いま流行りの麻薬卵のタレに色んな食材を漬けてみたら……あの食材が相性抜群だった!

皆さんはSNSなどを中心に流行っている「麻薬卵」をご存じでしょうか? 今回は、半熟ゆで卵以外にも麻薬ダレと相性が良い食材を探していきます。

麻薬卵だけじゃもったいない。麻薬ダレと相性抜群の食材を探せ!

メシ通レポーターの裸電球です。皆さんはSNSなどを中心に流行っている「麻薬卵」をご存じでしょうか?

麻薬卵とは、刻んだ香味野菜にしょうゆなどの調味料を合わせたタレに半熟ゆで卵を漬けたものです。味わいに中毒性があり、次々に食べ進めてしまうという一品です。

この麻薬卵を知ったときに、ふとこんなことを考えたんです。

この麻薬ダレって半熟ゆで卵以外にも相性が良い食材があるのでは!?

ということで今回は、色んな食材を麻薬ダレに漬け込んで、半熟ゆで卵に次ぐベストマッチ食材を探していきたいと思います!

まずは、基本の麻薬卵の作り方からご紹介していきますよ。

麻薬卵の作り方

材料(2人前)

  • 卵……4個

【麻薬ダレ】

  • 長ネギ……1本
  • しょうゆ……100ml
  • 水……100ml
  • 砂糖……大さじ1
  • にんにく(すりおろし)……大さじ1
  • 白ごま……小さじ2
  • 輪切り唐辛子……大さじ1

作り方

1.まず、麻薬ダレを作っていきます。長ネギに5mm〜1cm幅程度の斜めの切り込みを入れます。(料理スキルが低めですみません。笑)

反対側にも同じように切り込みを入れた後に、

端の方から5mm〜1cm幅程度にカットしていくと、簡単に長ネギの粗みじんができます。 料理スキルが高くない自分でも、長ネギをふわっと粗みじんにできました。

2.長ネギと麻薬ダレの材料を保存容器に入れて軽く混ぜ合わせれば、麻薬ダレの完成です。

3.半熟ゆで卵を作っていきます。鍋に卵が浸かるくらいの水(分量外)を入れ、中火にかけます。水が沸騰してから卵を入れ、5分50秒ゆでます。

4.卵を時間通りにゆでたら、氷水(分量外)を入れたボウルに投入します。

1分ほど氷水に漬けておくことで卵がキュッと締まり、殻がむきやすくなりますよ。

5.殻をむいた半熟ゆで卵を麻薬ダレに入れ、冷蔵庫で1日寝かせれば麻薬卵の完成です!

手軽に作れるのに中毒性たっぷりな味わいの麻薬卵

出来上がった麻薬卵がこちら! 刻んだ香味野菜などの具材がたっぷり入っているのでリッチな雰囲気があります。しょうゆ色に染まった半熟ゆで卵はいつ見ても食欲をそそりますね。

真ん中をパカッと割るとトロリと流れる黄身! いいあんばいの半熟加減に仕上げられました。早速いただいてみます。

にんにくが効いたしょうゆベースのタレを、濃厚な卵の黄身がいい感じに中和して、パンチがあるのに食べやすい! というまさに中毒性のある味わい。ご飯と相性が良さそうです。

長ネギや白ごまの香り、輪切り唐辛子のピリッと感が後から追いかけてきて、完成された一品だなぁと感じました。味がはっきりとしているので、おつまみとしても有能そうです。まだ麻薬卵を食べたことがない方は、ぜひやってみてください。

色んな食材を麻薬ダレに漬けてみよう! 「うずらの卵編」

ここからは、麻薬ダレと相性が良い食材を探していこうと思います。最初に選んだ食材はうずらの卵。

まずは保守的に、絶対に失敗しないであろう食材からスタートしていきます。麻薬卵の味わいをひと口サイズで楽しめるうずらの卵って絶対アリだと思うんですよね。早速作っていきます。

材料(2人前)

  • うずらの卵……10個
  • 麻薬ダレ……250gほど(麻薬卵と同じ分量で作ったものを使用)

