
ひとくちサイズの丸い餃子。果たしてその味は!?
餃子激戦区? の西鉄平尾駅周辺
ひとくち餃子の街・福岡。鉄鍋系カリカリ餃子、蒸し焼き系シットリ餃子、スナック系サクサク餃子など地場チェーンの専門店を中心に、数多くの餃子店が味を競い合っている。なかでも平尾・白金・那の川にまたがる西鉄平尾駅周辺地域は、以前紹介したさんあい亭をはじめ、最近では博多ひとくち系、本場中国系など合わせて6軒の餃子店がひしめき、福岡でも屈指の餃子激戦区になりつつある。
そんな平尾にあって、個性的な餃子で勝負する「ピース餃子」。かじるとまるで小籠包の如く、ぶしゃっと肉汁がほとばしる焼き餃子を目当てに多くの餃子ファンが訪れるお店だ。※春日市に移転済

西鉄の高架そばに店を構える「ピース餃子」。

カウンターに加えてテーブル席と奥の小上がりと、意外と広い店内。

壁のボードには「肉汁をもらさないよう、ひっくり返さず、焼き面は下のままどうぞ」と食べ方指南が。壁にはお客さんの「ピースフルな一筆(笑)」も貼られている。

店主の山下五郎さん。

中国人スタッフが一つひとつ丁寧に包む、美しい餃子。

餃子は最初からお湯を加えてじっくり蒸し焼きにする。
お客さんのリクエストから、さらに個性的な餃子へ進化
ピース餃子が平尾にオープンしたのは7年前。店主の山下五郎さんはそれまで九州随一の歓楽街・中洲で鉄板居酒屋さんを営んでいた。
「なぜかお客さんから餃子のリクエストが多かったんです。餃子は鍋とかふたとかないとできないのでメニューに入れてなかったんですけど、そんなに要望が多いならって試しに一銭洋食の小麦粉を使って中国人スタッフと作ってみたら、これが好評で……(笑)」と山下さん。平尾に移転するにあたってメニューを絞り、餃子メインのお店にしたと言う。
それでも当初は中洲時代と同じ、野菜はタマネギ・キャベツがメイン、皮は薄手のカリッとした一般的な博多ひとくち餃子を出していたのだが、ある時、山下さんのお兄さんの「うまいけど個性がない」というアドバイスを受けて、改良に着手。本場中国の王道餃子を参考に、ニンニク・ニラは使わず、野菜は白菜と若干のネギのみに。皮は厚手にしてモチモチ感を出し、小籠包のようにスープを仕込んで肉汁たっぷりにするなど、餃子を突き詰めていったとか。結果、現在の肉汁たっぷり餃子が出来上がった。
片面をじっくり焼いて蒸し焼きにした焼餃子は焼面はカリッと香ばしく、反対側はモッチモチ。あふれる肉汁をこぼさないように、かつ舌を火傷しないようにハフハフとむさぼる。このアツアツ餃子にはキンキンに冷えたキンミヤ焼酎のホッピー割(1本 400円)か熟成のかめ出し紹興酒をロック(1杯 550円)でやるのがオススメだ。
餃子は焼餃子の他に水餃子(1人前 5個 420円)、紅油餃子、テールスープ餃子(餃子 5個入 750円)、手羽餃子の5種類があるので、食べ比べてみよう。
ちなみに、餃子と並ぶ「ピース餃子」のもう一つの看板商品が「汁なし担々麺」。自家製ラー油の辛さと山椒のしびれ感のダブルの刺激が特徴で、これだけを食べに来るお客さんもいるという。麺の後は小ごはんを投入するのがオススメらしいので、食べたい人は余力を残してね。

「焼餃子」1人前 5個 420円(写真は2人前)。

白菜にネギを加え、豚肉と合わせてよく練ったあん。餃子としての一体感を大事にしていると言う。

水餃子をピリ辛の紅油で和えた「紅油餃子」1人前 5個 520円(写真は2人前)。

手羽先に餃子のあんを詰めて揚げた「手羽餃子」1本 290円。
お店情報
ピース餃子 ※福岡市中央区平尾から春日市須玖南に移転
住所:福岡県春日市須玖南2‐88
電話番号:092-531-8139
営業時間:18:00~
定休日:火曜日
Facebook:ピース餃子
※金額はすべて消費税込です。
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