
道具さえそろえばウマいものができる! かどうかはひとまず置いておき、あるといいなあ、使ってみたいなあというキッチンツールって星の数ほどあるんです。でも、そんなに使わないかもしれないし、わざわざ買うのはちょっと……。うん、わかります。では、作っちゃいましょう!!
ということで、今回は盛り付けと食感に重点を置いて、自作の丸セルクル(筒状の枠型)を使った「お店で出てくるようなサーモンサラダ」をご紹介します。セルクル型を使って、彩りを考えながら簡単に食材の層を作ってみました。
おなじみの刺身用サーモンを使いますが、切ってお皿にのせるだけ、のサラダとはひと味違います。ちょっと特別な日の家飲みにオススメですよ。
魚屋三代目の「サーモンと夏野菜のサラダ・タルタル仕立て」
【材料】2人前
- 刺身用サーモンのサク 150g
- アボカド 1個
- きゅうり 小1本(約100g)
- 玉ねぎ 小1/2(約50g)
- すし酢(市販品) 適量
- 塩 少々
- エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
- 粗びき黒胡椒 適量
- 盛り付け用の葉物野菜 お好みで(今回はサラダほうれん草)
- パセリみじん切り 適量
- わさび お好みで
(A)
- マヨネーズ、ヨーグルト(無糖) 大さじ1
- すりおろしニンニク(チューブでもOK)、塩 少々
作り方

1. きゅうりを縦半分に切り、さらに縦三等分に切ったら1センチ幅に切る。切ったきゅうりに軽く塩を振り(分量外)軽く混ぜて5分ほど置いて水分を出し、さっと水洗いをしたら水気を切っておく。玉ねぎは細かめのみじん切りにし、水にさらしてから水気を切っておく。

サーモンは1センチ幅のダイス状に切り、塩を少々ふり、オリーブオイルをかけてからよく混ぜてマリネにし冷蔵庫で30分程度冷やします。

2. アボカドの種と皮を取り除き、1センチ幅のサイズに切りボウルに入れてすし酢を回しかけ混ぜておきます。1のきゅうりと玉ねぎをボウルに入れて混ぜ、こちらにもすし酢を回しかけ、アボカドと一緒に冷蔵庫で30分程度冷やします。
※ついでに、おいしいベストな状態のアボカドの選び方はこちら!

(A)の材料をよく混ぜてソースを作ります。

3. 器に丸セルクル(作り方は記事の最後に!)を置き、下味をつけたアボカドを敷き、その上にマリネにしたサーモン、次にきゅうりと玉ねぎ、最後にサーモンをのせてゆっくりとセルクルを外します。野菜(今回はサラダほうれん草)を盛り付けて2のソースを加え、パセリを散らしたら胡椒をふり、お好みでわさびを添えます。
彩りと楽しい食感! バゲットに乗せてもGOOD!!

サーモンに合わせたのはアボカドときゅうり、そして玉ねぎ。一緒に食べるといろいろな食感が楽しめますよ。味付けはシンプルで、野菜には市販のすし酢、サーモンは塩とオリーブオイルでマリネに。すし酢って何気に便利で、和風な浅漬けピクルスがサクッと出来ちゃいます。ソースはマヨネーズ&ヨーグルト、そこにニンニクを加えて風味UP!
酒の肴に、魚屋のウンチク~セルクルの作り方~


セルクルは洋菓子などを作るときに使う、底がない金属枠。この枠に彩りよく食材を層にして詰めていくときれいな盛り付けができる、というわけ。いつもの盛り付けからワンランクUP! 使いやすい大きさは高さ4cm、直径は7cmくらいです。今回は直径7cmのセルクルを作りましょう。
- 1. アルミホイルを3つ折りして高さ4センチくらいの帯を作ります。
- 2. 500mlの丸い筒状のペットボトルに1のアルミホイルを巻いてセロテープで止めます。
- 3. アルミホイルをゆっくりと外せば完成!

500mlのペットボトルの直径って7cmくらいだから、これがバッチリなサイズ! ということは、アルミホイルを使わなくてもペットボトルの中心部分を4センチの縦幅で切って使ってもOKですな!
※この記事は2017年8月の情報です。
作った人:魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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企画協力:フーディストノート

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