
しらすって、買ったはいいけど、じつはそんなに日持ちがしないんですよね。そんな時にオススメするのがこの「佃煮」。甘辛く味付けしたしらす、これがまたすごくおいしい。
しっかりと味付けをし、火を通しているので日持ちもバッチリ。冷蔵で1週間は食べられます。ご飯におにぎりに、そのまま酒の肴にしても最高。調味料も全部同じ量だけ入れればいいので覚えやすいんです。お買い得のしらすがあったらぜひつくってみてください。きっと箸が止まらなくなるでしょう。
少しパンチをきかせて、山椒と唐辛子を加えたピリ辛バージョンも紹介しますね。
魚屋三代目の「しらすの佃煮」
【材料】2人前
- 釜揚げしらす(しらす干しでもOK) 100g
- 炒りごま(白) お好みで
- 赤唐辛子(輪切り)、山椒の実(乾燥) お好みの量 (A)
- 醤油、みりん、酒、砂糖 各大さじ3
作り方

1. 小さめのフライパンや鍋に(A)を入れ、

よく混ぜて煮立たせます。

2. 釜揚げしらすを加え、やさしく広げましょう。
※「しらす干し」よりも「釜揚げしらす」の方が塩分も控えめで、干していない分個々が大きいのでオススメ。炒め煮にしていくとしらすが縮んでいきます。

3. 中火~弱火で様子を見ながら10分ほど炒め煮にしていきます。
※しらすを広げたらあまり触らないこと。触りすぎるとしらすが柔らかいので崩れてしまいます。

ある程度煮ると(煮汁が半分近くになったら)しらすがしっかりとしてくるので、優しくかき混ぜてください。
※煮汁がなくなってくると焦げ付きやすくなるので、火加減に注意です。

4. しらすがあめ色になり、フライパンを傾けても煮汁が流れてこなければ完成。器に盛り付け、お好みで炒りごまをふってください。
山椒と輪切り赤唐辛子でピリ辛大人味に!

そのまま食べれば酒の肴や箸休めに最高の「しらすの佃煮」。ご飯のおともにするもよし、 卵焼きに混ぜても、ニンニクを擦り付けたバゲットにのせてもイケます。冷蔵庫で1週間保存できるので、お正月はおせち料理に使うのもあり!

それから、この佃煮に、山椒と赤唐辛子を加えてピリ辛にするのがまたウマいんだ!

山椒の実と赤唐辛子は調味料を煮立たせた時に加えてくださいね。

それ以外の作り方は同じ。ちりめん山椒みたいな、大人の味に仕上がります。さあ、年末年始のつまみはこれで安心ですよ!
作った人:魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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企画協力:フーディストノート

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