ラクすぎて衝撃!しょうがは水に漬けておくだけで約1カ月もつ

f:id:Meshi2_IB:20170427092944j:plain

しょうが。

それは、体を温めたり、免疫力を高めたり、はたまた精力UPにも役立つと言われている健康食材。漢方に使われていることでもおなじみです。

しかも、おいしいうえに安い。なんて素晴らしい食品なんだろう、といつも思います。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092944j:plain

ですが、買って即日使い切るほど大量に使うことって、通常の食生活ではそんなになくないですか?

 

なので、数日置いておくと……

f:id:Meshi2_IB:20170427092945j:plain

こんなふうにパサパサになったり、

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092946j:plain

カピカピになったり、

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092947j:plain

なんだかヌメッとしてきたり、

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092948j:plain

謎の黒い筋が入ったり……こんな悲劇とも常に隣り合わせであります。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092949j:plain

そんな事態を回避しつつ、さらにすりおろす手間もかからない「チューブしょうが」は便利な存在ですが、原材料名のラベルを見たことはありますでしょうか。意外としょうが以外のものがいろいろ入っているのです。保存料だけでなく、でんぷんや食塩、醸造酢、香料など。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092950j:plain

しかも、生のしょうがと食べ比べてみると、生ほどの辛みはなく、香りも明らかに弱いんです。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092951j:plain

生のしょうがは、若干レモンを思わせるようなさわやかな香りやキリッとした辛みがあるだけでなく、栄養面でもメリットが大きいとか。

しょうがに含まれる健康成分は複数ありますが、免疫アップに役立つと言われる「ジンゲロール」という成分は、すりおろして時間が経つと減ってしまいます。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092952j:plain

ちなみにこの「ジンゲロール」は、加熱することで「ショウガオール」という成分に変化。体を温めるといわれているのは、この「ショウガオール」によるものだそう。 

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092953j:plain

さらに、しょうがは生で買ったほうが安い場合が多々あります。チューブ入りのしょうがは安いもので140g 100円程度。そして生のしょうがは、産地などにもよりますが、100g程度が100円台で買えることも少なくありません。

つまり、自分ですりおろすのがどうしてもイヤだという人以外、保存性の問題さえクリアできたなら、生のしょうがを買わない理由がないのです。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092954j:plain

でも、いつもラップにこうやって包んでは、ダメにしちゃうんだよね……と悩んでいたある日、料理上手の知人からこんな話を聞きました。

「しょうがは水に漬けておくだけで、1カ月くらいもつよ」

えっ、そんなにカンタンな方法があったの!? 今までの苦労はいったい……

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092955j:plain

もう、帰ってソク実行しました。少なく見積もっても、今までに合計50かけのしょうがをダメにしてきたので、この技を試さずにいられなかったのです。

 

しょうがを水に漬けておくだけ

f:id:Meshi2_IB:20170427092956j:plain

まず、しょうがが入るサイズのタッパーを用意します。水が入って、しっかりフタができればなんでもOK。おしゃれな瓶などでもいいかも。長いつきあいになるので、見るたびに憂鬱(ゆううつ)にならず、開け閉めがラクなものがおすすめです。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092957j:plain

そして、タッパーに水を入れます。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092958j:plain

で、しょうがを入れるだけ。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427092959j:plain

フタをしたら、冷蔵庫に入れます。本当はしょうがの保存は1314℃くらいがベストらしいのですが、これからの季節は室温が20℃を超えてしまうので、冷蔵庫にしましょう。冷蔵庫の奥はまれに冷え過ぎで凍ってしまうことがあるので、野菜室や手前のほうがベターです。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093000j:plain

そして大事なのが、12日に一度、水を替えること! これを怠ると、数日でヌルヌルが発生します。出し入れするときも、出来るだけ手に触れる面積は少なくし、生肉に触れた手などで触るのは避けましょう。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093001j:plain

と書くと、メンドーそうに思えるかもしれませんが、いつでもみずみずしいしょうがが家にある喜びを知ったら、もう元の生活には戻れなくなります。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093002j:plain

だって、こうして取り出して使ったら

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093003j:plain

また水を入れて戻すだけなんですよ! ラクすぎます。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093004j:plain

ちなみにこちらは、この記事とは関係なく、ガチで1カ月保存していたしょうがです

みずみずしいです。

我が家の冷蔵庫には常にコレが入っています。この方法を知って3年ほどになるのですが、その間、一度もしょうがを腐らせたり、カピカピにしたことがありません。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093005j:plain

この保存法が日常になれば、大量のしょうが焼きもチューブしょうがをケチりながら作る必要がなくなりますし、 

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093006j:plain

毎日の晩酌時、グラスにしょうがをすりおろして

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093007j:plain

ジンジャーハイボールにアレンジするのも余裕です。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093008j:plain

ダイエットや冷え性改善、美容のためにしょうが紅茶をたしなんでいる人にとっても、余計な成分が入っていない生のしょうがを毎日気軽に使えるメリットは大きいはず。今までいろんな料理ライフハックを試してきましたが、この方法はもはや裏技とすら感じないほど、生活に浸透してしまいました!

みなさんもぜひこの裏技を使って、フレッシュしょうが使いまくりLIFEを楽しんでみてください。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093009j:plain

<おまけ>

しょうがの皮は、金属製のスプーンでガリガリ削る、これに限ります。包丁より薄く、手早くむけて最高! そして、手を切る心配もありません。

 

f:id:Meshi2_IB:20170427093010j:plain

しょうゆなどを計量するときに使う大さじなどを使えば、洗い物も少なくてすみますよ。あわせてお試しくださいませ~。

 

書いた人:増山かおり

増山かおり

1984年、青森県七戸町生まれ。東京都江東区で育ち、百貨店勤務を経てフリーライターに。『散歩の達人』(交通新聞社)にて『町中華探検隊がゆく!』連載中。『LDK』(晋遊舎)『ヴィレッジヴァンガードマガジン』などで執筆。著書に『JR中央線あるある』(TOブックス)、『高円寺エトアール物語~天狗ガールズ』(HOT WIRE GROOP)。

過去記事も読む

トップに戻る