東京を中心に京王線沿線で展開するカレーショップ、C&C。
一見、ふつうの駅前のスタンドカレーのようですが、1968年の創業以来多くのファンに愛され続けていてC&Cのカレーは特別だという人も多いのも事実。
私も以前からのファンで、「C&Cのカレーだったら毎日食べても飽きない!」と思っていました。
毎日食べても飽きない?
本当だろうか?
というわけで、今回は月曜日〜金曜日まで毎日C&Cのカレーを食べて、本当に飽きないのか検証してみよう! という、ゆきちゃめゴンがC&Cと共にに過ごした一週間の記録なのであります。
1日目。まずは渋谷店
渋谷マークシティの中にある渋谷店は、駅構内とはいえ外側に入り口があるため少しゆったりした感じ。内装もとてもきれいで、女性も入りやすい雰囲気ですね。
最初なのでご説明しておきますと、C&Cのメニューは基本はポーク。甘口・中辛・辛口から選べて、ご飯の量も変えられます。
トッピングもできるので、かなり自由にカスタマイズできますよ。
この日注文したのは、チーズカレー(520円)。
よく伸びるチースはもちろんカレーとの相性最高。
なんなんでしょうね、この安定感。
麻婆豆腐は飲み物です、と言った人がいたけど、カレーも飲み物かもと思うぐらいすんなり食べられてしまう。
そう、カレーって勢いで食べたいのです。
どんどんとまらなくなる感じが、いい。
やっぱりおいしいなぁ、という思いを新たにあっという間に完食。
2日目。新宿本店へ
2日目はC&Cの総本山である新宿本店へ。
新宿駅西口地下で京王線の改札を出てすぐなので、とにかくいつも混んでいるイメージ。けっこう並んだりしていることも多いけど、回転は速いのですぐ入れます。
スタンドカレーのイメージが強いC&C、他の店舗は椅子があるのですが新宿本店は本当にスタンド。立ち食いです。そのせいか値段も少し安いし、なぜかお皿の柄も違います。
新宿本店は一番本気なC&C、という感じがする。
みんな無言でカレーに黙々と向き合っている。
私も本気で向き合わねば!
という思いを新たにこの日頼んだのはミックスカレー(620円)。新宿本店にでしか食べられないメニューです。ハンバーグ、ウィンナー、温泉卵が乗ってちょっとした祭りですよ! この日も、もちろんおいしく完食。
3日目。笹塚店
C&Cには各店舗開店から午前11時までだけ食べられる朝カレーというものがあります。
ちなみに朝カレーの時間帯でも他のメニューも注文できますし、トッピングも可能。
では朝カレー、何が良いかって、ちょっとお安いのです。
この日私は笹塚店で朝カレーA(350円)をオーダー。
トッピングは唐揚げ1個。真ん中にコロンと置いてあってなんだかかわいらしい。
ちょっと量も少なめなので朝食べるのにちょうどいい感じです。
あと、シンプルなカレーだったのでよりカレーの味に集中できましたね。玉ねぎの甘さとスパイスの辛さが絶妙だなぁと、やはり毎日食べても飽きない味のバランスの良さを再確認。ちゃんとスパイシーなのに尖った感じが全くなくてスンナリ食べれるのです。
それにしても朝からカレーって元気が出ますね、いいです! 目指せイチロー(ちょっと古い??)。
4日目。ふたたび新宿本店
新宿本店は今日も満員。立ち食いですがいちおう定員定位置はあり、お店の方が場所が空いたら案内してくださいます。
この日頼んだのはほうれん草とポークスティックカレー(520円)。
ポークスティックというものじたい珍しいし、カレーのトッピングとしてもとても珍しい。でもこれ、細いので食べやすくてほうれん草との相性もGOOD!
いやしかし、なんだか新宿本店は気合いが入りますね。
おいしくいただきました。
5日目。明大前店
明大前店って、駅のホームにあるのです。だから、基本的には電車に乗る人しか入れません(電車に乗らない場合でも入場券が必要です)。通勤時間帯は混みそうですがお昼すぎの明大前店はとてもゆったりとした雰囲気。店内もおしゃれです。
おしゃれな感じに影響されてか、この日はオムカレー(550円)。
まるでカフェメニューのようなルックス。
真ん中のオムレツにスプーンを入れると、中からご飯が出てきます。
途中でちょっとソースを足して味変したりして、この日もおいしくいただきました。
6日目。新線新宿店
6日目?
