ガツ盛り万歳! デカ飯食堂「松乃家」の絶品丼は食べておくべき【京都】

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京都、同志社大学の今出川キャンパスのほど近くにあるうどん店「松乃家」は、美味ながらデカ盛りの絶品丼が味わえることで有名です。

 

同志社大学の食いしん坊万歳たち&近隣の方々から絶大な支持を受ける丼ということで、大食いには全く自信のないメシ通レポーター松永が挑んでみます。

 

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こちらが「松乃家」です。一見普通のこのお店に特大丼が存在するなんて。

 

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お店に入りメニューを見てみると、「大盛りは200円増」とあるだけで、特大とも書いていないのです。お母さんがいらっしゃったので、聞いてみました。

 

──大盛りがとっても大きいんですか?

 「そうですね、みなさん大きいと言ってくれますね」

 

──どれぐらい大きいのでしょうか。

 「うーん、見てみてもらったらわかりますよ」

 

たしかに……、すみません、ちょっと山のようにでかかったらどうしようと、ちょっとビビってしまいました。とにかく丼はすべて大盛りが驚愕の量ということ。

 

「では、カツ丼の大盛りをお願いします! そして、せっかくなので作るところを撮影してもいいですか?」とうかがったところ承諾いただいたので、厨房へ。

 

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卵は3個分

 

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玉ねぎと出汁を煮込んで、

 

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器は左(白)が普通盛りで右(黒)が大盛り。で、でかい。ご飯は普通盛りで半合ぐらい。大盛りで2.5合ぐらいになるそう。に、2合以上あるだと……?

 

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うわ、うわ、うわわわ。これは、多いぞ!

 

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ネギもドバッと豪快に入りました。

 

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カツが揚がりましたよ。サクサクと切られる音で食欲UP。なんだかいけそうな気がしてきた!

 

そして、先ほどのとき卵を鍋にいれて、グツグツ煮立ってきたら鍋肌を揺らします。「今日はうまくいくかな……」と不安げなお母さん。

 

実は現在、息子さんに調理場を譲っていて、今日はたまたまピンチヒッターでの出場ということで、この大盛りをつくるのは久しぶりなのだとか。

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このトロットロの卵を、ご飯の上に乗ったカツめがけて、勢いをつけてかけていきます!

 

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成功!

なんだかとても重そうです。

 

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▲カツ丼大盛り 970円

パンパカパーン、完成です! わー大きいですねー! (この時点ではまだ食べるという現実味が湧いてないので、のんきに)

 

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そして、目の前に運ばれてきました。こ、これが大盛り……。小高い丘になってますけど、気のせいじゃないですよね。

 

意を決して、大口でガバっと、スプーンでいただきます! 

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とろっと味の濃い卵にサクサクのカツも分厚くてジューシー! 美味しいです! シンプルな具材にシンプルな味付け、これぞカツ丼です。ちょっと味も濃いめなのがまたご飯を進ませるというもの。

 

……5分経過

 

 

もう食えない……(早)

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2割ほど食べたところで、スプーンがとまりました。自分の限界の低さに驚愕です。だってお腹がいっぱいだからです。もう普通盛りぐらいは食べた気がします。

 

美味しいのに急激にスピードが落ちました。

 

食べ進む手が止まり、次の作戦を立てようかと考えているところでお母さんが声をかけてくれました。

 

そうだ、お店のことを聞きましょう。フムフム、どうやらこの大盛り、1965年ごろからあるそうです。

 

お店自体は戦前の1940年からある老舗、二代目の先代にお母さんが嫁いだのが1963年。東京オリンピックも開催された60年代、学生運動なども活発で同志社大学の学生さんたちで賑わっていたようです。

 

「もっとぎょうさん食べたい、もっと大盛りにしてくれ、もっとご飯が食べたい」という学生さんたちの要望を聞いていったところ、このような大盛りなったのだとか。メニューもカツ丼を始め、エビ天+牛肉の天ぷらという天肉丼やスタミナ丼などのメニューも増えていったのだそうです。

 

「当時は応援団の人たちがずらっと10人とか並んで、大盛りを食べる、というのがしきたりだったりしましたねえ」

 

この大盛り、お母さんの代からの半世紀は続くメニューだったんですね。時は過ぎましたが、当時と同じ量でそのままメニューは存在し今に至ります。やはり昨今の学生には多いようで、完食できるのは、運動部ぐらいなんだとか。

 

ですよね、僕も、ちょっとお話をうかがいながら休憩してましたけど、その後の追い上げもむなしく、最後3割程度を残してギブアップ。

 

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とにかくご飯が本当に多いです。白米好きにはオススメ。

 

このまま食べ進めたら先にカツがなくなっちゃいそうですが、お母さんの「持ち帰りにできるよ」というひと言に甘えることに。

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そして、「持ち帰り」にしていただきました。

 

おもなお客さんである同志社大学といえば、2009年に今出川キャンパスの校舎が増えたことでこの付近の学生数が一気に増加しました。それでお客さんは増えたのではと聞いてみると、「いくつも大きな学食があるやん。増えはしないなあ」とのこと。

 

しかし、学食にはない、このスリルと満足度を味わいにまだまだ通い続ける学生さんがいるのでしょう。大盛りは日々数杯出る名物メニューなんだそうです。

 

ところで、お店でアルバイト中の同志社大学の男子学生さんに食べられるか聞いてみると「自分にはムリっス!」と正直に。ですよね、美味しいけどさすがに多いよね。

 

カツ丼大盛り970円、量だけ考えたらとてもお得ですし、何より美味しい。好きなだけ食べて、食べきれなかったら分は持ち帰りにする、というのが正解なのかも。

 

ごちそうさまでした!

 

※ 金額はすべて消費税込です。

  

店舗情報

松乃家

住所:京都京都市上京区室町通今出川上る裏築地町96
電話番号:075-451- 3062
営業時間:11:00~15:00、17:00~ 21:00
定休日:日曜日・祝日

 

書いた人:松永大地

松永大地

1981年、静岡県生まれ。大学から京都に住み、早17年。出版社、大学勤務を経てフリー。唐揚げとミルクが好物です。お酒は極めて弱く、チューハイ2杯が限界ですが、酒場とアテは好き。

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