
「おにぎらず」というレシピをご存知だろうか。2014年秋頃にレシピ投稿サイト「クックパッド」などで流行した“にぎらない”進化系おにぎりだ。今年に入り、にわかにこの「おにぎらず」が再注目され始めている。
おにぎらずの元ネタはみんなも知ってる料理漫画
「おにぎり」はごはんと具材をノリで包んで“にぎる”が、こちらはにぎらないので「おにぎらず」。元ネタは料理漫画『クッキングパパ』のレシピだが、約23年の時を経て、なぜかネット上でブームを巻き起こした。
おにぎらずの魅力は、おにぎりをにぎるのが苦手な人でも作りやすい手軽さ、見た目の華やかさのほかに、通常のおにぎりと比べて、具材をたっぷり入れられる点がある。具材をごはんとノリでサンドするようにつくるので、端までおかずをつめこむことができるのだ。
おにぎらずがついにファミマに登場! 実際に食べてみた
このようにネット上で話題となったおにぎらずだが、4月7日からはなんとファミリーマートで「サンドおむすび」として発売が始まった! 味は「ベーコンエッグ」(税抜195円)と「ツナチーズ」(税抜184円)の2種類があり、北海道、宮崎、鹿児島、沖縄県を除く全国のファミリーマートで発売されている。
具だくさんおにぎりに目がない筆者、さっそく近所のファミマで手に入れてきたぞ!

まずは「ベーコンエッグ」から試食。中身はベーコンとほうれん草入りのスクランブルエッグに、ピリ辛ミートソースとマヨネーズが合わさっていて美味。ピリ辛ミートソースが洋風の味わいを出しているし、とろけるスクランブルエッグとベーコンの歯ごたえもマッチしている。

一方「ツナチーズ」には、あふれんばかりのツナマヨと、スライスチーズ、角切りチーズがサンドされている。ファミリーマートで販売中のおむすび「手巻 シーチキンマヨネーズ」に比べ、約1.5倍のツナマヨが入っているらしい。酸味の効いたチーズがごろごろと入っており、ツナマヨとの相性も抜群だ。
また、ベーコンエッグにしろ、ツナチーズにしろ、手が汚れない、食べやすいパッケージなのも好印象。価格はやや割高だがずっしりボリューミーなので、2種類食べたところで満腹になった。男性なら「久しぶりに食べごたえのあるおにぎりキタ!」と歓喜するかもしれない。
超簡単! 好きな具材で実際に作ってみよう!
実はおにぎらずは超簡単に作ることができる。ファミマのサンドおむすびを制覇したら、次はオリジナルの具材で作ってみてはどうだろうか。
今回は、『クックパッド』に掲載されている「豚のしそ梅チーズおにぎらず」(出典:http://cookpad.com/recipe/3128441)を参考におにぎらずを作ってみた。

まず熱したフライパンで豚肉を焼く。豚肉が焼けてきたら醤油で味付けをし、冷まして熱を取る。ごはんにはゆかりを混ぜておく。

ノリの中央にごはんの半量を乗せ、スライスチーズ、豚肉、大葉と重ねていく。

半量残しておいたごはんをその上に重ね、ノリの四方を中央に折っていく。

最後にひっくり返して折り目を整え、中身が見えるように切れば完成! たったこれだけ、なんという手軽さ! ごはんをにぎらないので、手をそれほど汚さずに簡単に作ることができるのもポイントだ。

醤油で味付けした甘辛い豚肉は間違いないし、チーズと大葉の香りがふわっと口の中に広がって大変おいしゅうございました。
普段料理をしない人でも失敗することはほぼないであろう「おにぎらず」。まずはファミリーマートの「サンドおむすび」を味わってみて、他の具材も試してみたくなったらぜひ自分で作ってみよう。新しい具材の絶品おにぎらずが生まれるかもしれない。
参考
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2015/150402_03.pdf
http://cookpad.com/recipe/3128441

書いた人:
らいら
1987年佐賀県生まれ、佐賀在住のリモートライター。記事のジャンルはAppleやniconico関連が主だが、執筆の合間に食べるコンビニおやつも同じくらい愛している。好きな食べ物は九州のとんこつラーメン、冷凍うどん、チョコレート。
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