“ビール祭り“といえば、毎年秋にドイツで開催される「オクトーバーフェスト」が有名だ。
しかし本場ドイツに負けず劣らずのビール祭りが、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」で開催中だ。今回、長崎のお隣である佐賀県在住の著者が、実際に現地に潜入してきたぞ!
湿気を含んだ熱気、ミンミンと鳴く蝉の声。
九州北部が梅雨明けした7月某日。この日の佐世保はうだるような暑さで、少し歩くだけで汗が吹き出してきた。気温は30度、気分は不快だが絶好の“ビール祭り“日和だ!
汗でドロドロとメイクが溶けていくなか、祭り会場が設置されたハウステンボスの噴水広場に向かう。
噴水広場の特設会場にはお祭りらしく出店が並び、ビールサーバーがずらっと設置されていた。
生ビールのラインアップはなんと50種類以上! 国内各社の氷点下アルコールや女性でも飲みやすいフルーツビール、本場ドイツやベルギーの本格派ビールなど、メニューを見るだけでテンションが上がってくる。
その他にも、血糖値が気になる人向けの糖質・プリン体ゼロビール、ノンアルコールドリンクも揃っており、ビールを控えたい人も楽しむことができる。
さっそく注文してみた。お目当てのビールが決まれば、商品名か番号で注文すればOKだ。
1品目:ハウステンボスオリジナル ベールエールビール(420ml)原産国:日本 1,300円
せっかくハウステンボスまで来たので、乾杯はハウステンボスのオリジナルビールで! ベールエールは苦味が強すぎず、フルーティーでのどごし爽やかな味わいだ。
「世界ビールサミット」で金賞を受賞した福岡のビール職人さんが、大麦やホップ、水にまでこわだりぬいて作ったビールだそうだ。汗だくのカラダにベールエールがどんどん染み込んでいく……ああシアワセ。
2品目:揚げにんにく 500円
ビールがおいしいとおつまみも欲しくなってくる。ビール祭りでは20種類のソーセージとおつまみが販売されており、どれもビールにぴったりの本格的なメニューだ。
まずはにんにくの実をたっぷりの油で揚げた「揚げにんにく」を注文。塩気の効いたアツアツのにんにくが口いっぱいに広がって、キンキンに冷えたビールとの相性は抜群!
おつまみの中では「にんにく祭り」も開催されており、「タコから揚げにんにく醤油味」(500円)や「チリ&ガーリックシュリンプ」(500円)など、名前を聞くだけでヨダレが出そうなメニューが並んでいた。この際、食後のニンニク臭は諦めて、とことんにんにくメニューを食らおう!
3品目:ゲルダーレンダー 800円
喉がカラカラ、かつ空きっ腹の状態でベールエールを一気飲みしたせいか、1杯目にして酔いが回ってきた。真夏のビールの浸透力と言ったら! ここはもう一品食べて、お腹を満たしておきたい。
そこで注文したのがおつまみ代表「ゲルダーレンダー」。ドイツ国際コンクールで6回金賞を受賞した、ビールの国・ドイツのお墨付きソーセージだ。
皮はパリっとした歯ごたえがあり、一口かじると中から肉汁がしたたる。濃厚な肉味がたまらず、ずっとパリパリ食べていたいやみつきの逸品だ。
口の中がソーセージの塩気でいっぱいになったら、ビールをぐいっ。ああシアワセ(2回目)。
4品目:ミスティック ピーチ(250ml) 原産国:ベルギー 700円
ここまで男臭いメニューが続いたので、ビールが苦手な女性でも飲みやすい甘めのビールをご紹介しよう。
こちらはホワイトビールにピーチ果汁をブレンドした「ミスティック ピーチ」。グラスに口を近づけると、ふわっと桃の香りを感じる。すっきり爽やかなフレッシュ感がたまらないが、後味には少しだけビール独特の苦味もある。アルコール度3.5度なので、ビールが苦手な人でも飲み物としておいしくいただけるはずだ。
もう何種類かビールを紹介したかったが、今回はここでタイムアップ! ぼっちで行ったため、4品でお腹いっぱいになり諦めざるをえなかったのだ。行くならばグループでもっと多くの種類をシェアしながら楽しむのがオススメだ。
ハウステンボスのビール祭りは2015年11月3日(火)まで開催中。夏バテ気味の人は美味しいビールをたくさん飲んで、夏の暑さを吹き飛ばそう!
イベント情報
書いた人:らいら
1987年佐賀県生まれ、佐賀在住のリモートライター。記事のジャンルはAppleやniconico関連が主だが、執筆の合間に食べるコンビニおやつも同じくらい愛している。好きな食べ物は九州のとんこつラーメン、冷凍うどん、チョコレート。
Twitter:@lyrahm
ブログ:http://lyra.blog.jp/