
真夏の暑い日。
スタミナをつけたい。
そんなときに食べたいもの……そう、ウナギです。
口の中に入れるとほどける身、噛みしめると甘辛なタレとウナギからジュワリと染みだした旨味が混ざり合ってなんとも言えないんですよね。また最後にタレと残ったごはんをかきこむ瞬間がたまらない!!
しかし、ウナギは高い。
良心価格なスーパーに行っても、薄い切り身が1枚2,000円近くすることもあります。
でも、せめてウナギを食べたつもりになりたい……いや、もはや、ウナギのタレだけでも満喫したい。とは言え、ご飯にタレをかけて食べるだけではさみしい(絶対においしいけど)。
そこで、ウナギの代わりとまではいかなくとも、タレで楽しめる食材を探してみました。
タレ×卵かけごはん
まずはウォーミングアップから始めてみましょう。

ウナギのタレで卵かけごはん。
絶対にこれはおいしい! 卵とごはんとタレを容赦なくかき混ぜて……いただきます。
おいしい。間違いない。
ただ、「誰か! ウナギ持ってきて!」という気分がひたすら高まります。
あとちょっと甘すぎるような……?

ということで、ワサビをちょっとだけ足してみます。
おお、こっちのほうが味がしまるような気がします。海苔などを足してみてもいいかもしれません。
ウナギが食べたくなる度……★★★★★
タレ×豚肉
続いてはこちら。

かば焼き用の豚肉があるんですね。知らなかった。
豚のかば焼き用のタレも付属していましたが、今回はウナギのタレでいきます。

表面を焼いて、ウナギのタレをターッと回しかけて……。

出来上がり!
見た目は豚の照り焼きみたいですね。おいしそう! ご飯が進みそう!
豚肉だけで一口パクリ。
……。
なんだろう。おいしいんだけど、何か物足りない……。
むしろ、これを食べてると豚の生姜焼きが食べたくなる……なぜ。
豚の生姜焼きが食べたくなる度……★★★★☆
タレ×揚げ豆腐とタラ
さて、この調子でどんどん食材を試していきましょう。
続いては揚げ豆腐とタラの切り身です。

一緒に魚焼き器で焼いちゃいます。
まず先に焼き上がったのは揚げ豆腐。

表面がカリッとしていて、食欲をそそる色です。
そこへタレをかけて……。

かぶりつくと、豆腐の水分がじゅるり。
おいしい。おいしいんだけど、豆腐の田楽を食べているような……。
まったりとした味わいで、日本酒がほしくなるお味です。
豆腐の田楽が食べたくなる度……★★★☆☆
さて、その間にタラが焼けました。

焼き魚って皮にほんのり焼き目がついている感じがいいですよね。
切り身からわずかに脂がにじみ出しています。

同じようにタレを回しかけて……。
ウナギと同じ魚なのだから、一番マッチするのでは? と期待をしつついただきます!
口に入れた瞬間はタレの味がそのあとからタラの旨味がやってきます。
で、そこから旨味が混ざりあって絶妙のハーモニーを……と思いきや、口の中でケンカが始まる始末。
タラって意外と自己主張強いんですね、知らなかった。
口の中が騒がしくなる度……★★★☆☆
さて、ここまでを振り返ってみると、まずくはないんです。
むしろ、おいしい。
でも、バッチリと合うわけでもない。
ここで、ウナギのタレとあまり合わせる機会のない食材をピックアップしてみました。
タレ×野菜

夏野菜の登場です。軽くフライパンで焼きます。

使用した野菜はパプリカ、ナス、ズッキーニ。
黄色いのはバナナではありません。黄色のズッキーニです。
いただいてみると、軽く焼いた程度なので、野菜それぞれが十分、水分を含んでいます。
タレが野菜の甘みを引き出してくれていて、よりおいしい!
続いて試してみたのはアボカド。

食べやすいサイズにカットしたものにタレをかけます。

急に量が減りましたね。
筆者、もうおなかいっぱいです。決して、アボカド+ウナギのタレという組み合わせにビビったわけではありません。
おそるおそる一口……。
すると、どうでしょう、口の中で見事なコンビネーションを披露するアボカドとタレ!
あゝ、これはごはんが欲しくなる!
タレ×〇〇
どうしよう、ウナギのタレってなんでも合うじゃないか!
少し冒険もしたくなってきてしまいます。
そこで取り出したのは……。

今度は黄色のズッキーニではありません、バナナです。

カットしたバナナにタレをかけます。
調子に乗ってやってみたものの、いざ食べるとなると不安が募ります。
小さいころ、母に食べ物を粗末にしたらいかん、と言われたことを思い出しました。
お母さん、ごめん……! と心の中で謝りつつ、一口。
……うん? おいしいね?
スイーツとして成り立っているよ……。
さすがにたっぷりとタレがついている部分はタレ感が強くなりますが、少しならむしろおいしい。
みたらし団子のタレをかけたような味わいです。
みたらし団子のタレ……?
じゃあ、アレもいけるんじゃないの?
……ということで、ラストはバニラアイス。

見た目は黒蜜がかかっているようでおいしそう。
一時期はみたらしアイスとかも流行っていたし、イケるでしょう、これは!
もはや、バナナも攻略した筆者に怖いものはありません。
ためらうことなくパクリ。
うん、当然、おいしい。
プリンのキャラメル部分っぽくて何の問題もナシ!
さまざまな食材を試してみましたが……。
結論:ウナギのタレは何でも合う。
ウナギのタレを自作しようとすると、必要な調味料は砂糖、しょうゆのほか、みりんや酒です。確かに、これらの調味料を合わせて食材がまずくなるはずがありません。
(ちなみにみたらし団子のタレは砂糖としょうゆです)
本格的なものになると、ウナギの頭や骨を出汁にしており、ここがウナギのタレとしてはポイントになるようです。今回、使用したタレにもウナギエキスが入っていました。
けど、ウナギと組み合わせるからその味が引き立つのであって、ウナギのタレのみをなめてみても、ただウナギが食べたくなるだけです。
タレとしてとても優秀だということが分かったウナギのタレ。
キッチンに立つのも暑いし、料理をするのも面倒くさい……そんなときには食材にウナギのタレをかけてみるだけでもいいかも!?
書いた人:ふくだりょうこ

ライター。1982年大阪府生まれ、東海大学文学部文芸創作学科卒。2006年よりフリーライターとして活動、現在は女性向け恋愛シミュレーションゲームのシナリオなどを主に執筆。締切前のドーナツと、一人焼き鶏、そしてビールとハイボールが日々の楽しみ。日替わり定食っぽい料理を作るのが好きです。


