どこからどう見ても中古車屋さん。
まさかこの中にグルメスポットがあるなんて。
広告も出していない、口コミのお店。
さあ、勇気を出して。
中古車を横目に進むのです。
今回ご紹介する「定食処 櫻茶屋」は、
中古車屋さんの敷地内で営業してます。
さらに、メニューがすごい。
「免許更新定食」ですって。
いろいろと面白そうなお店に潜入です！
向かったのは札幌市手稲
握っているのはハンドルではなく責任です。
安全運転で北海道のグルメを巡る、メシ通レポーターの裸電球です。
今回もすごそうです。
手稲には、
大きな運転免許試験場があります。
私もここで試験を受けて、免許をとりました。
ご紹介するお店はなんと。
この試験場のすぐ横！
上の写真がそれです。
でも、試験場の横は中古車屋さん。
トラックなんかも並んでいて本格的です。
あの……。
面白い料理があるって聞いて来たのですが……。
これ、違いますよね？
間違いなく、住所はここ。
ちょっと進みますか？
奥までズラ～っと車が並んでいます。
中古車屋さんの敷地内にお店が
ありました、ここです！
今回ご紹介するお店、「定食処 櫻茶屋」です。
間違って入ってしまったと、
何度も引き返しそうになった中古車屋さんの敷地内。
本当にありました……。
なんともハードルが高いお店ですね。
店内はのんびりとくつろげそうな雰囲気です。
広告を出していないのに、
ウワサがウワサを呼び、連日たくさんのお客さんが！
「外観はみんなにいじられる」とお店の村田さん。
確かにこれは！
さて、メニューです。
おいしそうな定食ラインアップ。
からあげにしょうが焼など、
定番の料理が並んでいます。
オススメを聞いてみると、
初めてだったら「免許更新定食」にしたらと。
ん？
今、なんと？
定食と絶対に結びつくことのない単語が聞こえましたよ？
これが噂の定食だ！
▲免許更新定食 150g 880円
おお！
ボリューミーな定食が！
とんでもないネーミング、「免許更新定食」です。
鉄板ジュージューで登場した料理。
これは……「トンテキ」ですね！
オープン当初は「トンテキ定食」だったのですが、
運転免許試験場のすぐ横なことから、
もっとインパクトのある名前にしたほうが良いと常連さんのアドバイス。
そこで「免許更新定食」にしたところ、これがヒット！
しかし、この料理。
ネーミングが面白いだけではないんです。
お肉は「かみふらのポーク」というブランド豚！
それなのにこのお値段はうれしいですね。
厨房にもお邪魔しました。
大きなお肉を1本で仕入れ、
注文を受けてから、そのつど切っています。
お店をオープンしたときに、
1つおいしいものがあれば、また来ていただけると考え、
開発したのがこちらのお料理。
話題になった今でも、利益を追いかけずに、
お客さんに喜んでもらえる価格を維持しています。
驚きの柔らかさ！
それに脂がサラサラで甘いんです。
どんなメニューかわからなかったので、
150gにしましたが、これは300gでもペロリですね！
うれしいサービス！
私は普通盛りでしたが、それでも結構な量です。
ちなみに大盛りにすると、漫画に出てくるようなコンモリになるそうです。
ちなみに……。
免許更新のお昼に食べに来た人はすぐにわかるそうです。
それはなぜか。
みんなパンフレットのたくさん入った袋を持ってるからですって！
なるほど、確かに。
たくさんもらいますよね。
「このあと眠くなるわ～」なんて言葉で判明することもあるんだとか！
まだある変わった名前のメニュー
続いて頼んだのがコレ。
ドンブリが登場です！
名前がまたすごいんですよ。
▲免許トリタテ丼 150g 780円
更新の次は「トリタテ」ですって！
なんて若葉マークなネーミングでしょう。
こちらは「かみふらのポーク」の照り焼きですね。
タレがとてもおいしい！
肉の脂をそのまま使っているんですって。
いや～、ご飯がすすみます。
ごちそうさまでした！
私は「トリタテ」ではないですよ。
しかもゴールドのキラメキ。
でも……先日……。
ちょっと違反をしまして……。
次の免許更新でブルーに。
俗に言う「金メッキ」ってやつですね。
ごちそうさまでした！
立地やネーミングが面白いお店としてやってきましたが、
味にホレました！
これはリピート決定です！
お店情報
定食処 櫻茶屋
住所：北海道札幌市手稲区曙5条4丁目2番地
電話番号：011-590-0245
営業時間：12:00～21:00（金曜日のみ14:00～18:00休み）
定休日：無休（年末年始・お盆休みを除く）
※この記事は2017年7月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。
書いた人：裸電球
北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。
- ブログ：「裸電球ぶら下げて」