作り方

1.鍋にうずらの卵が浸かる程度の水(分量外)を入れ、中火にかけます。沸騰したらうずらの卵を入れて2分30秒ゆでます。

2.時間通りにゆでたうずらの卵は、氷水(分量外)を入れたボウルに1分ほど入れ、冷やして殻をむきやすくしておきます。

3.うずらの卵の殻をむいていきます。

ここで、簡単にうずらの卵の殻をむくポイントをご紹介。おわんなど同じサイズの食器を2つ用意します。1つに氷水で冷やしたうずらの卵を入れて、もう1つでふたをするようにフチ同士を合わせます。

準備ができたらシャカシャカと5〜6回ほど優しく振ると、うずらの卵の殻をキレイにむくことができます。うずらの卵は小さくて殻をむくのが面倒ですが、この方法だと簡単に殻をむくことができます。時短したい方はぜひやってみてくださいね。

4.麻薬ダレにうずらの卵を入れ、冷蔵庫で1日寝かせれば、うずらの麻薬卵の完成です!

小さいのにうま味がしっかり感じられるうずらの麻薬卵!

1日寝かせたうずらの麻薬卵がこちら! ひと口サイズで食べやすく、お酒のおつまみとしても大活躍してくれそうです。

同じ卵ですが、うずらの卵と普通の卵では、食感や味わいも全然違いますよね。居酒屋などにうずらの煮卵があるとついつい頼んじゃうんですが、この気持ちどなたか分かりますか?

ご飯(分量外)の上にうずらの麻薬卵をたっぷりのせた超麻薬丼を作ってみました! うずらの卵を半分に割ってみると見事な半熟加減でビジュアルもいい感じですよね。

ご飯との相性は言うまでもなく抜群ですが、うずらの卵特有の食感や、うま味が詰まった黄身が麻薬ダレともマッチしていて、箸が止まらなくなるおいしさでした。この麻薬ダレはどんな卵とも相性が良さそうです。

色んな食材を麻薬ダレに漬けてみよう! 「絹豆腐編」

次に麻薬ダレに漬ける食材は絹豆腐です。

麻薬卵は黄身がおいしかったのはもちろん、淡泊な白身に味がよく染みていてとてもおいしかったんです。だったら豆腐も合うのでは!? ということで、麻薬絹豆腐を作っていきます。

材料(2人前)

  • 絹豆腐……1丁(400g)
  • 麻薬ダレ……250gほど(麻薬卵と同じ分量で作ったものを使用)

作り方

水気を切った絹豆腐を麻薬ダレに漬けて、冷蔵庫で1日寝かせれば麻薬絹豆腐の完成です! 作り方をご紹介する必要がないくらい簡単ですね。笑

冷ややっこに飽きてきた方はぜひやってみてください。

淡泊な絹豆腐がお酒やご飯が進む味わいに大変身!

1日麻薬ダレに漬けた絹豆腐はこんな感じ。表面は薄くしょうゆ色に染まっていますが、中心部はもとの色のママでした。

麻薬ダレがほどよく染みているけど塩辛くなっておらず、にんにく風味のしょうゆがガツンときます。その後に、大豆の優しい味わいが追いかけてくる感じで、次々に食べ進められてしまいました。

おつまみとしてお酒に合わせても、ご飯にのせておかずとしていただくのも良さそうでした。クセがない淡泊な食材と麻薬ダレの相性はバッチリなようです。

色んな食材を麻薬ダレに漬けてみよう! 「にんにく編」

次に麻薬ダレに漬ける食材はにんにくです。

すでに麻薬ダレの中にすりおろしたにんにくが入っていますが、具材としてにんにくがあってもいいんじゃないか? だってにんにくのしょうゆ漬けっておいしいじゃないですか。ということで、麻薬にんにくを作っていきます。

材料(2人前)

  • にんにく……10粒ほど
  • 麻薬ダレ……250gほど(麻薬卵と同じ分量で作ったものを使用)

作り方

1.にんにくは皮が付いたまま1粒ずつにバラし、耐熱性のあるお皿に置いて、ラップをせず500Wの電子レンジで1分30秒ほど加熱していきます。

にんにくは電子レンジで温めると、びっくりするくらい簡単に皮がむけるようになります。にんにくの皮をむく作業は意外に時間もかかりますし、指や爪の中ににんにくのニオイが残ってしまいますので、ぜひ試してみてくださいね。

2.皮をむいたにんにくを麻薬ダレに漬けて、冷蔵庫で1日寝かせれば麻薬にんにくの完成です! 

にんにくと麻薬ダレとの相性はいかに?

