作ります。
フライパンに残った鶏の油と混ぜて乳化させ、コクのある美味しいソースにします。

8. 切った鶏むね肉を皿に盛り、ケチャップソースをかけ、お好みで付け合わせの野菜を添えてできあがりです。
白メシにもパンにも、もちろんビールにも!

「ケチャップソースの鶏むねステーキ」の完成です。下処理して焼いた鶏むね肉は、表面はカリッと香ばしく、中はしっとりジューシー。パサつきもなく、あっさりしながらも満足感のある仕上がりです。

そのまま食べても十分美味しいですが、炒めたケチャップソースをかけると、一気に洋食屋さんのひと皿に! 深いコクとやさしい酸味、まろやかな甘みが加わって、白メシにもパンにも、もちろんビールにもよく合いますよ。

シンプルな材料で作れるのに、どこか懐かしくて食欲をそそる味。マンネリになりがちな鶏むね肉レシピの新しい選択肢になってくれますので、ぜひおためしください。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
- ブログ:魚料理と簡単レシピ
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企画協力:フーディストノート

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