七福弁当の「のりメンチ」を愛してやまない男子は、「のりメンズ」宣言だ!【旭川】

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昔からファンの多いメニューだったんです。

いうならば、このお店の「看板商品」ですからね!

七福弁当 鈴木商店の「のりメンチ」

街にはファンがたくさん!
しかし、最近になって、市外にも広がりを見せているようなのです。
のりメンチ目当てに旅行してきました、なんていう人もいるくらいです。

これって。
応援しているアイドルが売れていくのと似ていません?

それはもちろん、売れてほしいですよ!

でも、俺は昔から知っていたんだぞ、応援していたんだぞ、みたいな。
最近、好きになったみんなとは違うんだぞ、みたいな。

のりメンチを愛してやまない。

私は「のりメンズ」なのです。

今日は、「のりメンチ」に思いを込めて。
渾身のラブレターを綴ります。

 

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1枚70円の揚げものにラブレターを書くことを決めた、

メシ通レポーターの裸電球です。

自分の気持ちに素直になろうって決めたんです。
そうしたら、不思議と肩の力が抜けたんです。

僕は、「のりメンチ」を愛してやまない「のりメンズ」だって。
気づいたんです。

 

「のりメンチ」とは

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北海道旭川市にある鈴木商店 七福弁当が販売する「のりメンチ」は、
1枚70円のご馳走で、大人から子どもまで大好き。
お酒にもご飯にも相性抜群、おやつに買って行く人もいます。


国産の鶏肉、豚肉、牛肉を独自の割合でコネたものを、
のりで巻いて揚げたお料理です。

のりメンチが産声をあげたのは、今から40年前のことでした。

先代が「ハンバーグ」を作ったところ、出てきたのがこれ。
美味しいので商品化したという逸話が残っています。

 

旭川市の「七福弁当」

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七福ビルの1階にある、鈴木商店。

地元の人からは「七福さん」や「七福弁当」と呼ばれて愛されています。

 

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お店を営むご夫婦の似顔絵が描かれた看板です。

味のあるタッチでいいですよね!

創業が昭和37年ですよ。
旭川市民の胃袋をつかんで離しません。

おや…。
ご主人が手に持ってるのって? 

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ほら右側。

「のりメンチ」じゃないですか!

これぞ、本当に「看板メニュー」 ってやつですよ。

 

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買物公園という歩行者天国沿いにある七福ビルには、

鈴木商店のほかに、青果店や鮮魚店などが入っています。

これが、美味しさの秘訣!
例えば野菜は、お向かいの佐藤青果店から仕入れるというわけです。

 

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さまざまな惣菜が揃っています。

これが、たまらないんですよ。

 

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大きなケースはいつもおかずでいっぱいです。

1個いくら、100gいくらなど、一般的な買い方ができるのですが、
『メシ通』をご覧の「食」のアンテナが高い皆さんには、お弁当がオススメです。

 

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ちなみにこれで400円です。


「からあげ弁当」といったメニューが用意されているわけではなく、
その場で詰めて欲しいものをスタッフにお願いするのです。

例えば、今回のお弁当は、
「からあげ入れて、あとはお任せ、ご飯は別」と注文しました。


半分に切ってある惣菜は、お値段も半分。
バランスを見て、400円で収まるようにアレコレ詰めてくれます。

最高でしょ?

 

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人によって頼み方が分かれるのも面白いところ。

昼時はすごい行列ですが、自分の番がくるまで聞いていると楽しいですよ。

「おばちゃん、500円でからあげ、コロッケ、ごはん大盛り、あとはお任せ」
「エビフライひとつと、クリームコロッケひとつと、あと…」
「350円でおかずとご飯一緒のきんぴら、たまごサラダ」

常連さんの「コンボ」にベテランスタッフが受けて立ちます。

 

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ザンギは100gで200円。

これが美味しいんです。
行楽シーズンのお弁当として購入される方が多くいます。

例えば、運動会で隣のご家族にもらったのが美味しかったと、
毎年、常連さんが増えているそうです。

 

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いつも笑顔の市中ご夫妻。

人柄がお料理に出ているんですよね!

元気で優しくキビキビと。
おふたりから午後のパワーをもらうという人も多くいます。

さて。
七福弁当についてお分りいただけましたでしょうか?

ここからはマニアックになっていきますよ。
私がどれだけ、「のりメンチ」を愛しているのか。

いよいよです。

 

「のりメンチ」さんへのラブレター

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「のりメンチ」さんへ


はじめて手紙を書きます。
メシ通レポーターの裸電球です。

僕は君のことがずっと好きでした。
それが、他の人も君のことを好きだと言い出して、
ちょっとヤキモチをやいています。

絶対に僕のほうが、君を愛している。
自信があります。

でも、君が売れるのは時間の問題です。

みんなが君の魅力に気づいたのなら。






僕が先に行くしかありません。

 

アレンジするのだ!

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サンド・のりメンチ・ウィッチ

「のりメンチ」はそのまま食べるのが一番と判断しました。
素材の美味しさだけは、絶対に邪魔してはいけません。

そこで、パンに挟んでみました。
これが大正解!

 

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パンの上にレタス。
その上に、「のりメンチ」をそっと優しく座らせます。

刻んだゆで卵にほんの少しのマヨネーズを加えたディップソース。
さらに茹でたアスパラを挟んでいます。

これがですね。
うまーい!

40年以上続く、のりメンチの歴史。
それを冒涜しないよう、敬意を払いながら作ります。

もう、一品。

 

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ノリノリメンチバーガー


どうですか、これ。
ちょっと良くないですか?

のりメンチの平たい形状をいかそうと考えたんです。
試作でライスバーガーを作ってみましたが、どうも安定感が悪く。

あ、だったら豪快に「のりメンチ」で挟んでしまえと!

 

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ご飯は押しつぶすように、ごま油で焦げ目をつけました。
そこにレタスと輪切りした卵。

これもうまい!
というか、「のりメンチ」のポテンシャルがハンパないんですよ。

どうだ!
これで最近ファンになった人よりも、ずっとずっと「のりメンズ」だ!

 

まずは一度、味わってください!

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ふう。
なんだかスッキリしました。

これからも「のりメンチ」を愛し、応援していきたいと思います。

皆さんもお近くにお越しの際には、
是非、この70円のアイドルをお買い求めください!

 

お店情報

七福弁当 鈴木商店

住所:北海道旭川市7条通7丁目 七福ビル1階
電話番号:0166-22-3307
営業時間:8:00〜19:00
定休日:日曜日

www.hotpepper.jp

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。 

 

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。

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