2008年末に閉館した新宿コマ劇場の跡地に、4月17日に新たに開業した新宿東宝ビル。屋外テラスからゴジラが顔を出し、道行く人を威嚇しているかのようなその様子は大きな話題となり、早くも歌舞伎町のランドマークとなりつつあるようだ。
そんな新宿東宝ビルの1Fにオープンしたのが、「お好み焼き 京ちゃばな 新宿東宝ビル店」。1976年に京都で創業し、現在は京都に8店舗、大阪に11店舗を構え、2014年1月には東京進出を果たした京都お好み焼きの名店だ。今回の「新宿東宝ビル店」オープンは、新宿店に続き東京2店舗目となる。
何を隠そう、筆者は学生から社会人時代の8年間京都で暮らした経験があり、当時から「京ちゃばな」のファンだった一人。いわゆる一般的なお好み焼きとは一線を画す、名物の「トマトのお好み焼き」を初めて食べたときは、甘辛ソースとマヨネーズが絡み合う濃厚な味わいと、口の中を駆けめぐるトマトのフレッシュさに、「ヤバい! めっちゃおいしい! 」とリアルに感動したものだ。
さて、もちろんこの「お好み焼き 京ちゃばな 新宿東宝ビル店」でも名物の「トマトのお好み焼き」はもちろん、店舗限定メニューとなる「名物トマトお好み焼き ~牛肩ロースの炙り 特製トマトソース~」(1,580円)を提供するという。さて、その内容とは……
ギャオーッ!!
なんと! トマトお好み焼きに載せた牛肩ロースを、ゴジラが炙ってくれるというのである。燃えさかる青い炎……想像以上に迫力があるうえ、香ばしい肉の香りがなんともたまらない!
そして、特製トマトソースをとろーり……ふつふつと音を立てるソースの香りが脳天を直撃!
「おいしくしてやったぞ」。心なしか、ゴジラも満足げな表情である。あ、ありがとうございます……。
通常の「トマトのお好み焼き」は豚肉を使用しているが、こちらの「名物トマトお好み焼き ~牛肩ロースの炙り 特製トマトソース~」は牛肉を使っていることで、力強い肉のうま味がさらに口の中に広がり、まさに「ゴジラ級」のおいしさ。いやぁ、やっぱりこのお好み焼きは、今までのお好み焼き観を覆すね……。
ほかにも、米麹とゴマ、醤油を合わせた和のオリジナルソースと西京味噌や九条ねぎなど京都ならではの食材を使った「京九条ねぎと丹波黒どりのお好み焼き ~米麹と胡麻のソース~」(1,180円)など、約20種類以上の店舗限定メニューがある。ほかの店舗に行ったことのある方も、ぜひこの機会に足を運んでいただきたい。
ちなみに、この「ゴジラが火を噴く」パフォーマンスは、オープン記念の期間限定。5月18日(月)以降は「ゴジラの魔法が解けて」、通常のバーナーで牛肉を炙ることになるのだそう。とは言え、もちろん味に変わりはないのでご安心を。何がなんでもゴジラに炙ってほしい! というアナタは、5月17日(日)までにお店に急いで!
※表記価格はすべて税別
お店情報
【閉店】お好み焼き 京ちゃばな 新宿東宝ビル店
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル1F
電話番号:03-6233-8781
営業時間:11:00〜23:00(22:30L.O)
定休日:年中無休
※こちらは新宿店です。
※このお店は現在閉店しています。
※飲食店の掲載情報について。
書いた人:大矢幸世
転勤族の父親と夫を持ったがために、愛媛、群馬、東京、福岡、京都、福岡、鹿児島、福井を渡り歩いた流浪系ライター。現在地は東京。地元はしいて言えば福岡。立命館大学卒業後、百貨店勤務、フリーペーパーの編集を経てフリーランスに。月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。著書に『鹿児島カフェ散歩』(書肆侃侃房)。