ども、料理ブロガー＆ユーチューバーのオトコ中村です。
アメリカの伝統的なバーベキュー料理に「プルドポーク」があります。本場のプルドポークはさすがにダイナミック、豚の大きな塊肉をスモークしてから低温でじっくり焼いて、完成まで1日半かかるそうです。
スパイシーでホロホロのプルドポーク、ぜひ自分で作って食べてみたい！ ですが、1日半もかかる料理は、自作するには少しハードルが高いですね。そこで、フライパンを使って1時間半ほどで作れるようにアレンジしたところ、期待以上のものができました。
というわけで今回は、簡単プルドポークの作り方をご紹介します。
オトコ中村の「フライパンプルドポーク」
材料（およそ4食分）
- 豚肩ロース（ブロック） 500g
- 玉ねぎ（中） 1/2個
- サラダ油 大さじ1
（A）
- チリパウダー 小さじ1と1/2
- パプリカパウダー（あればスモークパプリカパウダーがおすすめ） 小さじ1と1/2
- 塩 小さじ1
- こしょう 適量
（B）
- 水 200ml
- トマトケチャップ 大さじ2
- ウスターソース 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
作り方
1．豚肩ロースは、火を通りやすくするために五等分くらいに切り分けます。
2. 玉ねぎは、みじん切りにします。
3. 豚肩ロースをボウルなどに入れ、表面に（A）をよくまぶします。
パプリカパウダーは、あればスモークパプリカパウダーがおすすめです。見た目には区別は付きませんが、パプリカをスモークしてから粉末にしたもので、スモーキーな香りがします。本場のプルドポークはスモークするので、これを使えばより本場の香りに近づくと思います。
4．熱したフライパンにサラダ油をひき、3を重ならないように並べたら、中火で焼き色が付くまで焼きます。
今回は23cmのフライパンを使いました。
片面がこんがり焼けたら、裏返して同じように焼き色が付くまで焼きます。
5. 豚肩ロースの両面に焼き色が付いたら、玉ねぎを加え、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
6. 玉ねぎがしんなりしたら、（B）を加え、
全体を混ぜて、沸騰するまでは中火で加熱します。
7. 沸騰したら弱火にして、フタをして1時間煮込みます。
8. 1時間経ちました。豚肩ロースの分厚い部分にフォークなどを刺して、中まで完全にやわらかくなっているか確認してください。フォークがスッと入ればOK。
概ね1時間煮込めばやわらかくなりますが、もしかたければ再度フタをして、やわらかくなるまで弱火で煮込んでください。
やわらかく煮えた豚肩ロースは、皿などに取り出しておきます。
9．残った煮汁を煮詰めてBBQソースを作ります。焦がさないように、弱火で混ぜながら煮詰めてください。
このくらい煮詰めればOK。豚肉のエキスたっぷりで、スパイスも効いてガチのBBQソースに仕上がりました。もうこの香りをつまみに飲めそうです。
10．8をほぐします。1時間煮込んだ豚肩ロースは、このようにフォークでホロホロとほぐれます。プルドポーク作りは、ここが一番楽しい場面ですね。
全部ほぐして、ボウルなどに入れます。
11. 最後に、フライパンで煮詰めたBBQソースをかけて、混ぜたら完成です。
つまみ食いしてみましたが、こりゃウマい！ やわらかくて、豚の脂のうま味もあって、さらにスパイスも効いていて、つまみ食いでは終わらない美味しさです。これは絶対にビールに合うはず！ ということで、急いでビールを買いに行ってきました。
豚肉とは思えないやわらかさです
フライパンで1時間煮込んで作ったプルドポークは、豚肉とは思えないやわらかさ。ほぐした見た目はツナにも似ていますが、食べてみると豚肉の繊維1本1本の弾力がツナとは違って、圧倒的な食べ応えと満足感があります。そして、スパイシーなBBQソースがビールを呼びますね。
それから、プルドポークといえば、バーガーやサンドイッチにするのが定番の食べ方。家にあるレタス、トマト、スライスチーズなどと一緒に食パンにはさんだ「プルドポークサンド」もぜひお試しください。これもビールによく合います。ボリューム満点で、がっつり食べたいときにも最高です。
残ったプルドポークは、冷蔵庫で保存して3日くらいで食べ切ってください。冷蔵庫で冷やすと脂が固まるので、電子レンジで少し温めてから食べるといいですよ。
家のフライパンで手軽にできるプルドポーク。今度の休日に作ってみてください。
作った人：オトコ中村
もの作りが大好きな京都生まれ、京都在住の40代。2児の父。小学生の頃、即席ラーメンのスープに豆板醤で辛味をプラスして料理の楽しみを知る。飲食業勤務を経て、現在は作った料理をコツコツとブログやYoutubeで発表中。未知なる料理への楽しい挑戦は続く。趣味は料理と野草観察。
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