こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。
ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンが含まれ栄養価が高い、「飲む点滴」こと「甘酒」。最近、飲んでるよという人が多いこの甘酒ですが、じつはお料理にも使えるんです、というお話を先日、こんなレシピでご紹介しました。
その時にも書いたのですが、
・甘酒には米麹で作る「麹甘酒」と、酒粕で作る「酒粕甘酒」の2種類がある。
・とくに、麹甘酒は米麹を発酵させて作ったもので、アルコール分は0%、砂糖を加えなくてもほのかな甘みがある。アルコールが苦手な方やお子さんにも安心。
ということで、今回はその「麹甘酒」を使ったレシピの第2弾、「甘酒照り焼きチキン」です。麹の力でお肉の旨味が引き出され、調味料はしょうゆだけで驚くほど美味しく焼けます。そればかりか、焼くと硬くなりがちな鶏肉が柔らか~く仕上がりますよ。
北嶋佳奈の「甘酒照り焼きチキン」
【材料】(2人分)
- 鶏もも肉 1枚(250~300g、鶏むね肉でもOK)
- 油 小さじ2
(A)
- 麹甘酒(2倍濃縮タイプ) 50ml
- しょうゆ 大さじ1と1/2
作り方
1. 鶏もも肉は皮面を6~7ヵ所刺し、厚みのある部分は裏面に斜めに切り込みを入れ、半分に切る。
切り込みを入れるだけで厚さはだいたい均一になり、中の生焼けも防げます。
2. 保存袋に(A)を合わせ、1を入れて揉み込み冷蔵庫で30分以上おく。
3. フライパンに油を中火で熱し、2の肉を焼く。両面に焼き色がついたら余分な油をキッチンペーパーでふきとり、保存袋に残った漬け汁を加え、絡めながら煮詰める。
4. 肉に漬け汁がしっかり絡んだら取り出し、食べやすい大きさに切って盛り付ける。あれば野菜を添える。
今回はミニトマト、千切りキャベツ(どちらも分量外)を添えました。
朝仕込んでおけば、夜焼くだけで柔らか照り焼きチキン!
朝のうちに肉を揉み込んで冷蔵庫に入れておけば、夜は焼くだけで、柔らかい照り焼きチキンがいただけます。ご飯もお酒もすすみますよ。唐揚げ用などカット済みのものを使えば更に手軽に作れますし、鶏むね肉を使ってもOKです(肉の分量に合わせて、麹甘酒としょうゆの量は加減してください)。飲むだけではない甘酒、ぜひお試しください!
作った人:北嶋佳奈
管理栄養士、フードコーディネーター。大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。白砂糖は使わず、麹甘酒や食材本来の甘みで体にやさしいおやつを作る「こはなのおやつ」のプロデュースも手がける。『からだ想いのまんぷく小鍋』、『デパ地下みたいな ごちそうおにぎり』(ともに宝島社)など著書多数。最新刊『遅夜ごはん』(宝島社)は、とにかく簡単に作れて、栄養バランスもよくて、さらに糖質控えめの夜食レシピを掲載。
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