
こんにちは、料理と筋トレをこよなく愛する筋肉料理人です。
立ち食いそば屋さんなんかで見かける、紅しょうがの天ぷら。家で食べる冷たいぶっかけそばにもあれがのっていると、ピリッとして美味しいだろうな……。ということで今回は、小さめのフライパンを使い、少ない油で「紅しょうがのサクサク天ぷら」を揚げるレシピです。よく冷えたビールや日本酒のつまみにもぴったり!
紅しょうがを薄切りにして揚げる天ぷらもありますが、ここでは市販のせん切りの紅しょうがを使い、包丁いらずのかき揚げスタイルで。カリカリ、サクサクに揚げるコツも紹介します。
筋肉料理人の「紅しょうがのサクサク天ぷら」
【材料】1~2人分
- 紅しょうが(せん切り) 60g
- 薄力粉 大さじ2(衣用)+小さじ2(打ち粉用。小さじ1/2ずつ使用)
- 冷水(容器に入れて冷やしておくのがおすすめ) 50ml
- 酢 小さじ1/2
- サラダ油 適量
- ウスターソース、かつお粉(かつお節でもOK) お好みで
作り方

1.紅しょうがは一度にたくさん食べるとかなり塩辛いので、ここではあらかじめ塩抜きをして使いました。紅しょうをたっぷりの水(分量外)につけ、冷蔵庫で1時間ほどおいてから、ザルにあげて10分ほど水切りします。
減塩タイプを使うなら5分ほど水にさらせばいいでしょう。もちろん、あえて塩抜きをせずに揚げて、少しずつかじるのもありです。
2. 衣を作ります。冷水の入った容器に酢を入れて混ぜ、薄力粉大さじ2をふり入れたら、浮いた薄力粉がすべて沈む程度に軽く混ぜます。
冷水を使い、薄力粉を入れたら混ぜすぎず、さらに私は酢も混ぜることで(いずれもグルテンの粘りを抑えるといわれています)サクサクに揚がりやすくします。ちなみに、酢の酸味は油で揚げると飛んでしまうので気になりませんよ。

3.水気を切った紅しょうがは4等分して揚げます。小さめのボウルを用意して1/4量(15g程度)の紅しょうがを入れたら、衣がからみやすいように打ち粉として薄力粉を小さじ1/2ふりかけて、

まぶします。

そこに2の衣を大さじ1加えてサッと混ぜます。

4.20㎝くらいの小さめのフライパンに、サラダ油を底から1cm程度の深さに入れて火にかけ、160℃になるまで加熱します。
木製の菜箸を差し込み、2~3秒して細かい泡が出てくるのが160℃の目安です。このくらいの温度を保つように火加減を調節します。低めの温度でじっくり揚げることで水分を飛ばすので、時間が経ってもサクサクですよ。

5.衣をまぶした3の紅しょうがを、

衣ごとすべらせるように油に入れます。

油の温度が低めなのでバラバラになりにくいですが、あまり広がりすぎるときには菜箸でフライパンの端に寄せるようにして形を整えるといいです。

6.1分ほど揚げたら裏返して、中心あたりを菜箸で刺して穴を開け、中にもしっかり熱を入れてサクサクにします。

7.菜箸で何度かひっくり返しながら、さらに1分ほど揚げます。取り出して油をよく切り、

キッチンペーパーと油切りを敷いたバットなどに、油がよく切れるように立ててのせておきます。
同じように残りの紅しょうがも揚げます。20㎝のフライパンなら一度に2枚揚げられるので、慣れてきたら、裏返したところでもう1枚分の紅しょうがを入れるなど時間差で揚げていくといいでしょう。
「紅しょうが天冷やしかけそば」も激ウマです!

「紅しょうがのサクサク天ぷら」の完成です。小さめ、薄めに揚げた紅しょうがの天ぷらは香ばしくてまさにサクサク! スナック感覚で食べられちゃいます。

しょうがもガツンと香り、このままでも美味しいですし、

お好みでウスターソースをつけて食べるのも、

かつお粉をつけてうま味をプラスするのもおすすめです。

なお、使い切りでかつお粉を作るなら、かつお節を3g程度(小パック1つくらい)を耐熱ボウルに入れ、ラップをかけずに電子レンジ600wで40秒加熱。

それを目の細かいザルに入れて、ヘラやスプーンでこすりつけるようにすれば完成です。天ぷら以外にもおにぎり、麺、サラダなどいろいろな料理にかけてちょっとうま味を足すのに便利ですよ。

もちろん、冷たいそばにもトッピングしてみました。紅しょうがの天ぷら、刻み海苔と刻みねぎものせて、わさびを添えれば「紅しょうが天冷やしかけそば」です。
冷たいそばをすすって、サクサクの天ぷらをひとかじりすると、紅しょうがのさっぱりした風味が追いかけてきて激ウマ! 蒸し暑いときには絶対おすすめの組み合わせです。

天ぷらといっても少量の油でOKなので、手軽で、キッチンが暑くなりにくいところも◎です。冷たいそばもお酒もおいしくしてくれる一品、ぜひおためしください。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
- ブログ:魚料理と簡単レシピ
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企画協力:フーディストノート

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