古くから学生に親しまれてきたお店
新潟市中央区には、高校や大学など多くの学校が並ぶ地域があり、そこには古くから学生に親しまれてきたお店があります。
今回ご紹介するお店はこちら。
▲らーめん亭にしやま
お店の中には「学生割引有り」と書かれた紙が貼られています。
多くの学生客がこちらのお店でお腹を満たしてきたのでしょうね。
カメラを持ちお店の中を撮影していると、お客さんの一人が
「取材ですね。私はこちらのお店40年通っていますよ。本当に美味しいです」
と声をかけてきてくれました。
恐らくその方も学生時代からこのお店に通い、その味にハマり卒業後も通い続けたのでしょう。
ちなみに、数年前に代替わりし、現在では2代目店主がラーメンを作っています。
古くから通う常連さんがその味を認めているという点に、しっかりと味の伝承が行われているという事が想像つきます。
▲メニューの数々
写真に写っている以外にも多数のメニューがあります。
たくさんあるので迷ってしまいますね……。
こういう時は定番の品からいくものです。
注文したは、「チャーシューメン(醤油味)」です。
カウンターに座ったため、自分が食べるラーメンを作るところを見る事が出来ました。
まずは、醤油ダレと油を丼に入れます。
麺はたっぷりのお湯に泳がせ茹で、平ざるで湯切りをします。
茹で上がりに合わせ、スープをこしながら丼に注ぎ入れます。
深い味わいの背脂醤油スープ
出来上がりはコチラ!
▲チャーシューメン(850円)
昔ながらの味わいのあっさり醤油味のスープに程よく背脂が浮いています。
ちなみに、先代が作っていた頃は、もっとたくさんの背脂が浮いており、
「にしやま=こってり」
というイメージを持っている人も多いかと思います。
2代目店主となり、
「背脂たっぷりで重たくしたくないのと、スープの味をしっかりと味わって欲しい」
という気持ちから背脂を減らし、あっさりめにしたのだとか。
ただ、背脂の量は注文時にお願いすると調節可能なので、以前の様にたっぷりの背脂を浮かせる事も可能です。
※ 7年前に先代が作っていた頃の「にしやま」で撮影したチャーシューメンの写真が残っていたので掲載します。
背脂の量だけでなく、チャーシューの盛り付けの変化や味玉がプラスされていますが、ベースとなるスープの味はほぼ一緒でしたね。
麺は弾力感たっぷりのツルツルモチモチ多加水極太麺です。
この麺の歯応えがたまりませんね!
スープと麺の相性も抜群です!
その美味しさのベースとなるのは、たっぷりの素材の味を抽出したスープです。
豚骨、鶏がら、背脂の動物系に、煮干、タマネギ、ニンジン、ニンニク、生姜、ネギを加え3時間程煮込んでから取り出し、更に弱火で5時間煮込みます。
素材に合った最適な火加減、煮込み時間により、良質なスープを作り上げています。
1日かけて仕込んだスープは一晩寝かせ、こした後に翌日営業用として使用します。
▲手前が仕込み中のスープ、奥が営業用スープ
新メニュー「マーボーメン」
2代目店主がお店を継ぐ前に中華系のお店で修行してきた経験をいかし新たに発売した一品がこちら。
▲四川風麻婆麺(850円)
山椒が効いたトロみたっぷりの麻婆豆腐がかかっています!
「にしやま」の背脂醤油スープと麻婆豆腐が融合した斬新な一杯です。
各種サイドメニューもおすすめ
新潟県五泉市の「キムラファーム」が作る新鮮な玉子をかけた「たまごかけご飯」もおすすめとのこと。
▲たまごかけご飯(250円)
他にも「半チャーハン」も最近好評のメニューらしいです。
中華鍋をふるう二代目店主。
チャーハンが出来上がり!
▲半チャーハン(350円)
「たまごかけご飯」や「チャーハン」などのご飯物は、背脂醤油ラーメンのサイドメニューにピッタリな一品です!
古くから続く老舗店の味を守りつつも、新たなチャレンジを続ける二代目店主。
古き良き味と、これからの変化を感じに「にしやま」 へ行ってみてはいかがでしょうか?
お店情報
【閉店】らーめん亭にしやま
住所:新潟県新潟市中央区学校町通3番町484-1
電話番号:025-231-3102
営業時間:火曜日~金曜日11:00~14:30、17:30~22:00(LO 21:30)/日曜日・祝日11:00~15:00(LO 14:30)、17:30~21:00(LO 20:30)
定休日:月曜日(祝日は営業)
ウェブサイト:http://ramentei-nishiyama.com/
※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。