急須でいれたような味わいの緑茶飲料「綾鷹」に “本当に急須でいれる”「綾鷹 煎茶」があるって知ってた?  

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急須でいれた緑茶に一番近いのはどれ?」で、お馴染みの緑茶飲料「綾鷹」(525ml、140円〈税抜〉)。

急須でいれたような、にごりの旨み”を再現したそれは、ペットボトル飲料ながら、日本人が本来持つ繊細な味覚を再認識させるきっかけとなった。

今年、日本コカ・コーラは「綾鷹 まろやか仕立て」(525ml、140円〈税抜〉)のパッケージをリニューアル。「綾鷹 まろやか仕立て」は“急須で低めの温度のお湯でいれた緑茶のような、旨みのあるまろやかな味わい”が特徴だ。現在、2つの「綾鷹」の“旨み”を伝えるキャンペーンも展開している。

そんな「綾鷹」と同じ名を冠する、煎茶がある。つまり、“本当に急須でいれる緑茶”が存在するのだ。…というと、その評判に便乗した商品なのでは? と思う人もいるかもしれないが、違う! 

この煎茶は、日本コカ・コーラの緑茶飲料「綾鷹」の開発に協力した本家本元の「上林春松本店(かんばやししゅんしょう ほんてん)」が販売しているのだ。

 

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同店は、約450年の歴史を誇る宇治の老舗茶舗。初代 上林春松の父である、「掃部丞久重(かもんのじょうひさしげ)」は、足利義満の時代から宇治の「碾(てん)茶(抹茶の原料となるお茶)」を扱う特権的茶業者である“茶師”として名をとどろかせ、以降、14代にわたり“上林春松”の名を襲名している。

桃山時代には豊臣秀吉に重用、宇治茶の総支配を命ぜられて以降、徳川家康の時代には御茶師の最高位“御物御茶師”にも任命。

 

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一方で尾張徳川家、阿波蜂須家など諸国大名のお抱え茶師としても活躍。それを証明するように、上林春松家には豊臣秀吉から久重に当てた“消息”(手紙)も残されている。

こうした伝統を受け継ぎ、本来の茶業に加え、開発協力した緑茶飲料「綾鷹」では、上林春松本店のブレンド技術「合組(写真)」をベースとして、急須でいれたお茶本来の味わいを再現。独特の“にごり”によって“旨み”を引き出し、唯一無二の緑茶飲料を作り上げているのだ。

 

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そんな名店が、“プレミアム緑茶”と謳う煎茶のひとつが、ペットボトルと同じロゴをあしらう「綾鷹 煎茶」。(左)140g缶箱入り(1,728円)(右)70g (840円)。

 

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リーズナブルな価格設定だが、封を開けて茶葉を取り出すと、その美しい緑色に目を奪われる。

 

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それもそのはず。そもそも「綾鷹」の名は、貴重で上質な茶葉を織り込むという意味の“綾”、力と高貴な存在の象徴であるとともに貴重な茶葉という意味を持つ“鷹”から発想。

そして、11代目が庶民向けに販売する茶の新製品に付け商品名となった。写真は、明治時代の品評会に提出された経歴書の一部分に「綾鷹」の名が記されている。

 

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そんな由緒正しい「綾鷹 煎茶」を、“本当に急須でいれて”みた。

すると、美しい濃緑の水(すい)色が、茶器に映えるだけでなく、まるで、摘み立ての茶葉のような、さわやかな香りが立ち上る。

 

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その色と香りを楽しんだ後、一口飲むと、緑茶独特のコクやほのかな渋みだけでなく、ほのかに甘味も感じる。

普段、急須で淹れた緑茶を飲まない人でも、この上林春松本店が、豊臣秀吉や徳川家康さえもうなずかせた老舗であることを理解するはずだ。

煎茶とペットボトルの緑茶飲料、ふたつに名を冠する「綾鷹」。これらを飲み比べてみることで、改めて“急須でいれた緑茶がどんな味わいなのか”再認識するきっかけになりそうだ。

 

お店情報

上林春松本店 直営小売店

住所:京都府宇治市宇治妙楽38
電話番号:0774-22-2509
営業時間:9:00 ~00:00
URL:http://www.shunsho.co.jp/

www.hotpepper.jp

※本記事は2015年4月の情報です。

 

書いた人:寺田剛治

寺田剛治

旅雑誌、モノ雑誌の編集者を経て、フリーランスとなったおじさんライター。食、旅、玩具、鉄道など、仕事は雑色系。「一度は見たい!日本一百景」(洋泉社)を企画・構成したことを機に、趣味は全国各地の日本一”めぐり!

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