JR中央線・西荻窪駅前の立ち飲み「煮こみや 富士山」の赤&白煮込みにどっぷり浸かったまま夜を飲み通したい

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こんにちは、パリッコです。今回も調査という名の飲み歩き活動にいそしんでいきたいと思います。

 

JR中央線といえば、駅ごとに特色のある飲み屋街がたくさんある、酒飲みにとって天国のようなエリア。中でも「西荻窪」駅は、南口を出るとすぐに渋すぎる横丁「柳小路」が広がる、通好みの街です。

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▲「柳小路」

 

この入り口、つまり駅から徒歩数秒のところに、2014年、気になるお店がオープンしました。

 

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「煮こみや 富士山」

白地に黒文字の堂々とした看板。新しいお店ながら、渋い横丁になじみまくったこのたたずまい。酒場好きなら自然と店内に吸い込まれてしまいそうになる、たまらない雰囲気ですよね。

 

名物「こぼしワイン」

「煮こみや」というくらいだから煮込みが名物なんでしょう。

それでは行ってみましょう〜!

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▲コの字カウンターを中心とした立ち飲み屋さん

 

うん、やっぱり良い雰囲気だ。

 

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▲新規のお客さんが来るたびに「ドドン!」と鳴らされる太鼓が景気いい!

 

実はこちら、同じく中央線の阿佐ヶ谷駅にある名店「ビストロ 猫の髭」のオーナーが新しく始められたお店。つまり、このような雰囲気でありながら、洋風のメニューやお酒も充実。

 

というわけでまずは、

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▲「富士山 こぼしワイン(スパークリング)」(400円)

 

で、乾杯!

名物の、受け皿にまで豪快に注がれた「こぼしワイン」は、グラスで飲むワインとは趣が異なり、ぐいぐいと飲める気軽さがいいですね〜。

 

赤煮込みと白煮込みの幸せ

そして、カウンターの中でただごとならぬ存在感を発揮しているのが、こちらの、

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ふたつの大鍋!

実はこちら、それぞれ、赤ワインと白ワインをベースに煮込んだ、2種類の「富士山特製煮こみ」が最大のウリであるお店。

 

お客さんから赤と白の「こぼしワイン」の注文が入ると、この鍋の上で注ぎ、こぼれたワインでさらに煮込みが育っていくという、いわばお店とお客さんが一体となって育てていく煮込みなんですね。

 

さっきから目の前で、それはそれはたまらない香りを発し続けているふたつの鍋。も〜我慢も限界です! 今日はせっかくなので、両方いただいてみることにしましょう。

 

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▲「赤煮こみ」(380円)

 

上質な牛スジをベースに、その時によって数種の肉やモツの入る、赤ワインベースの「赤煮こみ」。注文が入ると小鍋に移され、グツグツと煮立たせてから提供されるので、熱々。ワインの深みが濃厚なドミグラスソースを思わせ、一般的な「煮込み」の概念を覆す絶品です!

 

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▲「白煮こみ」(380円)

 

白ワインベースのこちちらは、赤よりもあっさりとした味わいにスパイスが刺激と爽やかさを加えます。具材の構成もまったく違いますね。

 

今日たっぷりと入っているのは……

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センマイ!?

煮込みにセンマイとはなかなか珍しいですが、ホロホロと柔らかく煮込まれつつも心地良い食感を残しており、こっちも最高にうまい!

 

さて、各380円の煮こみですが、500円でバゲット、もしくはガーリックトースト付きにできます。僕は特に、ここのガーリックトーストが大好き。

 

今日は煮込みも2皿あることですし、どーんと、

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▲「ガーリックトースト 単品 大」(450円)

 

を頼んじゃいましょう!

どうです? この、粉雪のように美しく積もったニンニクのインパクト。こんなのうまいに決まってるでしょう!

 

赤、白、それぞれの煮込みを乗せて、ぬぐうように堪能し尽くします。

 

煮込み以外の肉メニューも◎!

さて、ドリンクをおわかり。

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▲「瀬戸内産 生レモンチューハイ」(430円)

 

これ、実は10月〜4月までの限定メニューなので、読者のみなさまには10月までしばし我慢していただけたらと思うのですが、すっきり爽やかなレモンの酸味が、煮こみとガーリックトーストのパンチを洗い流してくれて……あ〜、幸せ。

 

さてさて、こちらのお店、もちろん煮込み意外にもおいしいメニューがたくさんあります。というか、大衆的な店構えに油断していると、ちょっとどうかと思うくらい、何を頼んでもうまい!

 

例えば、

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▲「おすすめ串 5本セット」(450円)

 

1本 100円〜の串、お得な5本セット。鶏豚混在で、手前から「ハツ」「鶏レバー」「タン」「カシラ」「砂肝」。どれも大ぶりで、口の中で弾けるような鮮度を感じる絶品です。

 

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▲「肉盛3種冷製」(450円)

 

低温調理によって生肉に近い食感と風味を感じさせてくれる、冷製の豚タン、ハツ、レバー。肉刺しの提供が制限されて早数年。あの官能の味わいが鮮明に蘇る、酒飲みにとっての救世主ともいえるメニュー! とろりと濃厚なレバー、ぷりぷり、シャキシャキのハツにタン。

あぁ……うますぎて涙が出てくる……。

 

このポテサラは天才だ

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▲「青とうがらし正油漬」(250円)

 

季節メニューながら、さまざまな料理のアクセントとしてめちゃくちゃ有能なのがこちら。辛党の方はそのままかじっても。

 

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▲「ポテトサラダ 煮玉子のせ」(380円)

 

これもボードの日替わりメニューですが、あればぜひお試しあれ。誰もが大好きなポテサラの上に、味付きの煮玉子とフライドオニオンがたっぷり。

 

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ありそうでなかったこの組み合わせ、天才でしょ……。

 

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▲「自家製すりおろし ジンジャービール」(550円)

 

ピリリと効いた生姜の刺激がたまりません。

 

こちらのお店、オーソドックスなものからオリジナルまで、お酒の種類もめちゃくちゃ豊富で、あれこれ飲んでみたい女性や、デートにもぴったり。いや〜、昔ながらの飲み屋街に新しい風を感じさせる、すごいお店ができたもんだ。

以上、2種の煮込みにとどまらない絶品料理とお酒を気軽に楽しめる名店、「煮こみや 富士山」のご紹介でした!

 

お店情報

煮込みや 富士

住所:東京都杉並区西荻南3-25-63
電話番号:070-6668-3426
営業時間:18:00~翌2:00
定休日:無休

 

書いた人:パリッコ

パリッコ

DJ/トラックメイカー/漫画家/居酒屋ライター/他。FUNKY DANCE MUSIC LABEL「LBT」代表。酒好きが高じ、雑誌、Webなどの媒体で居酒屋に関する記事を多数執筆中。

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