5日間のチャレンジなので昨日で終了しても良かったわけなのですが、毎日C&Cのメニューを見て暮らしていると、どうしてもビーフも食べたいという気持ちが強くなり、この日はたまたま新宿に行く用事があったこともあり、フラフラと新線新宿店へ。
もう完全に中毒患者です。
だって、食べたかったんですもん!!!
というわけで、この日は欧風仕立てビーフカレー(590円)。
ホテルなんかで出てくる高級カレーに引けを取らない上品なビーフカレーでした。
肉もけっこうしっかり入って存在感あり。
こういう別のカレーもあるからやはり毎日来ても飽きないのだな、と実感。
7日目。ふたたび笹塚店
朝起きて最初に思ったことが、まだカツカレー食べてない! だった7日目。
やっぱりカレーのキングはカツカレーだと思うし、揚げ物トッピングのメニューを食べずにこのチャレンジを終えるなんてできない! 何か間違っている! と思ったわけです。
ここまでやったのなら、最後はカツカレーで締めたい。
そんな思いを胸に、ふたたび笹塚店へ。
もうぜいたくに行こうと思って、ポークカツカレーにほうれん草までトッピングしてやりましたよ!(計730円)
やっぱりカレーに揚げ物は最高の組み合わせ。
あと、カツが程よい厚みで食べやすく、ぜんぜんヘビーじゃないです。
そんなわけで、結論を発表しますが……
ぜんぜん飽きません!
むしろ中毒度が増してきてます……。
トッピングチケットもたまってきてるし、また行かねば。
▲これがお財布のなかで存在感を放つトッピングサービス券。2枚以上集めると枚数に応じたトッピング、10枚でポークカレーがもらえるのです!
C&Cの秘密、聞いてみました
本当に毎日食べても飽きないどころかさらに食べたくなってくるC&C。
いろいろ気になる点について経営母体であるレストラン京王営業部C&C担当 高橋さんにうかがってみました。
ーー他のカレーチェーンとは一線を画するおいしさ、C&Cの味の秘密とは?
高橋さん:すみません。味については、基本的に秘密なのです……。ホームページ等にもありますが本当にタマネギを多く使用しています。C&Cの辛口は一口食べるとまず「甘味」が口の中に広がってそのあと「辛み」がくる独特の味わいですが、最初の「甘味」はタマネギの「甘味」からくるものです。
ーースパイスの配合はずっと変えていないって本当でしょうか?
高橋さん:本当です。1968年の創業から変えておりません。
ーー店舗によって味が違う、などいろんな噂がありますが基本的には同じですよね?
高橋さん:お客様には「味が違う気がするんだよね」とはよく言われますが、基本のカレーソースは全て同じものを使用しています。
わたしも立ち食いの新宿本店で食べるときは、味が違う気がしますが……おそらく気分的なもので本当に同じカレーソースです。
ーー新宿本店だけ微妙にメニューが違うのはなぜですか?
高橋さん:新宿本店は、昔から立ち食いのスタイルを取っております。お急ぎのお客様に早く食べていただきたいので、他の店舗より分量が少なく価格も抑えてあります。
加えて厨房スペースの影響でお出しするメニューの制限があるのでメニューが違います。
ーー期間限定メニューはどのぐらいの頻度で登場しているのでしょうか?
高橋さん:基本的には、月一回の全店販売の期間限定メニューです。いろいろとバラエティに富んだおいしいカレーを出していければと思って決めています。4月に販売した店舗限定メニューの「焼きそばカレー」と「肉味噌豆腐カレー」は、今回久しぶりの店長考案のメニューなんですが、また機会があれば、店長たちに知恵を絞ってもらいたいと思います。
なるほど。期間限定メニューも要チェックですね。
1968年からずっと変わらない味を求めて、これからも通い続けます!
お店情報
カレーショップC&C 新宿本店
住所:東京都新宿区西新宿1-1-4 京王線新宿駅構内
電話番号:03-3346-1655
営業時間:平日6:45~23:00、土曜日 7:00~22:30、日曜日・祝日 7:30~22:00
ウェブサイト:カレーショップ C&C CURRY SHOP
※この記事は2017年5月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。