味はしっかりとにんにく感があって、らっきょうに似た心地いいザクザク感があります。麻薬ダレの中毒性のある味わいと相まって、ご飯との相性抜群です!

ただ、にんにくをかむたびにブワッとにんにくの香りが口いっぱいに広がり、残り香でしばらくは口臭が大変なことになりそうです。

かなり強烈な味わいになるので、ご飯にチョンとのっけて食べるのがいいかもしれません。麻薬ダレとの相性は△で、にんにく好きの方にはおすすめという感じでした。

色んな食材を麻薬ダレに漬けてみよう! 「サラダチキン編」

次に麻薬ダレに漬ける食材は、市販のサラダチキンです。

麻薬ダレは淡泊な味わいの食材と合いそうなことが分かってきたので、市販のサラダチキンを漬けてみました。中毒性のある味わいのサラダチキンに変化してくれるのか。いざ実践です。

材料(2人前)

  • サラダチキン……1個(110~125gほど)
  • 麻薬ダレ……250gほど(麻薬卵と同じ分量で作ったものを使用)

作り方

市販のサラダチキンを麻薬ダレに漬けて、冷蔵庫で1日寝かせれば麻薬サラダチキンの完成です! これも作り方をご紹介する必要がないくらい簡単。笑

サラダチキンは一体どんな味わいになるのでしょうか?

サラダチキンを麻薬ダレに漬け込んだその味は?

見た目は、サラダチキンと相性が良さそうな長ネギなどがのっていて、非常に期待できるルックスです!

期待してひと口食べてみると……。え、ちょっと待って……。

かなり塩気の強い味わいに仕上がりました。もともとのサラダチキンの塩気+麻薬ダレの塩気がそのまま足し算されたようで、単純にしょっぱすぎるという結果に。

もしかすると、全く塩気が付いていないサラダチキンを麻薬ダレに漬け込めば完璧だったかもしれません。鶏むね肉のパサパサ感は麻薬ダレに漬けることで多少しっとりとした食感に変わっており、うまくやればサラダチキンを中毒性のある味付けに変化させることができるのかもしれません。

色んな食材を麻薬ダレに漬けてみよう! 「カマンベールチーズ編」

最後に麻薬ダレに漬ける食材はカマンベールチーズです。

もうこの段階で言ってしまいますが、この麻薬カマンベールチーズは大正解でした! カマンベールチーズの濃厚で芳醇なうま味に中毒性のある麻薬ダレが合わさると、大人の上品なおつまみという味わいになりましたよ。

ということで、麻薬カマンベールチーズの作り方をご紹介します。

材料(2人前)

  • カマンベールチーズ……1個(100g)
  • 麻薬ダレ……250gほど(麻薬卵と同じ分量で作ったものを使用)

作り方

カマンベールチーズを麻薬ダレに漬けて、冷蔵庫で1日寝かせれば完成です! 漬けるだけなので、ご紹介する必要がないくらい簡単に作れます。

まるで珍味のような味わいの麻薬カマンベールチーズが大正解だった!

ひと口サイズにカットした麻薬カマンベールチーズを頰張ると、チーズのうま味と麻薬ダレの良さが一切けんかせずに、お互いの良いところだけを感じられるような味わいに。

しょうゆベースの香味野菜ダレが、チーズにほどよい塩気とうま味を与えながら、ねっとりした食感も最高で、もうこれは珍味的なおいしさでした! 

赤ワインなどとの相性もバッチリで、チビチビと食べるのが良いかもしれません。間違いなく今回試した食材の中で、麻薬ダレとの相性はNo.1でした。

まとめ

今回は、基本の麻薬卵の作り方から始まり、あらゆる食材を麻薬ダレに漬けた様子をお届けしました。

結果的に、麻薬ダレは淡泊な味わいの食材と相性が良いことが分かりました。中毒性のある麻薬ダレをほどよく染み込ませることで、淡泊な食材でもグッとおいしくなる可能性を秘めていると思いました。

皆さんも色んな食材を麻薬ダレに漬け込んで、麻薬ダレの可能性を楽しんでみてください。それでは!

※あくまで目安になりますが、冷蔵庫で保存の上、3日以内に食べ切るようにしてください。

※新たに違う材料を麻薬ダレに漬け込む場合は、沸騰するまで加熱し急冷してからお使いください。

書いた人:裸電球

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北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。

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