元イタリアン料理人が節約食材で作る「うちのボスカイオーラ」のレシピ。家パスタ初心者にもおすすめ

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

長年イタリア料理に携わってきた経験を活かして、身近な材料で、家で作れる美味しいパスタレシピを日々研究している私。

今回作るパスタは「ボスカイオーラ」、通称“木こり風パスタ”。ソースの種類はトマトソース、具材はきのことツナです。

なぜ木こり風なのかは諸説あり、森で取れるきのこを使うこと、ツナの見た目が切り株の年輪に見えることなどがいわれています。イタリアンのメニューは名前の由来が洒落ていておもしろいですよね。

名前こそイタリア語ですが、ツナ缶、きのことお安く手に入る食材で、ソースの乳化もなくとってもおいしく作れるので、家パスタ初心者さんにもおすすめですよ。

 

パパイズムの「うちのボスカイオーラ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.6~1.7mmがおすすめ) 100g
  • 水 1.5L
  • 塩 15g(パスタ茹で用)+ひとつまみ(ソース味付け用)
  • しめじ 30g
  • 舞茸 30g
  • しいたけ 30g
  • ツナ缶(オイル漬け) 1缶(80g)
  • にんにく 1片
  • オリーブオイル 大さじ1
  • トマト缶(ダイスカットタイプ) 200g
  • 乾燥パセリ 適量

 

作り方

1. しめじは石づきを落としてほぐし、しいたけは軸を取り外して薄切りに、舞茸は手でほぐします。

 

2. にんにくは、かたい根元を包丁で落として皮をむき、みじん切りにします。

今回の具材はきのこ、ツナとあっさりなので、にんにくは香りが強く出るみじん切りにして、にんにくの香りをソースにしっかり移します。

 

3. スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のマイナス1分茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。

 

4. スパゲッティを茹でている隣で、トマトソースを作ります。フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて中火にかけます。にんにくがフツフツしてきたら、きのこ3種を入れて、

 

きのこがしんなりするまで炒めます。

にんにくは焦げると苦くなるので、全体を絶えず混ぜ続けます。

 

5. きのこが炒まったら、すぐにツナ(ツナのオイルも小さじ1程度)を入れてさらに1分ほど炒めます。

ツナは炒めることで風味がさらに強くなります。オイルが多いツナ缶の場合はオイルを適度に切って小さじ1程度入れます。

 

6. 5にトマト缶を入れて混ぜ、塩をひとつまみを目安に入れて味付けします。

 

底が焦げないようにヘラなどでかき混ぜながら、2分程度煮込みます。火加減は中火のままでOK。煮込んでトマトの酸味を飛ばしたら、火を止めてスパゲッティの茹で上がりを待ちます。

 

7. スパゲッティが茹で上がる直前に、6のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移し、

 

手早く和えます。

ロングパスタもショートパスタも、ザルにあげてザ~ッと湯切りしてからおおよそ5秒以上放置すると、パスタの中の水分まで過剰に抜けてパサパサになってしまいます。そこで、茹で上がったパスタは滴る茹で汁だけを軽く切ってソースと絡めるか、ザルにあげてすぐソースと絡めるのがおすすめです。

 

8. 器に盛り付けて、仕上げに色味のパセリを振ります。

 

うま味と香りが凝縮のトマトソースが絶品です!

にんにくを効かせ、しっかりと煮込んだうま味のあるトマトソースはベースとしてそのままでも最高。そこにじっくり炒めてうま味を引き出したきのこ、香り高いツナが加わるんですから、これは美味しいはずですよね! 麺をどこで巻き取っても具材がたっぷり絡んでくるので満足度も高いです。

 

身近な材料で作りやすいボスカイオーラ。ぜひチャレンジしてみてください。

ちなみに、ツナを炒める際にオイルにアンチョビを溶かしたり、ソースの仕上げにオレガノを少量混ぜたりすると、さらにお店に近い深い香りと味わいになりますよ。

 

作った人:パパイズム

パパイズム

3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

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