季節の変わり目は餃子を食べて元気をだそう!「第12回 鬼怒川温泉餃子祭り」開催

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秋が深まり、だんだんと肌寒くなってきたこのごろは、風邪引きさんが増えるもの。こんなときこそスタミナ満点のおいしおいしいものを食べて、季節の変わり目を乗り越えたい!

そこでオススメするのが、2015年10月10日(土)~10月11日(日)栃木県日光市にある東武ワールドスクウェアで開催される「第12回 鬼怒川温泉餃子祭り」だ。なぜ餃子? それはニラとにんにくに含まれるアリシンは病気から体を守り、豚肉に含まれるビタミンB1と一緒に食べることで、疲労回復の効果を強くすることが期待できるから。そんな元気の源を、三大栄養素の一つである炭水化物を主成分とした小麦粉で包んだ餃子は、まさに栄養満点の滋養グルメともいえるべき逸品。「鬼怒川温泉餃子祭り」では、栃木県が誇る宇都宮餃子の老舗店の味を食べ比べることができるゾ。

 

宇都宮餃子ってどんなもの?

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ところで、そもそも「宇都宮餃子」とはなんだろう。そのルーツを調べてみると、諸説あるものの、戦時中に宇都宮市出身の軍人が満州に駐屯し、帰国に際して本場の餃子の製法を持ち込んだのが始まりと言われている。

当時は一人前がおやつ代わりの低価格で提供されたことや、餃子の材料となる小麦やニラが栃木県で国内屈指の生産量を誇ることなどから、手軽な市民の外食として普及。現在では餃子を扱う店が宇都宮市内だけでもなんと300店舗以上も存在し、餃子の消費量も全国トップを争う市民のソウルフードとなったのだ。

 

そんな宇都宮餃子、実は明確な定義は存在せず、店によってタネも大きさも異なり、焼餃子に水餃子、揚餃子とバラエティ豊か。宇都宮に関係する店が、工夫を凝らして最高の食べ方で提供する餃子、それが「宇都宮餃子」(※「宇都宮餃子」は協同組合宇都宮餃子会の商標登録)なのだ。

 

気になる出店店舗一挙にご紹介!

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会場にはじゅわっと響く皮を焦がす音と、肉とにんにくの香ばしい香りが広がり、着いた瞬間から食欲が止まらない! 宇都宮餃子会加盟店の14店舗が参加し、自慢の味で胃袋を満たしてくれるゾ。餃子はどれも一皿4個で250円とリーズナブル。ここで参加する14店舗を紹介しよう。

 

青源

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寛永2年に創業した老舗味噌屋が、味噌の可能性を広げたいと開発した特選餃子。アンにも特製味噌を加え、深いコクと旨味が広がる。

 

味一番

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手作りにこだわったもちもちの皮はやみつきになる人続出。干し貝柱と味噌を加えたアンは奥行きのある味わい。

 

宇都宮餃子館

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スパイスを効かせたジューシーな具材を、極薄皮でぎっしりと包んだ「健太餃子」は宇都宮餃子館の代表作。

 

鵜の木

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製麺会社が経営する鵜の木の餃子は皮にこだわりあり。米粉をブレンドした粉を使用し、うどん加工技術を取り入れた弾力ある食感が特徴だ。

 

こうらく

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野菜の甘みと肉汁たっぷり、どこか懐かしいおふくろの味代表餃子。

 

香蘭

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宇都宮で愛され続けている老舗の味は、キャベツを主とした野菜の甘みが際立ち、厚みのある皮の食感があとを引く。

 

さつき

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「とちぎゆめポーク」を使用し、できる限り栃木県産にこだわった無添加餃子。

 

新三

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老舗の弁当屋が作る薄皮餃子は、野菜たっぷりなのにジューシーな味わいが評判。 

 

桃泉楼

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ウメ、ヨモギ、ソバを皮に練り込み、見た目も美しい風味豊かな「四季餃子」。

 

高橋餃子店

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実店舗は持ち帰り専門店ながら、県外からのファンも多く抱える評判のお店。新鮮野菜とイベリコ豚で作るアンをもっちりとした皮で丁寧に包む。

 

豚嘻嘻(とんきっき)

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栃木県産豚肉と新鮮野菜をたっぷり使用し、カリッと焼き上げた肉餃子。

 

中国飯店

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昭和40年から変わらぬ味を受け継ぐ「宇都宮餃子界の巨匠」。本場中国直伝、ニンニク不使用の餃子は野菜の豊かな旨みが味わえる。

 

雄都水産

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宇都宮市の水産会社が手掛けるのは、風味豊かなえびのすり身や、国産野菜がたっぷり入った「えび餃子」。

 

龍門

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素材のおいしさにこだわり、具材には甘味の強い玉ねぎとキャベツを採用。薄皮で包みパリッと焼き上げた。

 

う~ん、どれを食べるか迷ってしまう。いや、せっかくならどれも食べたい、制覇したい!! そんな私と同じ欲張りなアナタは、家族や友人グループで来場してシェアするのがオススメ。みんなで分担してお店を巡って、買ってきた餃子を持ち寄れば気分は餃子パーティー。1度に4つだとお腹にたまるのも早いけれど、1~2つずつなら色んなお店の味が楽しめるのがうれしいですね。片手に添えたビールが止まらないッ。

 

当日は宇都宮餃子のほかに、手打ちそばやケバブ、焼きそば、日光天然氷のかき氷などの屋台グルメも販売。さらに、外国人大道芸人による1日3回のパフォーマンス披露や、キッズが自分で運転できる「スペーシアミニトレイン」(2周200円)の運行もあり、お子様連れのファミリーのお出かけにもぴったりだ。3連休はスタミナ満点の餃子をお腹いっぱい食べて、元気をフルチャージしてはいかが?

 

イベント情報

第12回鬼怒川温泉餃子祭り
住所:〒321-2522 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1 東武ワールドスクウェア内特設会場
開催期間:2015年10月10日(土)〜11日(日)
開催時間:11:00〜16:00

 

書いた人:おおさき はな

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全国のイベント記事や旅行誌での執筆、農業書籍の編集者などを経て、ふわりと生きる主婦。興味・関心ごとは暮らしにまつわる情報全般。美味しいものが大好きで、同じくらい料理も好き。朝昼晩の献立のことでいつも頭がいっぱいです。

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