【カモフラ飯】意識の高いビジネスパーソンは、ティッシュでリア充成分を補給する

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タイム・イズ・マネー。

意識の高いビジネスパーソンは常に時間と競い合い、より効率的なモノを求めている。中でも、食事をいかに手軽に、かつスピーディーに行えるかがポイントとなる。

そこでオススメしたいのが、他人にバレることなくビジネスシーンに食事を取り入れる「カモフラ飯」だ。

本企画では、自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥が、意識の高いビジネスパーソンであれば誰しも取り入れたくなる「カモフラ飯」を紹介する。

 

ティッシュで「カモフラ飯」

今回紹介する「カモフラ飯」は、ティッシュを利用したリア充成分補給だ。

意識の高いビジネスパーソンは、機械のように完璧に仕事をこなす。ただし、中身は人間だ。仕事ばかりではなく、プライベートを充実させることで本来の力を発揮する。リア充成分が不足すると、歯車に若干のズレが生じてしまうのだ。

ズレた歯車は、即パフォーマンスの低下につながる。では、どのような対策を講じればいいのだろうか……?

まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。

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一見、会社の飲み会の会場を探すビジネスパーソンだが……、

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右手の先によく注目してほしい。

 

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ブッシュ・ド・ノエルだ! ティッシュがブッシュ・ド・ノエル、いや、ティッシュ・ド・ノエルになっている!!!

 

ブッシュ・ド・ノエルのブッシュは「木、丸太」、ノエルは「クリスマス」を意味する。つまり、ティッシュ・ド・ノエルはクリスマスのティッシュ。何を言っているのかわからないかもしれないが、ご理解いただきたい。

意識の高いビジネスパーソンは、超多忙である。プライベートが大事だとわかっていても、忙しい時期に定時で退社できるとは限らない。

しかし、平日の同窓会に参加できなくても、恋人とデートできなくても、ティッシュ・ド・ノエルがあればリア充成分を補給できるのだ。

 

カステラと生クリームでティッシュ・ド・ノエルを作る

からくりを紹介しよう。

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<材料>

 

  • カステラ 4パック
  • 生クリーム 3本
  • 食紅 1本
  • チョコペン お好きな色
  • 綿菓子 1袋
  • 各種調理器具

 

 

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まずは、ティッシュ箱を採寸する。今回用意したティッシュ箱は、横23.6cm、縦12cm、高さ5.8cmのもの。

 

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次は、カステラの採寸だ。1パック5個入りのカステラで、横12.2cm、縦6.5cm、高さ5cm。

 

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若干高さが足りないものの、4パック分使用し、横をカットすればティッシュ箱とほぼ同じサイズになることがわかった。

 

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カットするときにカステラを強く押さえつけると形が崩れてしまう。力加減は、大切な恋人の頬をなでるようなフェザータッチといったところだろうか。

 

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ティッシュ箱サイズのカステラが完成した。

 

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泡立て器を使用し、カステラの表面に塗る生クリームをかき混ぜる。手作りではなく市販の生クリームにすれば、お菓子作りに慣れていないビジネスパーソンでも、失敗することはないだろう。

 

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ゴムヘラでカステラに生クリームを塗っていく。

 

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はじめからきれいに塗ろうとせず、生クリームを多めにのせ、薄くのばせばいい。仕事と同じく、急いては事を仕損じるからだ。

 

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仕上げはパレットナイフで、生クリームの厚さを均等にする。

 

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装飾なしのティッシュ・ド・ノエルである。

 

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このままでは大きな豆腐にしか見えないため、食紅で装飾用の生クリームを作る。

 

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付属のスプーン1杯で、見事なクリスマスカラーの赤い生クリームに変化した。

 

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パレットナイフで、慎重に赤い生クリームを塗っていく。ティッシュ・ド・ノエルの完成度を左右する作業のため、細心の注意を払う必要がある。

 

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大きな豆腐が、段々とティッシュ・ド・ノエルに見えてきた。

 

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ティッシュは綿菓子で再現する。ラップの上に薄く割いた綿菓子をのせ、

 

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ラップをかぶせ、棒状のものでさらに薄くのばしていく。

 

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どこからどう見ても、ティッシュである。ただし、薄くのばした綿菓子は非常に溶けやすく数分でただの飴になってしまうため、自宅ではなく、オフィスで作ることをオススメする。

 以上が、ティッシュ・ド・ノエルを作るための工程だ。

 

ティッシュ・ド・ノエルはある種のコース料理

「今日は彼女とのデート。大切な恋人と高級レストランでコース料理を食べたいけれど、どうしても仕事が終わらない。リア充成分が不足して、力がでない……」

そんなときこそ、ティッシュ・ド・ノエルの出番だ。

高級レストランのコース料理と同じく、ティッシュ・ド・ノエルも食べる順番が決まっている。まずは、前菜のティッシュに手をつけよう。

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メインディッシュは、箱の部分。

 

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意識の高いビジネスパーソンであれば誰しも常備しているフォークを懐から取り出し、ゆっくりとティッシュ・ド・ノエルを食べる。

 

ここで、ひとつ注意点がある。

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箱の部分を外側から食べてしまうと、ティッシュがティッシュ・ド・ノエルだということがバレてしまう。

 

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無事「カモフラ飯」を成立させるために、箱の上部から食べるように。この状態であれば、至近距離で目視されない限り、バレることはないだろう。

 

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箱の上部を食べたら、次は外側だ。ただし、隣の席から見えない、反対側から食べるように。

 

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手前から見たらティッシュ・ド・ノエルだが、奥から見たらティッシュそのもの。もしひとりで食べきれないのであれば、こっそりと切り分け、おすそわけをすればいい。

 

たとえば年末のクリスマスシーズンに「クリスマスにケーキを用意しているなんて、さすが意識の高いビジネスパーソンだわ……!」と、一瞬にして社内のサンタクロース的存在になれる。意識の高いビジネスパーソンは、いついかなるときもサービス精神を忘れない。

 

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おまけでバームクーヘンを使用し、トイレットペーパー・ド・ノエルも作ってみた。デスクに置くと不自然だが、トイレに置いておけば、ちょっとしたドッキリを演出することもできる。衛生的にはオススメできないが……。

 

最後に、ひとつだけ伝えたいことがある。今回紹介した「カモフラ飯」は、作るのに約5時間要するだけではなく、持ち運びが非常に困難である。大事なデートの前夜に社内で作る場合、徹夜作業になることは間違いないだろう。

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あなたが真のビジネスパーソンであれば、リア充成分を補給するためにそれほどの時間と労力を投資するような選択肢は選ばないだろう。大切な恋人とクリスマスをすごしたいのであれば、計画的に仕事をして、定時に退社するほうが圧倒的に容易だ。加えて、現代にはコンビニという便利なオアシスがあることもお伝えしておく。

 

※撮影に使用したティッシュ・ド・ノエルは、スタッフでパーティーをしながら美味しくいただきました

 

書いた人:大川竜弥

大川竜弥

1982年生まれ。アパレル販売員、Web開発会社、ライブハウス店長、ザ・グレート・サスケ氏のマネージャーなどさまざまな職を経て、現在は"自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル"として活動している。

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