こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。
東京から沖縄に移住して、常備するようになった食材の1つがポークランチョンミート缶。こちらでは“ポーク”と呼ばれ、銘柄も豊富! 食べ方もさまざまで、おなじみのポーク卵やポーク卵おにぎり、チャンプルーにするのはもちろん、みそ汁やカレーにも入れるご家庭もあるそうですよ。
私も、地元の方に美味しいフーチャンプルーの作り方を教えてもらって以来、キッチンに欠かせないものになりました。余ったら食べやすくカットしてから冷凍しておいて、ナポリタンやオムレツに入れるなど、ベーコンやソーセージのような感覚で使っています。
そんなポークは加熱済みなので、調理しやすいのもうれしいところ。ということで今回は、ポークとみそのうま味で野菜を美味しく食べるみそ汁を、電子レンジで1人分サクッと作ります。レンチン調理で肉を使うのは火の通りが気になる、という方にもおすすめです。
野菜はカット野菜を使えば包丁いらずでOK。みそ汁にするとカサが減るので、1食分の野菜120g(※)を食べられますよ。
ちなみに沖縄では、具沢山のみそ汁がメイン料理になる「みそ汁定食」も定番の食べ方です。ここでもご飯、焼いたポーク、卵焼きを添えて「ランチョンミートみそ汁定食」にしてみました。
※厚生労働省「健康日本21(第三次)」より、成人1日の野菜摂取量の目標値350g以上の約1/3
北嶋佳奈の「レンジでランチョンミートみそ汁」
【材料】(1人分)
- ポークランチョンミート 50g
- カット野菜ミックス(炒め用、鍋用などお好みのもので) 120g
- 水 200ml
- 和風だしの素(顆粒) 小さじ1/3
- みそ 大さじ1/2
- 温かいご飯、卵(卵焼き用)、付け合わせの野菜(ミニトマトなど) お好みで
作り方
1. ポークランチョンミートを7~8mmの棒状に切る。
うま味が出やすいように細く切ります。
2. 耐熱ボウルにカット野菜を入れ、
切ったポークランチョンミート、水、和風だしの素を加える。すき間をあけてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)でまずは5分加熱する。
5分加熱したものがこちら。野菜がまだかたければ、様子を見ながら追加で30秒程度加熱してください。カサが減って食べやすくなります。
3. みそを溶いて、今度はラップをかけずに、電子レンジでさらに20秒ほど温める。
4. 器に注いでできあがり。
今回は残ったポークランチョンミートを適量スライスしてフライパンで両面カリッと焼き、ポークランチョンミートからしみ出た油で卵も焼き、温かいご飯と一緒にみそ汁に添えてみました。
沖縄気分の1人メシ「ランチョンミートみそ汁定食」
ポークと野菜のうま味がギュッと詰まったみそ汁の完成です! 今回はキャベツ入りのカット野菜ミックスを使ったので、汁をすするとキャベツの甘みもじんわり口の中に広がります。ポークの脂のコクとみその風味もよく合いますね。
みそ汁でご飯をひと口、カリッと焼いたポークでまたひと口、卵焼きでもうひと口……。あっという間に完食してしまいました。
卵といえば、このみそ汁に卵を落とした「ポーク卵みそ汁」もいいですね。その場合は、工程3でみそを溶いたあとに卵を落とし、破裂防止で黄身に爪楊枝などで3~4ヵ所穴をあけ、ふんわりとラップをかけて1分~1分半加熱。半熟卵入りのみそ汁が楽しめますので、こちらもぜひおためしください。
作った人:北嶋佳奈
管理栄養士、フードコーディネーター。大学卒業後、飲食店勤務やフードコーディネーターアシスタントを経験し、独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動中。『小さなおかず365』(永岡書店)、『旬の野菜をもっとおいしく!デパ地下みたいな ごちそうサラダ』(宝島社)など著書多数。最新刊『一品で大満足!デパ地下みたいなごちそうサンドイッチ』(宝島社)は累計30万部越えのデパ地下シリーズ最新刊で、定番サンドから見た目も味も楽しいサンド、スープにサイドメニューレシピと全139レシピ掲載のボリュームある1冊。
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