熊本の郷土料理に「豆腐の味噌漬け」があるのをご存じでしょうか。その名の通り、豆腐を味噌漬けにして置いておくだけでできる簡単料理。酒のつまみにもなり、それでいて低カロリーで高タンパク質。酒好きだけど体のラインが気になる筆者としては試さずにはいられない……ということで早速作ってみました。
「豆腐の味噌漬け」のレシピ
まずは木綿豆腐を用意。
今回は100円ショップなどで売っている野菜レンジ調理器を使って水切りすることに。中にザルがついていて、豆腐を入れれば勝手に密閉容器内に水が落ちるので使い勝手がいいです。豆腐の上に、水を入れたビニール袋を重石として乗せて冷蔵庫で一晩放置。
一晩放置したものがこちら。写真を見比べるとだいぶ豆腐の厚みが減っているのが分かります。よしよし。
取り出した豆腐に味噌(大さじ4)とみりん(大さじ2)を混ぜたものを塗っていきます。
あとはふたをして2~3日冷蔵庫の中に放置。
そして放置した結果がこちら。
少し水が出てきたのだが……これで合っているのかな(ドキドキ)。
取り出し、周りに付いた味噌を拭き取ります。取り除いた味噌は味噌汁にしたり、野菜炒めに使うなど、再利用できるので捨てずに最後まできっちり使いましょう。
カットしたら完成です! 見た目は豆腐っぽさがあまり感じられませんね。
早速いただいてみると、ねっちりとした食感が舌にまとわりついてコクがあります。2~3日放置したかいあって、味噌の味も染み込んでいます。やや味が濃いので、やっぱりお酒のつまみに向いているかも。日本酒や焼酎と合わせて食べたいです。
今回は大葉を添えてみましたが、ネギなどと一緒に食べるのもいいかもしれませんね。
水切りが足りないと失敗する!
調理に時間がかかるものの、ほぼ放っておくだけでできあがる豆腐の味噌漬け。手間がかからず、お酒のつまみができあがるのはうれしいところです。ディップにして野菜やフランスパンと合わせてみたり、チーズと一緒に食べるなどアレンジのバリエーションもありそう。
ただ、実は筆者、一度この味噌漬けを失敗してしまい……。敗因は、水切りが足りなかったことです。豆腐をキッチンペーパーで包み、電子レンジで加熱して水切りをしたのですが、これだと少し甘かったよう。野菜レンジ調理器を使って水切りする方法がやはりおすすめです。とにかくしっかり水分を切ることがポイント! みなさん、そこだけ注意しつつ、ぜひ試してみてくださいね。
※この記事は2017年2月の情報です。