元イタリアン料理人がチューブしょうがで「しょうが焼きっぽいパスタ」を作るレシピ。豚の脂身の甘さが最高です

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

今回は、好評のしょうゆラーメンっぽいパスタ、餃子っぽいパスタに続く、

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“家メシっぽいパスタ”シリーズ第3弾、和とイタリアンを組み合わせたしょうが焼きっぽいパスタです。

肉々しさを出すために厚さ1cmほどの豚ロース肉の切り身を使い、1時間ほどたれに漬け込んでしっかり下味をつけます。これをたっぷりのねぎ、チューブ入りのおろししょうと合わせて風味のいいソースを作りますよ。

パスタを茹でる1時間くらい前に、肉の下ごしらえだけ取りかかっておいてくださいね。

 

パパイズムの「しょうが焼き風ねぎ豚パスタ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.6~1.7mm) 100g
  • 水 1.3L
  • 塩 13g(茹で用)
  • 豚ロース肉(トンカツ用の切り身) 80g
  • 長ねぎ 50g
  • にんにく 1片
  • サラダ油(なければオリーブオイルでもOK) 大さじ1
  • チューブ入りおろししょうが 1cm程度

(A)

  • しょうゆ、酒、みりん 各小さじ2
  • 砂糖 小さじ1
  • チューブ入りおろししょうが 4cm程度

 

作り方

1. (調理1時間前くらいに)豚ロース肉は1cm幅に切り、ボウルに(A)と一緒に入れて混ぜ、ラップをかけて冷蔵庫に入れ1時間程度漬け込みます。

 

2. にんにくは皮をむいて、根元のかたい部分を落としてみじん切りします。

にんにくは香りが強く出るみじん切りにします。豚肉特有の強い香りに負けないよう、ソースににんにくの香りやコクをしっかり移し、味に厚みを出すのが狙いです。

 

3. 長ねぎは斜めに薄く切りします。青い部分は少し残しておいて、仕上げのトッピング用に小口切りにして別にしておきます。

 

4. スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のマイナス1分を目安に茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。

 

5.スパゲッティを茹でている隣でソースを作ります。フライパンにサラダ油、みじん切りしたにんにくを入れて中火にかけます。

できるだけしょうがの香りを邪魔しないように、ここでは香りのないサラダ油を使いました。なければオリーブオイルでもOKです。

 

6.4がフツフツとしてきたタイミングで1の豚ロース肉を汁気を切って加え、中火で炒めます。

豚ロース肉は漬けだれが跳ねるので、なるべく水気を切ってから入れます。たれは後で入れるので取っておきます。

 

7.豚ロース肉のピンク色の部分がなくなったら、長ねぎも入れてしんなりするまで炒めます。

 

8.肉の漬けだれと、

 

スパゲッティの茹で汁(約100ml、カップに半分くらい)を入れて、木べらなどでかき混ぜながら、15秒ほど熱してとろりと乳化させます。火加減は中火のままでOKです。

 

9.ソースの味を確かめ、塩気が足りなければ塩(分量外)で味を調えます。火を止めて、ここでしょうがをソースに溶かします。あとはスパゲッティが茹で上がるのを待ちましょう。

しょうがの香りは加熱すると弱まってしまうので、火を止めてから最後に入れます。

 

10.スパゲッティが茹で上がる直前に、9のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移し、手早く混ぜ合わせます。 しょうがの香りが飛ばないように、フツフツとしてきたらすぐに火を止めてください。

 

混ぜ合わせていると、スパゲッティが美味しいソースをギュッと吸ってくれます。

 

11.器に盛りつけ、刻んでおいた長ねぎの青い部分を散らします。

 

ソースを吸った麺と豚肉の脂身の甘さがクセになる!

とってもシンプルで、どこか懐かしさもあるビジュアルですが、しょうゆ、しょうが、にんにくと立ち上る香りはまさにしょうが焼き!

もちもちアルデンテ食感の麺は甘辛いソースをたっぷり吸って、そこに香ばしく炒めた長ねぎと、食べごたえのある豚肉がからむんですからもう最高です。

豚の脂身はプルプルで甘く、噛めば噛むほどうま味が出ます。しょうゆベースのパスタは味が単調になりやすいのですが、みじん切りにしたにんにくを入れたことで全体がうまくまとまり、しょうがのピリッとした風味であとを引くパスタに仕上がりました。

なお、豚肉は薄切りのロース肉やバラ肉を使ってもOKです。その場合は肉感が出るように100gくらい入れてもいいでしょう。

 

ソースに溶かすしょうがを増やしたり、食べながら“追いしょうが”したり、お好みでさらにスパイシーにするのもOK。身近な材料でクセになる味わいになりますので、ぜひ作ってみてください!

 

作った人:パパイズム

パパイズム

3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

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