自宅に友人たちが来る。食べ物は各自持参してくれると言っていたけれど、うちが何も用意せずではちょっと悪い。かといって買ってきた惣菜ではつまらない、しかし料理はそもそも苦手……。
そんな、そこそこありそうな状況で一発逆転できるのがサラダです。彩りも鮮やか、大きな器に盛れば見た目もゴージャス、しかもサラダということで女子大喜び。みなさん、こんなときはサラダです。
けれど、グリーンサラダでは面白味がありません。ここは女子だけでなく我々男たちも満足できるサラダを目指そうではありませんか。
というわけで、今回ご紹介するのは「牛肉サラダ」です。
ご安心ください、拍子抜けするほど簡単です。レシピがないに等しい簡単さです。
まず葉っぱの野菜ですが、レタス、サニーレタスなどを用意します。肉を巻いて食べることを想定し、水菜やサラダ菜などよりの、レタスのような大きな葉の野菜がおすすめです。
水洗いしたレタスを、大きな器に敷き詰めていきます。今回使ったのはレタスとサニーレタス。
彩りをきれいにするために、黄色いパプリカとミニトマトも用意しました。これは最後にトッピングします。緑、赤、黄でテーブルがぐーんと明るくなること間違いなしです。
写真はレタスとサニーレタス、各1/2個分を入れたところです。
牛肉はこま切れ肉がおすすめ。高くない肉でも薄いから食べやすいです。
これをサラダ油で炒めますが、面倒な味付けは不要です。全体に火が通ったら、買ってきた「焼肉のたれ」をじゃーっとかけ回してください。そしてフライパンから汁けが飛んだら塩コショウで味を調整して終わり。野菜にはドレッシングなど一切かけないので、肉はやや濃い目の味付けでちょうどいいです。
ここでいろいろな調味料を混ぜて味付けしようとすると、急に「牛肉サラダ」のハードルが高くなってしまいます。料理好き男子ならそれもありかもしれませんが、焼肉のたれというどこにでも売っている便利なものを使えば、「これなら俺でも作れる」と思う人は多いはず。そこから次第に、その焼き肉のたれに豆板醤をちょっと加えてみたりして、自分好みの味を作っていけたらいいですね。
さて、盛り付けましょう。ここでのポイントは「高さ」。できるだけ高く盛りましょう。見た目の華やかさ、大切です。
そして最後にミニトマトとパプリカを飾って、はいできあがり~。
肉があるから男子はうれしいし、生野菜の存在があるから女子も「これはサラダなの」と自分に言い聞かせてレタスに牛肉を巻けます。みんなが幸せになる「牛肉サラダ」!
バケットを添えたりしたらおしゃれ感がさらに増しますね。お皿に盛ってから牛肉の味がまだ足りないと感じたら、ちょっぴりマヨネーズを投入するか、シンプルに塩コショウを加えてください。
普段は料理をしないという人でも、牛こま切れ肉を炒めるくらいならできますよね。火を使うのはそれだけなのに、これだけ目でも楽しめる一品が作れるというのは達成感も大きいもの。料理上手になったような気分になれます。
自分だけのために作るのは面倒でも、みんなと一緒に食べるためなら作ってみようかと思えます。そういう機会にぜひ、料理にチャレンジしてみてください!