
白メシのおかずとしても、ビールのアテとしても優秀な餃子。
浜松餃子を代表する餃子文化の地、静岡県西部は持ち帰り餃子の店が多いので、最近はすっかりテイクアウトが主流になりました(ラクだし)。でも稀にやる気を出して自分で包むときは、ここぞとばかりに大量生成。すると、残り個数を気にすることなく食べられます。食べてしまいます。あぁ……(悦)。
でも餃子を腹いっぱい食べたい! 満腹中枢なんかなかったことにして、もっともっと食べていたいし餃子の海に沈みたい……! そんな時は、タレを工夫してみてはいかがでしょうか。お馴染みの餃子も「変わりダレ」で味を変えてみると、いつもとは違ったドキドキやワクワクに出合えるかもしれません(そしてやはり普通が一番だと気づくかもしれません)。
まずは餃子を大量生成。

黙々と包むこと80個。餡は豚ひき肉、キャベツ、ニラ、ネギをごま油と塩胡椒、醤油で味付けしたごくごくオーソドックスなもの。今回の主役はタレなのです。
最初は定番中の定番、「酢醤油だれ」

酢と醤油は同量、ラー油はお好み。これがなくなったら少々さっぱりめのポン酢+ラー油が筆者の定番でした。すべての基本。
次に、テレビ番組やネットで話題になった「酢こしょうだれ」

大量のこしょうに酢を加えるだけ。
そう、酢にこしょうを入れるのではなくて、こしょうに酢をプラスする感覚です。最初はひと口食べて、「うーん、サッパリとはするけど……酢が…強い」と思いましたが、思い切って表面が真っ黒になるぐらいワッサーと大量追加してみると、
おぉ~! こしょうの風味で引き締まって重めの具もイケる! と目の前が開けた。
しっかり味の餃子におすすめ。
次は「ネギ塩レモンだれ」

ごま油を大さじ2杯にたっぷりの刻みネギ、鶏がらスープの素、塩とレモン汁を少々。やみつき系のうまさ! から揚げや肉料理全般やサラダにも使える万能ダレですが、レモンの爽やかな風味とあっさりした味付けで、濃いめの餃子にピッタリ。
そして爽やかといえば「ナンプラーポン酢だれ」

ポン酢をベースにナンプラーとラー油をお好みで。
なんてことはない餃子がナンプラーマジックで一気にタイ料理っぽく! 生春巻きやレタスで包みたくなる旨さです。ナンプラーそのままだとかなり生臭さを感じるので、ポン酢やレモン汁で割るのがポイント。パ、パクチーくださーい!
そしてこれも日本人なら外さない「味噌生姜だれ」

味噌大さじ2杯にみりん、麺つゆ、おろし生姜、酢を加えて、ごまを散らす。
甘さが気になる人は酢を多めにするか、麺つゆを醤油に。餃子のジューシーさに味噌のコクがプラスされて、口の中がコッテリになりがちなところに、生姜の清涼感が絡み……ごはんくださーい!!
全国のマヨラーへ告ぐマヨシリーズ。「練りごまマヨ麺つゆだれ」

練りごま大さじ2杯にマヨネーズ、麺つゆでのばし、酢を加える。タイトル通りの材料で挑んだら少々甘くてくどかったので酢でさっぱりめに。野菜多めの餃子にはコクと甘さのあるこのタレが合いそう(つまり、味付け餡には若干くどい)。
そして「マヨカレーだれ」

マヨネーズにカレー粉をたっぷり混ぜる。マヨに負けないぐらいたっぷり混ぜる。
……すると、何の意外性もないカレー味に!
安易にカレー粉に頼ると陥りがちな罠ですが、カレーが支配的になります。餃子本来の味を軽々と無視してくれるカレーだれ。主張、強すぎだろう……。でも子供には大ウケ間違いなしの味ですね、ハイ(言い聞かせ)。
マヨターンでいい加減さっぱりしたくなったところへ「おろしポン酢ダレ」

コメントするまでもない王道タレでです。だって口の中、さっぱりしたかったんだもん……。突然守りに入りましたが時々スタンダードに落ち着きたくなります。もう遊んでばかりもいられない30代だから。お好みで七味でも振っておきましょう。
そして最後はダークホース。
納豆にヨーグルトを混ぜる発酵女子がおすすめという「ヨーグルト醤油だれ」

ヨーグルト大さじ2杯に醤油、ラー油を混ぜたもの。要は基本のタレの酢の代わりにヨーグルトを使うらしい。まぁお肉を柔らかくするのに漬け込んだり、ドレッシングに使ったりするしね……と自分に言い聞かせながら口に運ぶ。
おおぉ~~~~ぅ! マイルドさっぱり~~!
酢のツンとした酸味が穏やかになり、かつ醤油のしょっぱさと調和。絶妙なマイルドさっぱり感を演出しているのです。これは……イケる!
ヨーグルトって言うとオシャレ感も出るし!(出ませんか)
ビフィズス菌やら何やらが腸内環境も整えてくれそうです。
なんかこう……パンケーキ好きな女子が食べてくれそうな! 気が、スル!!

いかがでしたでしょうか。
今回はあまり冒険せず、リアルに使えそうなレシピを集めてみましたが、「ちょい足し」の王道であるコチュジャン、甜麺醤、ネギ、にんにく、しそ、しょうが、柚子胡椒、粉チーズあたりで手堅く美味しく楽しむのも、もちろんおすすめ。
今後もヘルシーや低カロリーは積極的に無視して、時代の流れに逆行する
「餃子を腹いっぱい食べられる激うまダレ」を探っていきたいと思います。
もぐもぐ。
書いた人:山口 紗佳

1982年愛知県生まれ静岡県在住。東京の出版広告会社・編プロを経て、現在は育児の傍らビール代のために働く編集ライター。ラガーと赤いものが超好き。家族旅行に地方のブルワリー巡りを絡めたがるビアラバ―。日本地ビール協会認定ビアテイスター/ビアジャーナリストアカデミー修了生


