
たまのごちそうは焼き肉、スペシャルな日はステーキ、スーパーでは牛細切れ肉、ラーメンで好きな具材はチャーシュー。
10代・20代と「たんぱく質といえば肉」として日々過ごしてきました。
けれども30歳を超えたあたりから、多くの人と同じように肉が少し重く感じるようになり、魚っておいしいな……としみじみ思うように。
一人旅が趣味なのですが、魚がおいしそうな場所を目当てに行き先を決めるほど魚好きになりました。
スーパーでも魚を買うことがぐっと増えたのですが、中でも干物は、長持ちするしうま味はたっぷりだし日本酒と合うしで、晩酌のお供にちょうどいい。
今回は、そんな干物欲を存分に満たしてくれるお店「ひもの野郎 南船場店」をご紹介します。
灰干とはなんぞや

「ひもの野郎」は大阪市内に4店舗(2017年11月で5店舗)あり、今回は南船場のお店にお邪魔しました。

1階はシンプルにカウンターだけで一人客にもうれしい仕様。

「ひもの野郎」で提供している干物は、灰干という特殊な製法で仕上げられたもの。
一般的な干物は魚の水分を取るべく風や太陽にさらしてしっかりと乾燥させるのが特徴。一方灰干は、灰を用いてゆっくりと乾燥させていくので、干物独特の固さを軽減して脂を含みながらふっくらと仕上がります。
「ひもの野郎」の灰干は、紀州備長炭を使用しているのだそう。

生魚かな? と思えるほどやわらかな身を、強火で焼いていきます。

脂が適度に残っているのでジューシーに焼き上がるのだそう。時折じゅわっと火が立ち上っていて食欲がそそられます。

できたー!
うまい……うまいぞ灰干……

▲さば灰干 745円
まずは最も評判のさばをいただきましょう。
しかしこの黄金色よ。
「いただきます」

たしかに一般的な干物の固さとは違い、焼き魚のようなジューシーさ。
脂がほどよくのっていながら、干した魚ならではのうま味もしっかりと感じられ、焼き魚と干物のいいとこ取りといったところ。これは間違いない。

▲「灰干は普通の干物と全然違いますよ。食べた瞬間にわかります」と店長の小西さん

で、もちろん……

コレですわ。
日本酒・常山(一合)961円。
くぅー。やっぱり干物には辛口の日本酒が合いますな。つくづくうまい!

魚をアテに日本酒を飲むお客さんも多いそうで、日本酒は常時20種類ほどをラインアップ。なんだ「浪花のええ男」って。気になりすぎる。

卓上には醤油とポン酢が用意されていて、好きなようにかけて食べられます。
干物にポン酢という発想が今までなかったのですが、なかなかどうして、さっぱりとしてじつにおいしい。今後家でもポン酢をかけて食べよう……。

▲さけ灰干 745円
さけの干物ってまた珍しいなと思って頼んでみたのですが、かなりふっくらしていて驚きました。ふっくらしながらうま味はものすごいという。

そしてこの皮が、たまらないおいしさ!
めちゃくちゃ香ばしく焼き上がっていて、パリッという歯触りもじつに小気味良いのです。
この皮、何枚でも食べたい。
なんなら、この皮のためにさけを食べるといっても過言ではないぐらい、めちゃめちゃおいしいです。
おすすめの一品メニューはこちら。

▲ポテトサラダのチーズ焼き 324円
ポテトサラダにチーズをかけて焼くという、いたってシンプルなメニューなのですが、自家製のポテサラがまずおいしいですし、チーズとの相性も抜群。
しっかりお腹にもたまって満足度も高いです。
2017年11月には、大阪市・大正区にも新店舗がオープンするそう。
いやはや、これは流行るのもわかります。染みるうまさだった。お酒ともども堪能いたしました。
ごちそうさまでした!!

ちなみにこちらのお店、土日祝は500円でランチが食べられるのです。やさしいね。

さらにご飯おかわり自由! ありがたいね。

2階にはテーブル席もあるので、数人で訪れてもゆっくりできますよ。
お店情報
ひもの野郎 南船場店
住所:大阪府大阪市中央区博労町3-3-12 1F
電話番号:06-7896-7033
営業時間:11:00〜24:00
定休日:祝日



