ハア〜ッ……。
いい湯だなあ。
やっぱり温泉は、露天に限るわな……。
毎晩自宅の狭いシステムバスに浸かりつつ、目をつぶって「エア温泉ごっこ」に興じるのが日課となっているメシ通編集部です。それとついでだから神様、一緒に温泉旅行に行ってくれるステキな彼女も僕にプレゼントしてくれませんか。
ってなワケで、温泉でしっぽり&ホッコリいきたい彼女いない男子にぴったりなグルメ店をご紹介。身もココロもあったまりながら、美味しいものにありついちゃいましょう(貪欲!)。
山梨で話題の温泉、ほったらかし温泉で日の出を拝んでから食べる絶品朝メシ
温浴施設の食事って一般的なメニューが多い印象、ありませんか? 温泉好きを名乗るならばまず行くであろう、山梨の有名温浴施設「ほったらかし温泉」で、だいぶこだわったメシを見つけました。
お店に掲示されているメニューが圧巻です。ごはん、味噌汁、生たまご、つけものの「朝ごはんセット」のみ。納豆は1つめが無料、2つめ以降は50円になります。この一本気というか、ブレがないというか……朝食であることにこだわっていますよね。
シンプルなんだけど、素材にこだわった極上の朝ごはんが楽しめます。
そしてなんといっても、こちらで食べる醍醐味(だいごみ)と言えば……。
自然あふれる爽やかな早朝。空では刻々と日がのぼっています。
しかもこの朝食の前には富士山を眺めながら露天風呂でのんびりと過ごしています。これを休日と言わずして何なのか! ただの卵かけごはんかもしれません。しかしこれは楽しい休日を、ぜいたくに始めるために必要なことだといまは思えます。
そしてここ「ほったらかし温泉」と言えばこの絶景。
ここに来るだけで気分がアガること間違いなしなんじゃないでしょうか。
温泉に浸かりながら日の出を拝むことができます! 私の積み上げた徳が足りなかったせいで、日の出の写真はおさえることができませんでした。
「富士山が見えないことも多いので、そっちがくっきり撮れただけラッキーですよ」と、施設の方は優しく教えてくれました。これを目当てに、多くの人が早朝にもかかわらず訪れるのです。
卵かけご飯を食べるためだけに山梨までプチ旅行。そんな休日があったら、最高のぜいたくじゃありませんか?
季節の変わり目は餃子を食べて元気をだそう! 「第12回 鬼怒川温泉餃子祭り」開催
2015年10月10日(土)~10月11日(日)に栃木県日光市にある東武ワールドスクウェアで開催された「第12回 鬼怒川温泉餃子祭り」をリポートした記事がこちら。
それにしても、なぜ温泉地で餃子?
それはニラとにんにくに含まれるアリシンは病気から体を守り、豚肉に含まれるビタミンB1と一緒に食べることで疲労回復の効果を強くするから。そんな元気の源を、三大栄養素の一つである炭水化物を主成分とした小麦粉で包んだ餃子は、まさに栄養満点の滋養グルメともいえるべき逸品。「鬼怒川温泉餃子祭り」では、栃木県が誇る宇都宮餃子の老舗・話題店の味を食べ比べることができるゾ。
そもそも「宇都宮餃子」とはなんだろう。そのルーツを調べてみると、諸説あるものの、戦時中に宇都宮市出身の軍人が満州に駐屯し、帰国に際して本場の餃子の製法を持ち込んだのが始まりと言われている。当時は一人前がおやつ代わりの低価格で提供されたことや、餃子の材料となる小麦やニラが栃木県で国内屈指の生産量を誇ることなどから、手軽な市民の外食として普及。現在では餃子を扱う店が宇都宮市内だけでもなんと300店舗以上も存在し、餃子の消費量も全国トップを争う市民のソウルフードとなったのだ。
こちらは彩りも鮮やかな「桃泉桜」の餃子。ウメ、ヨモギ、ソバを皮に練り込み、見た目も美しい風味豊かな「四季餃子」。
羽根(はね)も見事な「豚嘻嘻(とんきっき)」の餃子がこちら。栃木県産豚肉と新鮮野菜をたっぷり使用し、カリッと焼き上げた肉餃子の逸品です。
素材のおいしさにこだわり、具材には甘味の強い玉ねぎとキャベツを採用した「龍門」の餃子。薄皮で包みパリッと焼き上げた、まさに正統派の逸品です。
温泉地で餃子フェス、なんて意外すぎる組み合わせかもしれませんが、これ、アリですよ、アリ。なんだか一粒で二度美味しい、みたいな話じゃありませんか。
1300年の歴史ある湯河原温泉で見つけたB級グルメ「担々やきそば」。温泉感ゼロだけどとにかくウマい
湯河原温泉は神奈川県の西端にある温泉地。温泉街のある「湯河原駅」は、東京駅から東海道新幹線「こだま」を使えば1時間ちょっとでたどり着くことができる、都心から非常にアクセスのよい場所です。
いかにも温泉街、といった風情が旅情をかき立ててくれます。
「お待たせいたしました、『担々やきそば』です。ピリ辛ですので辛く感じるようでしたら卵を混ぜて食べてください」
焼きそばに和えたゴロゴロ野菜、そのうえに半熟の目玉焼き、豚そぼろ。豚そぼろにちらほら見える唐辛子がピリ辛な味を想像させ、思わずよだれが……。
じつはこの「担々やきそば」、食べ方によって味や辛さが変わるというメニューなのだそうです!
ただでさえ出合ったら大変なことになる辛さとうま味に、半熟卵が混ざり合う。いったいどうなってしまうのでしょうか。
箸の上に集結したそぼろとやきそばと半熟卵。辛さとうま味にこれ以上何か加わったらどうなってしまうのか。
ハフハフと汗をかきながら辛味ソースの効いた坦々焼きそばを食すライターの毎川直也氏。はたしてこの名物焼きそばの感想とは……!?
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